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日本史

日本経済の心臓 証券市場誕生!

株式会社オトバンク 上田様より献本御礼。 今となってはタイトルのように「経済の心臓」としてある「証券取引所」。東京や大阪など様々な場所にあり、それを束ねるのが「日本取引所グループ」である。そのグループができあがった歴史はまさに近代の日本における「資本主義」や「経済」のあり方を示している。その歴史はいったいどのようなものか、その経緯を示している。 第1章「江戸期―証券取引の夜明け―」 江戸時代にも貨 […]

たばこの日本史・七話 伝来から専売制度の終焉まで

前々からタバコに対しての忌避感が強く、タバコに関する増税や規制、さらには禁止の声まで出始め、実際に規制や増税は行われている。もっともタバコを吸う方々にもマナーを伴う必要があるのだが、それを守ろうとすらしない一部の人々の影響が強いと言える。 もっともタバコの歴史は古く、文化や産業のそれを側面から彩ってきたと言っても過言ではない。その歴史はどのような物だったのか、伝来から現在に至るまでの歴史を7話にし […]

靖国の軍馬

靖國神社には数多くの戦死者が合祀されている。そのことを巡っての議論は絶えないのだが、祀られているのは何も人ばかりではない。軍馬もまた合祀されているのだという。その軍馬はどれくらい祀られ、なおかつどのような馬が祀られたのか、そのことを取り上げている。 第一章「靖國神社の軍馬慰霊像」 靖國神社に馬が祀られていることはあまり知られていない。それもそのはずであり、理由としては公にされておらず、なおかつ神社 […]

文部省の研究 「理想の日本人像」を求めた百五十年

今でこそ「文部科学省」であるのだが、かつては文部省と科学技術庁の2つに分かれていた。2001年の省庁再編に伴い、現在の省庁になった。しかしかつてからあった文部省の名残は存在する。その文部省は日本の政治形態ができはじめた1871年に設置された象徴であり、近代から現代に賭けての教育・思想を司ってきた省庁である。もちろん歴史と共に役割を変化してきたのだが、その変化はどのような物だったのか、それを研究した […]

享徳の乱 中世東国の「三十年戦争」

享徳の乱(きょうとくのらん)は1455年~1483年と長きにわたって起こった戦いであり、「三十年戦争」とも呼ばれた。もっとも室町時代の中期にあたり、応仁の乱が起こった時と同時期であり、戦国大名が出始めた時期とほぼ似ている。そのため「戦国時代到来の遠因」とまで言われるようになった。 そもそも享徳の乱はなぜ起こったのか、そしてなぜ30年にわたって続いたのか、そのことについて取り上げている。 第一章「管 […]

孫子が指揮する太平洋戦争

大東亜戦争は日本にとって敗戦となた一戦であったのだが、その歴史の中に「if」があるとしたらどうなるのか。そもそも歴史を学ぶにして「if」はタブーであるのだが、そのタブーを犯しても孫子の兵法ではどのような戦いになっていくのか、大東亜戦争の中で有名な戦いをシミュレーションしている。 第1章「真珠湾攻撃―兵は詭道(きどう)なり」 1941年12月8日に日本海軍のハワイの真珠湾沖で奇襲攻撃を行ったと言われ […]

商店街はいま必要なのか「日本型流通」の近現代史

商店街には様々な店が並ぶように見えているのだが、近年では地方の過疎化もあってか、「シャッター街」とも呼ばれるほど、閉店する店が並ぶようになり、寂れてきている。その一方で街おこしを行う所もあり、実際に成功したケースもある。 そこで考えるべきものとして「商店街」は必要なのかである。もっとも総合スーパーやショッピングセンター、さらには百貨店や通信販売などの形態も出てきているため商店街が必要ないように思え […]

反逆する華族―「消えた昭和史」を掘り起こす

元々日本には「華族」と呼ばれた人々がいた。もっとも「元貴族」や「元華族」と称して本を出すような方々もいるのだが、もっとも華族と言っても境遇は人それぞれであるのだが、その中でも共産党の運動に身を投じたり、体制に反逆したりすることがあった。そのような人々が選んだ理由とは何か、そのことを映し出している。 第一章「「転向」と「非転向」のあいだ―石田英一郎の場合」 華族だった人がどのように「転向」していった […]

ヒゲの日本近現代史

ヒゲと言うとダンディな印象を持たれる一方で、人によっては汚らしい対象として扱う人もいる。もっともヒゲ自体は人類が生まれた時から存在したともいわれているのだが、本書はあくまで日本近現代史として明治維新以降のヒゲのあり方について取り上げている。 第一章「明治時代におけるヒゲ大流行と権力性」 明治維新を経ると、様々なヒゲをはやす人が増えていった。もっとも明治天皇もまたヒゲをはやしている肖像画や写真がいく […]

居酒屋の戦後史

居酒屋と言うともはや酒好きの方々にとっては憩いの場でもあるのだが、近年は「飲み放題」というのが主流であり数時間の間で酒を飲みながら料理に舌鼓を打つといったことができる。しかし最近では酒規制が世界的に起こっており、飲み放題の文化も脅かそうとしている。 そこで少し考えておきたいのが、元々居酒屋はどのような歴史をたどっていったのか、そのことについて考えておく必要がある。日本に居酒屋の文化を根付いたのはい […]