戯曲・詩 ひとりが好きなあなたへ2 昨日の書評で「孤立」と「孤独」の違いを取り上げた。もっとも孤独にしてもネガティブな印象がある一方で、沈思黙考をはじめ、孤独でいることのメリットを取り上げる本はいくつかある。 本書もその一つである。ちなみに本書は11年前に出版された詩集の続編... 2022.10.19 戯曲・詩書評
戯曲・詩 この約束のあとで 本書の著者は詩をしたため続けて20年であり、本書は3冊目の詩集である。変わりゆく時代や日常の変化、さらには最新技術への思い、さらには必ずやってくる「老い」と「病」と言った所がひしひしと伝わっていく。 著者自身、18歳からずっと「線維筋痛症(... 2021.12.26 戯曲・詩書評
戯曲・詩 BIRTH×SCRAP 本書は2つの戯曲を取り上げている。しかもその戯曲は2編とも、著者が主宰する「劇団温泉ドラゴン」にて上演され、特にBIRTHは2015年に韓国の演劇祭に出展され、戯曲賞受賞を受けるなど、評価は高い。 さて本書で取り上げている2つの戯曲はどちら... 2020.09.08 戯曲・詩書評
戯曲・詩 オーケストラ ー世界の町で楽団員をさがそう! オーケストラというと様々な楽器で編成される。その楽器の奏者は数多くおり、曲によっては少なくて済むのもあれば、多種多様の楽器を使うことさえもある。よくオーケストラに使われる楽器について本書は絵本であるのだが、取り上げられている。 ちなみに本書... 2018.11.12 戯曲・詩書評
戯曲・詩 シルバー川柳8 書き込んだ予定はすべて診察日 川柳は5・7・5にてつくる事ができるのだが、俳句と異なる点としては季語は入れるという制約がないことにある。そのため自由の度合いが高く、喜怒哀楽の状況を面白おかしくしたためることができるのも川柳である。 本書における「シルバー川柳」は全国有料... 2018.10.07 戯曲・詩書評
戯曲・詩 穂村弘の、こんなところで。 歌人・穂村弘はどのような関わりを持っていたのか、そしてどのような対談を行ったのか、様々なジャンルの人41人が対談を通じて解き明かしている。 本書は月刊「花椿」と呼ばれる資生堂が発行している対談集であるのだが、なぜ歌人が対談を行っているのか、... 2017.11.14 戯曲・詩書評
戯曲・詩 史上最高に面白いファウスト ゲーテの名作の一つに「ファウスト」という戯曲がある。表向きとしては教養人ファウストの努力の物語というのだが、錬金術から黒魔術、さらにはその知性を得るために悪魔とも契約し、欲望の赴くままに動くといった作品である。構想60年を経て作り出された戯... 2017.04.02 戯曲・詩書評
戯曲・詩 エンジョイ・アワー・フリータイム 本書は小説というよりも「戯曲」と呼ばれる一冊である。戯曲というとドラマや演劇の台本のように描かれていることが多いのだが、本書は演劇の中でも現在の日本の労働環境を映し出しているような作品である。どのような作品なのかというと派遣社員やファミレス... 2016.11.20 戯曲・詩書評
戯曲・詩 戦地で生きる支えとなった115通の恋文 大東亜戦争の時代、その時に故郷と戦地とで通信できる手段として「手紙」があった。その手紙には家族、兄弟、親友、戦友、そして恋人へと宛てた手紙がある。その中でも本書は「恋文」と呼ばれる115通もの恋文を春夏秋冬に分けて紹介している。戦地のこと、... 2016.10.19 戯曲・詩書評
戯曲・詩 詩の寺子屋 学校の国語の授業などで「詩」を読むことがある方も多いようだが、実際に「詩」はどうやって書いたら良いのかわからない方も多いことだろう。しかし著者に言わせたら、 「詩を書くことは、難しいことではありません」(p.iiiより) なのだという。ある... 2016.01.13 戯曲・詩書評