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エッセイ

カツ丼わしづかみ食いの法則

「カツ丼」をわしづかみにして食べるということになると、熱くて手がやけどするのではないかと思ったのだが、左手でわしづかみにしてつかんだままガシガシと食べるさまを描いている。それを法則にしたものを本書のタイトルにしている。 その法則でもって、人生における喜びから、時事的なことにかけて、がっつきながら評論を行うエッセイ集が本書である。時事的なこと、身の回りのことのバランスがどれくらいあるのかと言うと、後 […]

最初のオトコはたたき台

オトコを使って何の「たたき台」をするのか気になって本書を手に取ったのだが、そもそも女性を磨くため、あるいは恋愛のための「たたき台」という意味合いであるのかもしれない。 「かもしれない」と表記した理由として、本書の中にはその「たたき台」と表記しているワケではなく、むしろ著者の紡ぐエッセイの中にある行間を見てどれが「たたき台」になっているのかを読み取るほかないためである。 ちなみに本書はどのようなモノ […]

さよならは小さい声で

3月は「別れ」の時期である。この時期に卒業式を開催し、最上級生はそれぞれの道を歩むべく別れる。その別れの挨拶としてあるのが「さよなら」である。もっとも「別れ」は卒業式に限らず、様々なところである。人生が「一期一会」という言葉があるように。 本書はその別れの言葉を基軸にしたエッセイ集である。日常から夢、お金の使い方、朝食や育児、しつけや家事全般、人間関係などを取り上げつつ、著者本人が体験した様々な別 […]

フォトグラフール

「フォトグラフ(写真)」と「フール」を合わせた造語が本書のタイトルとなっている。その中でも「フール」は直訳すると「馬鹿」と書くのだが、本書の内容からすると「嘘」と言う意味合いも持っている。「写真」と言うとありのままの姿を映し出すように見えるのだが、どうもその「嘘」と呼べるような姿も映し出してしまう。また写真には「コラ」、いわゆる「コラージュ」と言う「嘘」で塗り固めることができる。 そのことを考える […]

60歳、生きかた下手でもいいじゃない

実をいうと郷里にいる私の母が還暦を迎えた。もうじき父も還暦を迎えるのだが、その還暦を迎えたらどうなるのか、それは両親の考えの中にあるとしか言いようがないのかもしれない。ちなみに私はその還暦の半分の齢であるが、これから30年後に還暦を迎えたらどう生きたら良いのか、正直言ってまだわからないし、もし還暦を迎えたとしても「実感がない」というような感じになる。 そこで本書である。著者はすでに還暦を迎えたノン […]

86歳ブロガーの 毎日がハッピー 毎日が宝物

私自身、ブログをやり始めてもうそろそろ10年経つ。最初の2年間はすでに削除をしてしまったので、残ってはいないものの、そのほとんどは書評を書き続けていた。しかし書評をしたことによって、「書評家」になれたし、もちろんブログについての可能性があるため、ドンドン続けていく所存である。 私事はさておき、本書は82歳という年齢でブログをスタートし、現在もブログを続けていらっしゃる方の記事を綴っている。もちろん […]

そんなに、変わった?

当ブログでは、もうお決まりとなっているのかも知れないが、時代が変わると共に、人々の生き方も変わってくる。そのため本書のタイトルにある「変わった?」と名付けられているのではないかと推測できる。 ちなみに本書は週刊現代にて2012年5月から2013年4月まで掲載されたエッセイを1冊にまとめたものである。取り上げられているトピックスには「ノマド」「就活」といったビジネスものもあれば、「婚活」といった結婚 […]

生きるとは、自分の物語をつくること

自分自身「生きること」で悩むことが多い。その「生きる」とは何なのか、それは全くと言っても良いほどわからないことがある。しかし本書は「自分の物語をつくる」ことにあるという。確かに様々な自伝が存在しており、それらがあたかも「物語」のごとく書かれているため、そういえるのかもしれない。しかしそれはなぜ名付けられたのか、そのメカニズムについて対談形式で取り上げている。 Ⅰ.「魂のあるところ」 「魂」と言う言 […]

考えすぎ人間へ―ラクに行動できないあなたのために

「考える」事が重宝される中で「考えすぎてしまう」人もいる。中には考え込んでしまい、心の病に冒される人も少なくない。そもそもどうして「考えすぎてしまうのか」、そして「考えすぎないように生きる」ためにはどうしたら良いのか。本書は今から18年前に逝去した作家・遠藤周作が生き方について説いている。なお、本書は元々1990年に書かれたエッセイを復刻した一冊で在る。 1.「アイツにはないがオレにはある」 本章 […]

デカい女

本書の著者であるオオタスセリ氏は身長176cmあるという。176cmというと、公式身長174cmの和田アキ子氏よりも2cm高く、ある種女巨人役に適しているのかも知れない。(動画は一例として和田アキ子を取り上げている) 戯言はそこまでにしておいて、本書の著差オオタスセリ氏は現在お笑いタレント兼シンガーソングライターとして活躍しているが、本人の意向もあり、TVではなく、あくまでライブ活動を中心にしてい […]