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外国人

ココ・シャネルという生き方

もうすでに代表ブランドとして有名な「シャネル」。それを作ったのがガブリエル・ボヌール・シャネル、通称「ココ・シャネル」である。シャネルのことについて書かれている本は、ブランド、シャネル自身の生涯、シャネルの深層を暴くものなど数多くあげられる。またシャネルに関する映画は一昨年でアメリカが、昨年ではフランス・ロシアで公開された。また演劇でも昨年大地真央が主役となって演じたものがある。1910年にパリの […]

ガリア戦記

「ガリア戦記」は紀元前58年から約7年間、カエサルがガリア、今のいうところのドイツ、ベルギー、フランスなどに遠征し、征服をしたという一連の戦争である。この征服により、ローマの支配下における平和(パクス・ロマーナ)の礎となった戦争である。 本書はガリア戦争の中で指揮を執ったカエサルが7年間の戦争を自ら記録したものである。全8巻で構成されており、1巻1年のスパンで書き続けたものである。ちなみに本書はそ […]

青年ヒトラー

第二次世界大戦前後の中で最悪の独裁者とも言われるアドルフ・ヒトラー、今年の4月で生誕120年となる。ユダヤ人の大虐殺により歴史的汚点を築かせた張本人として今でも憎悪の的となっているのは周知の事実であろう。 この時期に本書が発売となったのだが、真正面からヒトラーのことについて書かれているものは珍しい。余談であるが、本書においてヒトラーの表記はファーストネームの「アドルフ」になっている。親しみをこめて […]

「アメージング・グレース」物語―ゴスペルに秘められた元奴隷商人の自伝

アメージング・グレースという曲は誰でも一度は聞いたことがあるだろう。一応CDもいかに挙げておいて見た。 アメージング・グレースと言うのは歌詞が非常に素朴であるが、前向きになれる気持ちになる歌詞である。実はこのアメージング・グレースのかしは元奴隷商人が書いたものであることはご存じだろうか。本書はこの元奴隷商人の自伝を綴っている。 第1部 名曲「アメージング・グレース」秘話 誰もが一度は聞き、一度は口 […]

私のなかのよき日本―台湾駐日代表夫人の回想五十年

日本統治時代の台湾を知っている人は今どれくらいいるのだろうか。 台湾にとって日本人というのは2つの意味合いを持っている。ひとつは上記の統治時代により、「日本精神(リップンチェンチン)」を教わったことへの感謝の念と、日本文化への憧れ。もう一つ、これは戦後中国から渡ってきた台湾人のことだが(いわゆる「外省人」と呼ばれる人々)、彼らは日本は憎悪の的として見ている。実は彼らは日中戦争や国共内乱の時に国民党 […]

合衆国再生―大いなる希望を抱いて

今年11月に行われるアメリカ大統領選で初の黒人大統領を狙うバラク・オバマの自伝である。 本書の表題からしてオバマ自身の政策及び思想が盛りだくさんであった。しかしちょっと気にかかるのが本書の総扉を1枚開いた所には祖母と母への愛情が書かれていた。本書の中身もさることながらオバマの製作の構想の根幹がこの2人の女性によって支えられたものかも知れない。 印象に残ったところをピックアップしてみる。第1章では二 […]