自伝・評伝

日本人

梅棹忠夫 語る

昨年の7月に民俗学者であり、「知的生産の技術」の著者である梅棹忠夫氏が逝去された。ちょうどその半年前に、「知的生産の技術」刊行40周年を記念して、知的生産に関する本である、「地の現場」刊行記念のパーティーがあり、私もそれに参加をしていた。そ...
日本人

幸福の商社、不幸のデパート ~僕が3億円の借金地獄で見た景色~

著者の水野様より献本御礼。 著者の水野氏は現在、作家の傍ら、出版プロデューサーや講演活動などに毎日奔走している。私も水野氏と何度かお会いしたことがあり、水野氏主催のセミナーの中で水野氏の壮絶な過去について聞いたことがある。本書は水野氏の社会...
日本人

渋沢栄一――社会企業家の先駆者

「日本実業界の父」と言われた渋沢栄一。その活動範囲は会社経営のみならず、経済政策に関する提言まで積極的に行うまでに及んだ。 その中で「論語と算盤」「道徳経済合一説」など現在のビジネスにも多大な影響を及ぼし、現在もなお「渋沢栄一研究」が進んで...
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日本人

小栗上野介―忘れられた悲劇の幕臣

歴史には光と闇がある。「光」というとまさに歴史の教科書や歴史書の主人公に描かれる人物のことを表す。反対に「闇」は史料といったものには載せられておらず、歴史とともに忘れ去られてしまった方々のことを指す。 本書で紹介される小栗上野介(小栗忠順)...
日本人

チャランポラン闘病記――多発性硬化症との泣き笑い2000日

私は小さい頃から「笑点」という番組が好きだった。記憶に残っているものでもっとも古いものは確か23年前だったか、ちょうど司会が今は亡き五代目三遊亭円楽師匠であり、当時の回答者には七代目桂才賀師匠がいた時であった。なかでも子供の頃からファンだっ...
日本人

ろくでなし 伝説のミスター麻雀、酒と女とカネの無頼75年

様々な人の「生き方」「人生」という本は目にしており、当ブログでも取り上げられているが、著者ほど「生きざま」といえるような一冊を目にしたことはない。あったとしても本書の帯紙にあるように無類派の囲碁棋士として知られた藤沢秀行くらいである。 前置...
日本人

101歳のアスリート

日本は「高齢化社会」と言われて久しく、平均寿命も戦後間もない頃とは比べものにならないほどの長寿国となった。しかも「ただ長寿が多くなった」だけではなく、「パワフルなご年配の方が増えた」ということもある。 本書は御年101歳ながらやり投げと円盤...
日本人

京の花街「輪違屋」物語

「一見さんお断わり」、または「観覧謝絶」 京都の座敷や廓にはそういった断りが点在する。簡単に言えばぷらっと独りで立ち寄ることができない。馴染み客(常連客)の紹介がなければ初めて愉しむことのできない格式の高い所である。現在でいえば「会員制」と...
日本人

東西豪農の明治維新―神奈川の左七郎と山口の勇蔵

明治維新はまさに「激動」と呼ばれた時代であった。新撰組や坂本龍馬、さらには薩長同盟など様々な人物が活躍し、約240年経った現在でも鮮烈な記憶を残し続けている。 さて本書はそのような所から少し離れた所、ちょうど農民にあたる人物たちがいかに幕末...
外国人

北の後継者 キム・ジョンウン

(株)オトバンク 上田様より献本御礼。 すでにメディアでは金正日の後継者は金正恩と報道されている。しかしこの後継者問題も5年(所によって10年)も報道され続けた。憶測も多かったようだが、正恩体制となった所で拉致問題や核問題、さらには人権と言...
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