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地理

江戸東京野菜の物語

日本の食糧自給率は38%(カロリーベース、2019年現在)で、そのうち東京における食糧自給率は長年1%と全都道府県中最下位である。そもそも東京には農業を行っているかという疑いの目もあるのだが、東京西部をはじめ、本書では江戸野菜、東京野菜を復興させるための動きもある。その動きはどのようにして変化していったのか、本書ではそのことについて取り上げている。 第1章「失われた野菜を探して―発見の物語」 実は […]

台湾物語―「麗しの島」の過去・現在・未来

日本にほど近く、さらには親近感としても「近しい」国として知られる台湾。近頃は新型コロナウイルスの影響もあり、なかなか難しいのだが、旅行先として人気がある。実際に旅行のガイドブックでも台湾を中心としたものがいくつもあるほどである。 しかしそのガイドブックには載っていないような歴史や地名なども数多くある。本書は知られざる台湾にまつわる「物語」を7つ紐解いている。 第一章「北と南の物語」 「台湾」と言っ […]

京都異界紀行

歴史的な場所として知られる京都、かつては首都機能があり、なおかつ皇居も京都にあった。歴史のなかでは長らく日本の中心地となっていた京の都、通称京都は、実を言うと「異界」と呼ばれる場所であるのだという。その「異界」と呼ばれている所以とスポットについて取り上げたのが本書である。 第一章「大社の表の顔と摂社・末社が抱える裏の顔」 「大社」と言うと簡単に言えば神社のことを表している。本書は数ある神社を取り上 […]

鉄道でゆく凸凹地形の旅

日本の地形は狭い国土の中でも変化に富んでおり、なおかつ交通機関を使うと、地形の違いを愉しむことができる。鉄道もその例外に漏れず、全国津々浦々の地形を愉しむことができる。そのうち「凸凹(でこぼこ)」と呼ばれるほどの地形にも特徴があり、列車に乗ってみるとどのような感覚になるのか、本書では実際に乗車してみて感じた事を取り上げている。 第1章「ひと味違う「山の地形」が望める車窓」 雄大な山々を眺められるの […]

思い立ったが絶景 世界168名所を旅してわかったリアルベスト

歌舞伎「楼門五三桐(さんもんごさんのきり)」にて石川五右衛門が南禅寺三門の満開の桜を見て「あ~絶景かな~絶景かな~」と声高に放つシーンがある。 (※上記動画の4:53あたり) そのシーンと関連付けられないのだが、思わずきれいな風景、いわゆる「絶景」を見てしまうと思わず見とれ、さらに思わず冒頭の石川五右衛門の科白を出さずにいられなくなるときもある。日本にも「絶景」と呼ばれるスポットは数多く存在するの […]

あきれた紳士の国イギリス

イギリスは、今年の1月31日をもってEU(欧州連合)を離脱した。これはヨーロッパの汎用化に反対したイギリスが国民投票を通じて離脱したのだが、経緯や核心については複雑なため、ここでは割愛する。 イギリスというとイメージとして「紳士の国」が強いのだが、実際にそうなのだろうか、ちょ写真が2011年から2016年までの5年間イギリスに在住して体感したことを綴りながら「紳士の国」の像に疑問を呈している。 第 […]

娼婦たちは見た イラク、ネパール、中国、韓国

売春をするところは世界中探してみるといくつか見つかる。もちろんそれを中心にした場所はいくつかあり、日本でも東京の吉原や川崎の堀之内など数多くある。本書は特に海外における売春の実状を追った一冊であるのだが、特にアジアの娼婦たちが中心となっている。 第一章「戦争とテロとポルノ―イラク」 2003年に「イラク戦争」が勃発し、今となってはISILのテロが続発している。その続発している中で慰安を目的とした娼 […]

山手線圏内 蔵めぐり散歩ガイド

当ブログは「蔵前トラック」であるのだが、自己紹介でも書いたのだが、元々は落語の演目であるが、もっともとを正せば、東京の「蔵前」に因んでいる。実際に蔵前は東京都台東区に存在しており、江戸時代には「浅草御蔵」という米の蔵が集中してつくられたことにある。 もっとも蔵前のみならず東京には様々な「蔵」が存在すると言う.本書はその中でも中心部にある山手線圏内の蔵を紹介している。 1章「都心の蔵の特徴と魅力」 […]

ドライブイン探訪

日本にも「ドライブイン」がある。私の家の近くにもレストランやファーストフード店のそれがある。ドライブインというとハイウェイなどの高速道路の中にあるイメージが持たれるのだが、実際には一般道にもドライブインがある。津々浦々にあるドライブインはどのような存在で役割を担っているのか、様々なドライブインの探訪を通して見いだしている。 Ⅰ.「ハイウェイ時代」 九州や東海道、さらには四国や関西などの遠距離で移動 […]

泣かない一人旅 – はじめてでも失敗しない、 最高に楽しい –

私自身一人旅をしたい時分であるのだが、仕事の関係からなかなかできない部分がある。そのため旅にたいするあこがれがある一方で、そのあこがれから実行が難しいと言うほかない状況にある。 私事はさておき、一人旅には成功と失敗は付き物である。その失敗にあってしまい一人で泣いてしまうこともあるかもしれない。それを避けるために失敗しない、楽しい一人旅の方法について伝授しているのが本書である。 第1章「“泣かない一 […]