CATEGORY

地理

日本一の桜

春は桜の季節である。関東のソメイヨシノはもうすっかり見頃を終えてしまったのだが、北海道のソメイヨシノやエゾヤマザクラはこれから開花・満開を迎える時期である。 本書は全国津々浦々の「桜」を紹介した一冊である。公園の半分以上が桜で占められている弘前公園の桜。樹齢200年以上の「山高神代桜」、そして数多くの桜の名所も紹介している。 日本一の桜 (講談社現代新書) posted with ヨメレバ 丸谷 […]

池袋チャイナタウン

「チャイナタウン」というと横浜の石川町を連想させる。そこには「横浜中華街」があり、中国人も数多くいる場所でも知られている。 しかし「チャイナタウン」は他にもあり、石川町以上に大規模な場所があった。 その場所は「池袋」である。あまり馴染みの薄いような印象を受けるが、昔から中国人の多かった石川町と比べ、池袋は最近急成長してきた「チャイナタウン」である。本書では「新華僑」と表記されている。具体的には池袋 […]

野球(ベースボール)の街ニューヨーク

野球の街というと日本でも様々なところが存在し、アメリカでも本拠地のあるところは軒並み「野球の街」といわれる。今回紹介するのはヤンキースやメッツなどを本拠地に置いているニューヨークが舞台である。とりわけヤンキースはワールドシリーズを1998年〜2000年まで3連覇を達成したことのある名門として知られる。 野球が盛んであり、アメリカ経済の大動脈を担うウォール街、さらにはミュージカルの中心地と言えるブロ […]

幻の北海道殖民軌道を訪ねる―還暦サラリーマン北の大地でペダルを漕ぐ

「殖民軌道」という言葉はご存じだろうか。 北海道は江戸時代の後期、当時「蝦夷」と呼ばれていたとき、開拓のために敷設された特殊な交通機関、「鉄道もどき」とも呼ばれたものである。その「殖民軌道」は昭和47年に姿を消し、今やそれを知るものはごくわずかになってしまった。本書は還暦を迎えたサラリーマンが自転車のペダルを漕ぎながらかつて存在した「殖民軌道」を観て回るというものである。本書を観る限りでは釧路や根 […]

坂本龍馬 ゆかりの地を歩く

株式会社イー・プランニング 須賀様より献本御礼。 いよいよ来年から大河ドラマで「龍馬伝」が始まる。福山雅治が主演ということで、歴女ブームも相まって女性ファンにとっては釘付けとなることであろう。 坂本龍馬の生涯は輝かしいものであったのだが、現在の日本にどのような影響を及ぼしているのかはまだ不明なところも多い。 その話は今回置いといて、本書は坂本龍馬の生涯を高知・江戸・長崎などをスポットを紹介しながら […]

愉楽の銀座酒場

私たちの世代は、酒に弱いと聞くが、私はそう思わない。社会人であっても、仲間内、もしくは気の合う仲間たちで在れば様々な酒を飲むことができる。 酒の飲み方一つでは大学生と社会人とで相違はあるが、個人的な嗜好によっても酒飲みのスタイルは違ってくる。また酒を飲むスポットも様々なところがあり、いくところ一つで、性格などで変わってくる。本書は銀座を舞台にしているが、銀座というと高級感が漂い、近づきが退院章があ […]

自転車でめぐる東京・江戸ガイド 「地元民」も太鼓判の24コース ママチャリでGO!

株式会社イー・プランニング 須賀様より献本御礼。 日本の首都ともいわれる東京には江戸時代から、あるいはそれ以前からの歴史が残されている。特に江戸情緒や歴史を探訪するのは私はおもしろいと思う。民俗学や歴史学についての文献をよく読んでいるため、なおさらそう思ってしまう。 さて本書は自転車で巡る江戸・東京のルートを紹介している。自転車というと経済評論家の勝間和代はよほどの事情がない限り、都内の移動は自転 […]

ニッポンの山「解体新書」

日本は「環太平洋造山帯」にあるため、数多くの山が存在する。高さで最高峰の富士山をはじめ、山脈や活火山といった山々があり、「山開き」となるとハイキングなどレジャー目的で山登りということもあるだろう。時期もようやく秋に近付くとそういうシーズンになり、山菜採りを目的に登山をするという人も出てくる。 本書はまさに「山」について徹底的に分析を行いつつも、日本の「山」の魅力を「山」について知り尽くし、自らも数 […]

奇跡を起こした村のはなし

昨今の地域格差により、街の至る所で「シャッター街」というのができている。「シャッター街」というのはかつて商店街で賑わいを見せていたのだが、急速な過疎化、地域住民の老齢化に伴い閉店が続出したことによってできてきた。私の地元の旭川市でもちらほら出あるがシャッターが下ろされているところが出始めた。また大学時代住んでいた小樽でもある商店街では文字通り「シャッター街」となってしまった所もある。この光景を見る […]

人は何を旅してきたか

「旅」というと自分自身憧れを感じることがある。 行ってみたいところがあるとすると、 ・野山獄跡、松下村塾(山口県萩市) ・殉国七士廟(愛知県) ・知覧特攻平和会館(鹿児島県) 他にもいろいろあるが、時期が来れば旅をしようと考えている(その前にブログをどうしようかというのも考えていないが)。 さて本書は専修大学人文科学研究所創立40周年を記念して5日10講演の中から選りすぐりの講演を取り上げているモ […]