短編集

書評

kaze no tanbun 特別ではない一日

本書は「短文集シリーズ」とある。実際に観てみると小説のようなやりとりもあれば、最近のニュースや日常などのエッセイもある。「短文集」とひとえにいっても、小説チックに描くようなこともあれば、エッセイチックに描くようなこともある。 本書のタイトル...
書評

午前三時のサヨナラ・ゲーム

人間関係の在り方はある種「万華鏡」のように移ろう。しかしその移ろいのなかでミステリーになるような要素もあれば、コメディになるような要素もある。その万華鏡のような人間模様を連作として取り上げている短編集が本書である。 もっともその連作は、タイ...
書評

桜疎水

京都は歴史的建造物が数多くあり、日本を形成づけた史跡が数多くあるところでも有名である。それ故か多くの観光客が押し寄せる所としても有名である。その京都が舞台となるミステリー作品6編の短編集が本書である。 今日との様々なスポットを舞台に事件が起...
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書評

消えていく日に

私自身、独身であるため、1人でいる時間はけっこうある。もっとも結婚をしたとしてもできる限り1人でいる時間をつくることをめざしている。1人の時間は寂しいように見えて、自分自身で楽しめるようなもの・こともたくさんできたことにより、1人だけでも寂...
書評

竜宮城と七夕さま

本日7月7日は七夕である。織姫と彦星がまさに出会うようなロマンティックな一日であるのだが、織姫も彦星も恥ずかしがり屋なのか、ほぼ毎年雨が降る。しかし例外はあり、数年~十数年に一度は晴れることがあり、時として天の川がキレイに映ることがあり、七...
書評

海の乙女の惜しみなさ

本書は短編集であり、表題を含めて5編収録されている。その5編は舞台も境遇も異なるとは言えど、共通している部分として「どん底」という言葉がある。その「どん底」が海にもそれぞれあるのだが、そこが深い所を意味している所から「海」を連想できる。 ち...
書評

産む、産まない、産めない

出産は女性にとっては一大事のことである。もっとも結婚するとそれの選択肢が迫られることも往々にしてある。もっとも少子化が進んでおり、なおかつ世代を残すための重要なことであるのだが、子どもを産みたいと考えている女性もいれば、自分の意志で産まない...
書評

駐在日記

警察の「駐在」というとミステリーのようなイメージを持ってしまうのだが、本書は決してそうではなく、駐在警官と地域住民との暖かな関わりを描いた物語である。 短編集ではあるのだが、連作であり、駐在警官が様々な人と触れ合うことによって、多かれ少なか...
書評

ショートショート・BAR

私自身書評で小説を取り上げることがあるのだが、実際に10年以上経っても小説を評することは苦手である。書評家の多くは小説を主軸としている人がほとんどであり、小説以外を得意としている人はごく限られているのかもしれない。 それはさておき、小説は苦...
書評

ヴィオレッタの尖骨

本書は短編集と言うべきか、中編集というべきか悩むところである。短編集であれば20ページくらいを1編としているのだが、本書は30~40ページを1編としているため、中編というにしても、ページ数が少ない。 それはさておき、本書は恋愛小説であるのだ...
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