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国内政治

わが輩は保守本流である 保守本流から日本政治への警鐘

政治思想の世界には「保守」「革新」と言ったものがある。その保守や革新の中にも本流から亜流に至るまで様々なものがあり、政治思想を分別しても様々な種類があると言える。 著者の提唱する「保守本流」とはいったい何なのか、そして保守本流として今の日本政治の課題とは何か、「小沢の知恵袋」と称される著者が考察を行っている。 <保守本流とは> そもそも「保守主義」と言った言葉は18世紀、イギリスの哲学者・政治家で […]

低炭素社会

当時民主党政権に政権が移った後の2009年の「国連気候変動サミット」にて鳩山由紀夫首相(当時)が2020年までに温室効果ガスを25%削減するとしていた。またそれ以前にも政権交代を狙った2009年の衆議院議員総選挙でも、民主党のマニフェストに記載された。実現可能かどうかについては疑問にあり、実際にはできなかった。 そもそも二酸化炭素を含めた温室効果ガス削減は行っていく必要がある。そこで本書の「低炭素 […]

日本に絶望している人のための政治入門

日本の政治は信用できないと言った意見を多々聞く。もっとも政治は日本の根幹を決める期間であり、それが信用できないとなると、いったい日本は誰が動かした方が良いのか分からなくなる。もっとも自分たちで動かしたら良いのではという意見を思いついてしまうのだが、そういった野暮なことは置いておき、そもそも日本の政治はどのようにして動いているのか、思想云々を乗り越えて、どのような仕組みかを知る必要がある。そのきっか […]

悪魔は細部に宿る 危機管理の落とし穴

綿密な技術や計画に対して「神は細部に宿る」ということわざがある。これは元々ドイツの建築家であるミース・ファン・デル・ローエが唱えたと言われており、建築物として細部までこだわったことで歴史的に有名な建築家として大成した。 しかし裏を返してみればその「細部」を大事にしないと危ない目に遭う。そのことから本書のタイトルを意味しているのではないかとも言える。 その言葉を意味していることとして危機管理や安全保 […]

黒田日銀 最後の賭け

現在もなお黒田東彦が日本銀行総裁として経済政策の腕を振るっているのだが、その政策の中に「アベノミクス」となるものがあり、第一~第三の矢として放たれるようになった。しかし上向くことは長続きすることなく、踊り場にさしかかっているのが現状としてある。黒田東彦総裁の任期は来年の4月8日であるため、任期は残り1年となったため「最後の賭け」と題してアベノミクスとしての経済政策を取り上げている。 第1章「デフレ […]

日本とフランス 「官僚国家」の戦後史

常々日本は「官僚国家」ともいわれている。そもそも官僚が生まれたのは山縣有朋が政治の実権を握った時代からそのようになっている。もっともフランスにも形は違えど、日本に似ている官僚国家である。その官僚国家はいかにして形成づけられ、それぞれの国における官僚国家のあり方は何か、第二次世界大戦後の歴史とともに追っている。 第一章「戦後への「負の遺産」」 フランスではナチスドイツの侵攻を受け、なおかつレジスタン […]

沸騰! 図書館―100万人が訪れた驚きのハコモノ

著者は今でこそいくつもの会社を起業・経営する実業家だが、かつては佐賀県武雄市の市長として様々な改革を行った。斬新な発言・手法で賛否両論を呼び起こしたのだが、まさに「革新的」と呼ばれている主張だった。その賛否両論と呼ばれるようなことは以前当ブログにてとりあげた「首長パンチ」でも書かれていたのだが、どんなに叩かれてもめげずに、ひたむきに改革に挑む姿があった。その産物の一つとして「武雄市図書館」があった […]

共生保障 <支え合い>の戦略

「共生保障」という言葉を初めて聞くのだが、簡単に言うと「社会保障政策」の新たな提案として、この「共生保障」がある。しかし今日の社会保障政策は少子高齢化もあるのだが、国の財政枯渇などもあり、なかなかそれができない状況にある。 本書はその社会保障の新たな対策として「共生保障」について提案しているが、その中身とともに現状の社会保障政策からどのような変化が生じるのかも併せて取り上げている。 第一章「制度は […]

男塾 ニッポンを覚醒させる

本書のタイトルを見てパッと思いついたのが宮下あきら氏の「魁!!男塾」という漫画である。その漫画の内容とはもちろん異なる。そもそも本書のタイトルである「男塾」は著者である桜大志氏が設立した政治や様々な内容に関してセミナーを行う塾である。その男塾の中で取り上げた内容を一冊の本にしてまとめたのが本書である。 1章「雄々しく生きていく講座」 健康やビジネス、災害について取り上げている。その中でも健康はどの […]

ドイツ大使も納得した、日本が世界で愛される理由

日本の良さは日本人にわかるものもあれば、外国人にしかわからないものもある。その中でも著者は駐日ドイツ大使、及び大使館勤務を合わせて8年間日本に滞在してきた中で日本の良さを取り上げている。もちろん本書もその一つであり、なおかつドイツ語でも同じような本を上梓している。 1章「日本文化は面白すぎる」 日本にはアイドルやオタクの文化があるのだが、そこには日本にしかない「ソフトパワー」が存在するのだという。 […]