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国内政治

税金を払わない巨大企業

いよいよ年末に差し掛かるとサラリーマンは年末調整、そして年明けには個人事業主や一部の法人は「決算」、そして「確定申告」の時期に入ってくる。「税金」という話が嫌というほど耳に入ってくるような時期に差し掛かるのだが、その様な時期に本書が気になり、手に取ってみた。本書のタイトルにもあるように日本有数と言われている巨大企業は税金を払っていないのか、その真相について迫っている一冊である。 第1章「大企業は国 […]

18歳選挙権ガイドブック

今年の7月に参議院選挙にて18歳以上に選挙権が与えられ、なおかつ実際に18歳・19歳も投票が行われた。その選挙権の引き下げにはどのような意味を持つのか、そして18歳・19歳が選挙権を持つにあたり頭に入れておく、考える必要のあるものは一体何かを取り上げたのが本書である。 第1章「政治にひそむ3つの落とし穴」 政治には色々な世界があるのだが、その政治を考えるに際し、政治の中に潜む「落とし穴」を本章にて […]

勲章 知られざる素顔

勲章というと毎年4月・11月に発表され、メディアでも取り上げられる。内容としては「●●小受章」や「△△大綬章」というような形がある。今となってはこの名であったが、かつては「勲一等◆◆章」といった形だった。そもそも勲章はどのような歴史をたどっていったのか、そして現状はどうなのか、そのことについて取り上げている。 第1章「勲章誕生―薩摩藩の野心、幕府の焦燥」 元々日本に勲章という概念が生まれたのは明治 […]

日本の女性議員―どうすれば増えるのか

女性の社会進出は今も進んでいる。もちろん国会や都道府県・市町村の議会議員も女性議員が次々と誕生し、女性の首長・国務大臣も誕生してきている。しかしそれでも日本は他の先進国と比べても遅い方であるという。そのような状況の中で女性議員を増やすにはどうしたら良いのか、その歴史ともに取り上げている。 第1章「女性が議員になるということ」 日本の女性議員は全体の10%ほどであるという。これでもだんだんと増えてき […]

政治をみる眼 24の経験則

毎日のように政治に関するニュースが取り上げられているのだが、そこから見える政治はほんの一部分でしかない。その見えない大部分はどこにあるのか、そこには本書がある。政治はどのようにして形成されていくのか、そしてその政治で必要なものは何なのか、長年政治の現場を取材し続けてきた著者が定義している。 第一章「政治は数である」 「数」は言うまでもなく党の国会議員数のこともあるのだが、ほかにもテレビ・新聞各社な […]

20歳からの社会科

社会科の授業と言うと小中学校の授業を連想してしまう。高校以降になると「現代社会」や「日本史」「世界史」など多岐にわたり、「社会科」と言うような科目が無くなるからである。しかし「社会科」はこれからの社会を見据え、変えて行くために重要な要素であるために、本書の著者たちがこれからの日本を担う20歳の方々のために、今の日本の現状と対策をわかりやすく解説している。 第1章「高齢者の意見が通りやすい国」 今の […]

「ふるさと」の発想―地方の力を活かす

自民党はかつて「地方創生」をマニフェストに掲げた。しかしその地方は今、活性化しているのかと言うと、活性化している所もあれば活性化できていないところがあると言いざるを得ない。そんな状況の「ふるさと」の中、所々で試行錯誤を繰り返しながら地方改革を進め、活性化している。本書は現職の福井県知事が地方活性化のために行ってきたことも含めて地方の現状を伝えている。 第1章「地方は、いま」 本章のタイトルからする […]

励ます地方自治―依存・監視型の市民像を超えて

地方自治は場所によって悲鳴を上げ、財政破綻をしてしまったところも存在する。その地方自治をいかに活性化していくか、それは今まであった「監視」をするというところから、「励ます」というところにフォーカスを当てて、どのように地方自治を展開したらよいのか、そのことについて提言をしている。 Ⅰ.「監視の地方自治」 以前慶応義塾大学教授のジョン・キム氏の処女作である「逆パノプティコン社会の到来」を思い出したのだ […]

地方自治のしくみがわかる本

政治は何も国会ばかりではない。また国からのサービスもあれば、都道府県・市区町村が行っているサービスも存在する。特に後者の場合はその地方に対応し、きめ細やかなサービスを行うことができる。 しかし、本書にある私たちと行政との間にある地方自治はどのようなこと・サービスを行っているのかわからない部分がある。本書は知られざる地方自治のしくみを、長らくその現場にいた人が解説している。 第1章「私たちの暮らしと […]

18歳選挙権で政治はどう変わるか―データから予測する投票行動

今年、参議院通常選挙が行われるが、それに先立って6月19日には改正公職選挙法が施行され、選挙権が18歳以上に引き下げられる。この選挙権の年齢の引き下げは1945年以来70年ぶりの出来事である。 選挙年齢が18歳以上に引き下げられたことにより、有権者が増えるのだが、そもそも18・19歳は選挙に対しどのように向き合ったらよいのか、本書では、18歳以上になった時に、どのような投票行動をしたら良いのか、そ […]