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地理

世界の海へ,シャチを追え!

シャチは「海の王者」と言われ、猛獣の一匹として挙げられることがある。シャチは世界に点在しているのだが、その中でもカナダやアラスカなどの北部の国々を中心にしている。そのシャチにも物語がある。様々な国のシャチの物語と素顔を求めて本書でもって世界中を旅している。 第1章「おばあさんシャチとその家族―カナダの海から」 アメリカ大陸西海岸、カナダの西部にあるジョンストン海峡にいるシャチを追っている。そのシャ […]

カラー版 最後の辺境―極北の森林、アフリカの氷河

世界の中には不思議と呼ばれるような場所や文化がある。もっとも場所によっては「秘境」と呼ばれるような場所がいくつも存在する。その中でも著者が1979年~2003年とおおよそ四半世紀にわたって触れてきた秘境を8カ所に分けて取り上げている。 第1章「地図の空白部を歩く カラコルムの五大氷河<1979年>」 インダス川の源流部にある「カラコルム」には秘境が数多くある。もっとも山脈や渓谷となるものがあるのだ […]

カラー版 パタゴニアを行く

南アメリカ大陸の中で南緯40度付近にある地域であり、ちょうどチリとアルゼンチンに跨がる地域であり、アンデス山脈やホーン岬まで含まれる広い地域である。この地域は海・山もあればスコールのある地域もあれば、砂漠も存在する。日本にあるようなモンスーンも存在しており、春夏秋冬の味わうことのできる地域でもある。その地域は東西南北それぞれあるのだが、いったいどのような特色があるのか風景・スポットの写真とともに取 […]

いんでないかい!!北海道

「いんでないかい」は北海道弁で「良いんじゃないか?」と呼ばれ、ある意味でこれくらいやったら大丈夫というような意味である。よく言えばおおらか、悪く言えば大雑把なような印象を持ってしまう。もっとも食品偽装事件もそういった言葉あるのではという指摘を持ってしまう。 もっとも北海道には自然・言葉など様々な角度から楽しむことができる。そもそも北海道はどのように楽しんだよいのか、そのことを取り上げている。 第一 […]

川と国土の危機――水害と社会

10月は台風が接近したり、上陸したりとあったのだが、その中でも水害に遭うようなことがあった。台風や豪雨による水害はもはや毎年のようにあるようなものとも言える。豪雨対策として治水と言ったことも挙げられるのだが、その治水の許容範囲を上回るような豪雨や水害があるため、もはやイタチごっことも言えるような事象になっている。水害といかにして付き合うのか、そして水害に対して社会はどのように対応すべきなのか、その […]

奇跡の村 地方は「人」で再生する

地方には限界集落と呼ばれるような所がある。しかし所によっては「奇跡」と呼ばれるような村も存在する。その村々はなぜ「奇跡」と呼ばれるようになったのか、そこには「人」が媒介としている。その「人」とはどのような人かそれを取り上げている。 第一章「奇跡の村「下篠村」」 日本の出生率は回復傾向にあるのだが、まだまだ低い状況にある。しかしこの下篠村は全国でも有数の出生率の高さ、そして若者たちの「Iターン」の受 […]

データ比較「住みにくい県」には理由がある

日本には47もの都道府県があり、それぞれの文化が根付いている。その根付いている中には廃藩置県以前の「国」と呼ばれていた地域の歴史が挙げられる。その歴史で以て住みやすさや住みにくさが定義づけられているのかも知れないのだが、本書ではあくまでデータを元にして比較しながら生活・教育・治安など「住みやすい」「住みにくい」県はどこなのかを列挙している。 第一章「日本人の所得配分はこうなっている!」 東京を中心 […]

地域の足を支える コミュニティーバス・デマンド交通

地域の足として役立つ交通手段としてバスがある。もちろん路線バスもあるのだが、地域住民の足として根ざしながらもコミュニティーとして成している。しかしコミュニティーバスは地上によって様々な課題があり、なおかつ、バスを廃止してしまった現状がある。その現状と対策について取り上げているのが本書である。 第Ⅰ部「コミュニティーバスの誕生と「ムーバス」の成功」 コミュニティーバスはよくある路線バスとは異なり、安 […]

五反田駅はなぜあんなに高いところにあるのか

五反田駅を利用したことは今でこそほとんどないのだが、かつて大学生の時就職活動をしていたとき、頻繁に利用したことがある。もっとも大学は北海道であるため就職活動のために時々東京に来ることがあり、その際に五反田駅は利便性があったため、利用頻度が高かったと言えるかも知れない。かれこれ10年前の話であるのだが、その時から五反田駅は高架化しており、高いところにあると言える。 そもそも五反田駅はなぜ高いところに […]

「奇跡の自然」の守りかた―三浦半島・小網代の谷から

私自身も神奈川県に住んでいるのだが、その中にはマグロや牛肉の名産地である三浦半島がある。その半島は自然豊かであるのだが、その中でも「小網代(こあじろ)」と呼ばれる場所は自然の中でも「奇跡」と呼ばれる「谷」があるという。その発見と観光名所、そして自然保護の場所として扱われるまでのあらましを取り上げているのが本書である。 第1章「奇跡の流域「小網代」を発見! 1983~87」 様々な自然を追って、津々 […]