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国内政治

国民ID制度が日本を救う

今年の10月1日から「マイナンバー法(行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律)」に基づく「マイナンバー(個人番号)」の通知が開始され、2016年の1月から適用されることになった。このことで納税や給与に関して一元的に管理ができるようになるのだが、この制度がどこまで有効的に活用できるのか、それは未知数というほかない。 そのきっかけとなったのが「消えた年金」や「役所たらい回し […]

議会は踊る、されど進む

「会議は踊る、されど会議は進まず」という言葉がある。この言葉は1814~15年に行われた「ウィーン会議」の状況を表している。本書は議会が騒いでいても、物事は進んでいったという話であるが、その実例として東京都東久留米市を取り上げており、とある市長が就任してからの4年間はまさに「異常事態」と呼ばれていながらも、メディアではほとんど取り上げられなかった。その理由について取り上げているのが本書である。 第 […]

食は国家なり!~日本の農業を強くする5つのシナリオ

誰が言ったか忘れてしまったのだが「環境問題は「食糧問題」だ」と主張している方がいた。もっとも環境の変化により、農作物が育たず、飢饉が出てきて、それが食糧問題に発展していくという展開であるが、あながち嘘ではない。日本は食料自給率こそ39%(カロリーベース、平成25年現在)という現実はあるのだが、飢饉になってしまったことは戦後一度も起こっていない。 「食」は人間が生きていくうえで大切なことの一つである […]

民主党政権 失敗の検証 – 日本政治は何を活かすか

2009年8月の政権交代により、民主党政権になり、奪回をすることになった2012年の12月まで約3年4ヶ月の間、民主党が政権を持った。しかしその政権は外交を始め様々な政策をこじらせ、民主党不信はおろか、政治不信を増幅させた。また、国益としても日米関係を揺るがすなど損なう場面も数多く見られた。 民主党が行った失策は大きかったものの、最も大きかったものとして「マニフェストを不履行」が挙げられる。本書は […]

日台の「心と心の絆」~素晴らしき日本人へ

日本と台湾の国交は「日中国交正常化」と同時に断絶してしまったのだが、政治的な国交を超えて、精神的な交流は今もなお続いている。その象徴的な出来事として東日本大震災における200億円もの義援金や、2013年に開催されたWBCでの台湾代表が行ったお辞儀が挙げられる。 台湾統治の時代以前は、「化外の地(げがいのち・天子の支配が及んでいない土地)」と呼ばれるような存在だったのだが、日本統治によって目覚ましい […]

日本の統治システムと選挙制度の改革

昨年の12月14日に衆議院総選挙が行われ、与党勢力が3分の2の勢力を維持し、安倍政権の勢いがますますつくようになった。アベノミクスもさることながら、会見に向けての意気込みもあるという。 政局についてはここまでにしておいて、本書は衆議院総選挙をきっかけに選挙制度とは一体何なのか、そして現在起こっている選挙問題のあり方について問いただしている。 第1章「議会類型・両院制・選挙制度」 日本の議会は言うま […]

人口減少時代の自治体経営改革―日本のあしたのつくり方

北海道夕張市が財政破綻をして、もう8年の月日が流れる。現在もなお再建に向けて動いているのだが、まだまだ完全に立て直るまでに時間がかかる。 夕張のような財政破綻のある所の他にも、財政危機状態にある状態にある都道府県・市町村などの地方自治体がある一方で、本書のタイトルのように、経営するように自治体を運営し、財政再建を果たした所も少なくなく、かつ斬新な改革などを行う所もある。その上で本書は2008年に始 […]

大阪―大都市は国家を超えるか

私自身東京はあまり好きではない一方で、大阪へのあこがれはある。というのは元々北海道に住んでいたときに大阪の番組が放送されて、あこがれを持った記憶がある。そう、今年の1月に逝去されたやしきたかじんの番組である。東京とは違い、本当の意味で本音を語り、そして面白さを見出している。また大阪は「食いだおれの街」であるが如く、粉もんをはじめとした料理の質がやすいながらも良い事でも知られている。 しかしその一方 […]

政治の修羅場

国会中継は当初NHKで放送されていたのだが、現在ではニコニコ生放送などでも放映され、政治的な答弁については様々なコンテンツで見ることができる。しかし国会中継では見られない政治的なやりとりは水面下で、まさに血みどろのような権力争いや人事・カネをめぐる闘争が起こっている。 本書は自ら政治家として様々な修羅場をかいくぐった鈴木宗男氏がこれまで印象に残った政治家と共に、これまでの政治家としての体験を回顧し […]

憂国論―新パトリオティズムの展開

本書の著者である木村光浩氏は新右翼団体である「一水会」の代表であり、昨今疑惑としてあげられている「徳洲会事件」で猪瀬直樹前東京都知事と、医療法人徳洲会グループ創設者の徳田虎雄とで行われた資金提供を行う場を作ったフィクサーとして言われている。 それはさておき、元々新右翼団体として、様々な運動や論戦を行ったことで話題となったのだが、本書はその原点となる国としてのあり方、最近お話題となっている安倍政権と […]