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地理

世界の「富士山」

富士山と言えば日本で最も標高の高い山だけではなく「霊峰」として崇められる存在である。しかも登山スポットとしても大いに認知されており、外国人登山者も多いという。あまりに富士山が有名なためか、それともその名に似た山が多いのか、日本各地、さらには世界各地に「富士」と名のつく山があるという。本書はその山々について紹介している。 第1章「望郷の富士山」 ちなみに本書は世界各地の「富士」を取り上げているだけで […]

郊外はこれからどうなる? – 東京住宅地開発秘話

「郊外」はどこにでもあり、数多くの住宅が並んでいる。実際にヘッドタウンとしての「郊外」は人口を確保するために重要な場所としてあるのだが、そもそも郊外はどのようにできて、これからどのような未来をたどっていったのか、本書は東京の郊外にフォーカスを当て、文化と人口との関連性についても言及している。 第1章「第四山の手論」 「山の手」というと、高級感のあるイメージを持たれるのだが、実際東京は坂の多い街であ […]

東京スカイツリー論

2012年に竣工し、オープンしたのが押上にある「東京スカイツリー」である。高さ634メートルに及ぶタワーには、観光名所として知られるだけではなく、なおかつ放送において最も重要な役割を担う箇所として知られる。そのスカイツリーは日本として、そして世界としてどのような存在となるのか。本書は「インフラ」「タウン」「コミュニケーション」など様々な角度の立ち位置について取り上げている。 第1章「インフラ編/東 […]

東京駅「100年のナゾ」を歩く – 図で愉しむ「迷宮」の魅力

最近は東京駅に行くこと自体無くなったものの、仕事の関係から東京駅に足を運ぶことは何度もあった。特に2012年には東京駅の復原工事が終わり、10月1日に全面再開業となった。また2014年には東京駅が開駅100周年という節目を迎えた。 私が初めて東京駅を利用したのは今から8年前の話、ちょうど就職活動真っただ中の時である。その時東京駅周辺では工事の最中であったことを記憶している。その際に東京駅には丸の内 […]

呑めば、都―居酒屋の東京

「住めば都」を捩っているタイトルだが、東京にはまさに居酒屋が多く、場所によって特色が異なる。本書は東京のありとあらゆる土地の居酒屋をめぐっているが、あまつさえ日本人でも興味深いのだが、本書は日本文学を専攻しているアメリカ人が自ら居酒屋をまわって取り上げているだけあって、日本人の知らない着眼点がある。 第一章「セーラー服とモツ焼き(溝口)」 「溝口」は駅名から「溝ノ口」と呼ぶこともあれば、地元では「 […]

イルカを食べちゃダメですか?~科学者の追い込み漁体験記

本書が出版されたのは2010年の7月、ちょうどドキュメンタリー映画「ザ・コーヴ(THE COVE)」が世界で公開されたのだが、国内外で賛否両論の意見が相次いだ。特に日本では伝統漁業をプロパガンダとして扱われていたことに非難をし、逆に賛同する意見としては「イルカ漁の現状について知る事ができる」という意見がある。しかし手法について「隠し撮り」や「盗撮」といったことが使われるなどその面でも批判がある。 […]

京都の路地裏~生粋の京都人が教えるひそかな愉しみ

「路地裏」というと、私の住んでいる鎌倉にもいくつか存在する。元々北海道に住んでいた私にとっては、「路地裏」がほとんどなく、「路地裏」ならではの文化も知らなかった。そのため鎌倉にすんでいる私に取っては、路地裏を見つけては散歩してみるというのも、鎌倉ならではの楽しみの一つである。 話は変わって本書は京都が舞台であるのだが、鎌倉以上に路地の魅力が多いと言える。本書はその魅力を伝えている。 第一章「京都の […]

吉原という異界

現在の吉原はソープランド街として有名であるのだが、江戸時代から大東亜戦争前までは花魁をはじめとした遊女たちが栄える郭街として知られた。もっとも落語や歌舞伎でも吉原を舞台にした作品は数多く収録されており、「吉原」の街は今も昔も有名である。しかし吉原はいつの頃にできて、どのような変遷をたどっていったのかは私自身わからない。本書は、吉原の歴史を紐解いている。 第一章「戦後の新都」 今でこそ吉原は東京都台 […]

なぜ、横浜中華街に人が集まるのか

京浜東北・根岸線の石川町駅を降りてすぐのところに「横浜中華街」がある。私自身も仕事・プライベートの両方で何度も足を踏み入れたことがあるのだが、横浜にいながら、まるで中国にいるような空間になる。そこにはもちろんコンビニもあるのだが、ほとんどの店員が中国人であるから、コンビニもまた中華街の雰囲気が浸透している。 中華街は、平日になると仕事でもサラリーマンで人が集まり、休日になると観光客で平日以上に人が […]

北朝鮮で考えたこと

北朝鮮というと、昨日か今日か分らないのだが、アントニオ猪木らが訪朝し、プロレス興業を開催するのだという。アントニオ猪木のプロレス興業というと、1995年の「平和の祭典(平和のための平壌国際体育・文化祝典)」以来19年ぶりの事である。1995年の時は約19万人を「動員」した。 「動員」と言う言葉に違和感があると思うが、当局から試合に来るよう19万人ほど命令されていたのでそう使っている。果たして今回は […]