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外国人

ハッブル 宇宙を広げた男

私自身本を読むときは色々あるのだが、夜になると結構はかどりやすい。最もそういった性質なのかどうかはわからないのだが、なんとも落ち着く時間とも言える。その落ち着く時間は夜空がキレイで星々も映る。特に冬の時期は空気が澄んでいて、星がはっきりと見える。 星といえばそれを観察する際に使うのが望遠鏡。その中でもとくに有名なものとしてはハッブル宇宙望遠鏡がある。その望遠鏡にある「ハッブル」は本書で取り上げる人 […]

花の男 シーボルト

日本における歴史の中で有名な外国人は少なくないが、江戸時代、それも開国前の中で最も有名な人物としてフィリップ・フランツ・フォン・シーボルトがいる。シーボルトと言えば医学・博物学者としても有名であり、日本においても様々な蘭学を伝え、さらに日本のことを海外に伝えた人物としても挙げられる。そのシーボルトが日本に伝えたものとして蘭学のみならず、「花」をはじめとした植物があるという。 第一部「特別な使命をお […]

ヴィクトリア女王―大英帝国の“戦う女王”

現在のイギリス女王であるエリザベス2世は今年の9月9日に、高祖母であるヴィクトリア女王が持っていた在位期間を抜き、イギリス史上最長の君主となった。また最高齢君主もすでに2007年にエリザベス2世女王が塗り替えたのだが、塗り替える前の君主もまたヴィクトリア女王である。 かつて史上最高齢で、なおかつ史上最長の在位期間を持っていたヴィクトリア女王は、その在位期間、俗に「ヴィクトリア朝」と呼ばれるほどイギ […]

ヒトラー演説 – 熱狂の真実

「独裁者」の象徴の一人として挙げられ、第二次世界大戦のきっかけの一人となったアドルフ・ヒトラー、ヒトラーの演説は政界に登場してから死ぬまで25年間で数多く行われ、本書はその演説を集めている。演説の場所・内容はさまざまであるが、表現やレトリックを探っていき、なぜその演説が当時のドイツの人々を熱狂させたか、本書はそのことについて取り上げている。 第一章「ビアホールに響く演説―1919~24」 ヒトラー […]

インドの科学者 頭脳大国への道

インドは90年代から2000年代にかけて「TI事業」を急成長させ、「IT大国」となった。人口も約12億人で中国に次いで世界第2位であり、世界最大の民主主義国家である。 そんなインドは多くの科学者たちを輩出した「頭脳大国」であるという一面を持っている。もちろんインドを「IT大国」にのし上げたのもまた「頭脳」である。インドにおける「頭脳大国」はいかにしてできあがったのか、本書は歴史とともにひもといてい […]

ストラディヴァリウス

楽器の中でも最も有名であり、なおかつ価格も数億、場合によっては数十億にものぼる「ストラディヴァリウス」という楽器なのだが、その楽器には未だ謎に包まれているものがあるという。もっともストラティヴァリウスはアントニオ・ストラディヴァリという人物によって作られたものであるのだが、ストラディヴァリを含め、人物と楽器の謎にはどのようなものがあるのか、そして解き明かされたものとはいったい何なのか、そのことにつ […]

英国王のスピーチ――王室を救った男の記録

2010年にタイトルにある映画が全世界で上映されアカデミー賞の作品賞など賞を総なめにした。その映画の主人公が、イギリスをはじめとした欧州連合の前国王だったジョージ6世である。ジョージ6世はかつて吃音症に悩まされたのだが、言語療法士の治療によって名演説家への道を歩みだした。 本書はジョージ6世の吃音症を治した言語療法士ライオネル・ローグの日記・書簡を元に、ローグの生涯を描いた一冊である。映画で描かれ […]

危機の指導者 チャーチル

イギリスの名宰相というと歴史を紐解くと何人かいるのだが、第二次世界大戦前後だとウィンストン・チャーチル以外考えられない。特に「戦争」という危機の時代に強いリーダーシップを発揮し、イギリスを窮地から救った。本書はそのチャーチルの生涯をもとに、日本人が持つべき指導者のあり方を示している。 第一章「生き急ぐ若者」 ウィンストン・チャーチルがこの世に生を受けたのは1875年の時である。父親もまた英国の政界 […]

アドラーの思い出

今年のビジネス書のキーワードとして取り上げられるのが「アドラー」、もしくは「アドラー心理学」が挙げられる。「アドラー」はアルフレッド・アドラーのセカンドネームから取っており、19世紀終わりから20世紀始めにかけて活躍した心理学者で、夢理論で大成したフロイトと双璧をなす存在である。しかしこれまではなかなか認知されていなかったのだが、昨年末に「嫌われる勇気」が発売され、大ヒットしたことを皮切りに、数多 […]

南太平洋の剛腕投手―日系ミクロネシア人の波瀾万丈

戦後時代の豪腕投手というと日本では藤本英雄やヴィクトル・スタルヒンを連想する。しかし他にも海外に行けば色々とイルカも知れないが、本書は日系ミクロネシア人の投手ススム・アイザワ(相沢進)がいる。 相沢進は元々ミクロネシアの出身で大東亜戦争の激化によって日本に疎開。その疎開先で野球に目覚めて、終戦後毎日オリオンズ(現:千葉ロッテマリーンズ)に入団し、活躍を続けた。しかし現役生活はたった7年間と短く、当 […]