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国内政治

ネオリベ現代生活批判序説

ネオリベ(ネオリベラリズム)は新自由主義であり。最近言われるようになってきたものである。90年代にハイエクが提唱してからその名が定着してきたが実際に小泉政権や安倍政権で行ったことはね織部の範疇にはいる。 さて本書ではそのネオリベ思想を批判しながら解説している。まず冒頭に入るのは埼玉大学と埼玉りそな銀行との提携による批判について書かれている。ネオリベを悪い部分を象徴する1つと言えよう。さて本書とはず […]

愛国者は信用できるか

右翼団体「一水会」の顧問であり、右翼の大家ともいわれている鈴木邦男氏。その方が「愛国社は信用できるか」というものだから驚きである。もっと驚きだったのは本書の帯紙に書いてある「三島由紀夫は言った「愛国心は嫌いだ」」ということである。 ハッキリ言って開いた口が塞がらないような気持ちになった。三島由紀夫と言えば1970年に三島事件を起こし戦後民主主義と日本国憲法を批判し、独自の天皇観を檄文に記して割腹自 […]

安倍政権論

安倍政権は1年という短命政権であったが、その中で強行採決でありながらいくつもの重要法案を通したそれだけではなく、従軍慰安婦問題でも「強制性がなかった」という発言、安倍政権というのはKY総理やお友達内閣と言われ、さらには閣僚の不祥事により求心力が急激に低下、参院選でも歴史的大敗により第1党を民主党に奪われてしまうという惨憺たる結果となり、続投するも体調が芳しくなく首相の座を降りてしまった。 私は安倍 […]

自治体破産―再生の鍵は何か

2006年6月北海道夕張市が財政再建団体の申請を表明した。観光政策等に失敗し、多額の赤字を抱えてしまったという。そして赤字隠しも発覚しその額は数年分にもなる。しかしその赤字予備軍と言うのは全国各地にあり、特に熱海市や大阪府では財政危機宣言を宣言している。 宣言していないところでも多額の赤字を抱えており。大阪では5兆円とわれているが、北海道ではそれ以上の赤字を抱えているという。だが知事は財政危機宣言 […]

舞台ウラの選挙

「選挙にはお金がかかる」、世間でも私でもそういった固定観念がある。しかし、2005年の郵政総選挙ではあまりお金をかけずに国会議員になった人もいるという。選挙の準備期間が短かったためであるという。しかし従来の選挙であれば充分な選挙期間(1年以上)になるということからポスター大やアシスタント代等でかなりお金がかかるという。しかし本書によると選挙はお金をかけたものが勝ちとは限らないという。では選挙に勝つ […]

これでは愛国心が持てない

愛国心とは何か? これまで本書以外に何冊・何十冊の本と出合ったが答えはたくさん見つかった。しかし、本当ともいわれる答えというのには残念ながら絞れない。とはいえ愛国心という意味合いをここまで問い詰められるというのは、愛国心に関して懐疑心を抱いている今の日本だからでこそできるのではないかと私は考える。もし日本が自然と愛国心について語れたならばここまで考察できてはいなかっただろう。 さて本書である。 本 […]

弄ばれるナショナリズム

本書は日本や中国では「ナショナリズム」というものが蔓延っている。それを排除し真の日中関係を気付こうというのが著者の狙いかもしれない。 しかし隣国というのは永遠に仲良くなれない。中国に関する執拗な日本批判、とりわけ戦争責任論については強く謝罪を要求している、現に日中友好条約にて謝罪しているし90年代には何度も謝罪を行っているのにもかかわらずいまだに謝罪要求を行っている。これでは日中の友好関係は築けな […]

「日本の問題点」をずばり読み解く

本書は日本の政治の問題点について事細かに、かつ分かりやすく解説されている。 第1章では小泉政権下での日本の政治の問題点について語られている。ここでは小泉元総理が考えていることを著者が取材を行ったことによる独自の観点が生かされたところもあり非常に面白かった。 第2章は外交についてであるが対米外交、そして対北朝鮮外交について、第3章では本書が出版された年の5月に中国で大規模な反日運動があった。そのこと […]

凛とした日本

日本とは一体どのようであるべきか、そして日本はどのような態度で外交に臨むべきなのか、毎日新聞論説委員の古森氏は「凛とした姿であれ」と答えている。正直言って驚いた。毎日新聞の人間の中でここまで良識があるお方がいるとはと目を疑った。特に第1章では中国に対しては毅然とした態度で臨めとしていること。 これは私には大賛成である。著者によればそれをいう理由はいくつかあるものの、特に目を引いたのが橋本派瓦解での […]

象徴天皇制と皇位継承

「象徴天皇制」は大東亜戦争終結後、GHQによって作られた憲法(日本国憲法)第1条によって明文化され、天皇は象徴的な存在となった。もともと天皇は絶対君主というより軍事や政治の統率権は天皇にあった。 それらを統率するには高度な政治力だけではなく、非常に大きい人徳も必要であった。天皇家はその両方を持つ唯一の存在であった。ではなぜ戦後憲法により象徴天皇制になったのかというと、大東亜戦争が終結し敗戦処理を行 […]