国際政治 今を生きる思想 ハンナ・アレント 全体主義という悪夢 ハンナ・アレントはドイツ帝国にて生まれたユダヤ人であり、ナチズムが台頭してからアメリカに亡命し、自身の哲学を発展させた。有名な著作に「全体主義の起源」がある。1951年に発表された。本書はその「全体主義の起源」をもとにハンナ・アレントにおけ... 2023.01.03 国際政治書評
国際政治 孤独は社会問題 孤独対策先進国イギリスの取り組み 本書はイギリスが舞台であるのだが、日本でも「孤独死」が社会問題となり、内閣にも特命担当大臣として「孤独・孤立対策担当」が設けられるようになった。解決までの道は長く険しいものの、政治や経済、地域など様々な観点から解決への道筋を立てられるかにか... 2022.10.02 国際政治書評
国際政治 韓国愛憎-激変する隣国と私の30年 日韓関係について、昨今では鳴りを潜めているが、かつては盛んに議論されるほどだった。もちろん後述の歴史認識問題などが発端となることがほとんどであったが。そもそも「歴史」と考えると、「日韓」というよりも、むしろ日本と「朝鮮半島」と言う方が適当か... 2022.06.17 国際政治書評
国際政治 アメリカの制裁外交 今でこそ、バイデン政権に変わっており、その中での外交は行われているが、実際にどのような外交になるかはまだ未知数と言うほかない状況にある。アメリカでは歴代大統領によって、外交が変わってきており、本書で紹介するような他国に対しての「経済制裁」に... 2021.09.28 国際政治書評
国際政治 アメリカ大統領選 今日はアメリカ大統領選の本選である。ここで2021年~2024年の4年間の大統領が決まる。しかしながらこの日は一般投票であり、選挙人による投票は来月の14日で、投開票が行われ、正式に決まるのは来年の1月6日の見込みである。現大統領であるドナ... 2020.11.03 国際政治書評
国際政治 ベルルスコーニの時代――崩れゆくイタリア政治 シルヴィオ・ベルルスコーニは首相として就任・辞任を繰り返したのだが、長きにわたって首相として政治の中枢にいた。首相もとい政治家になる以前は建設業やメディアの経営により巨万の富を得た存在であり、そこから政治家として転身した人物である。イタリア... 2020.09.07 国際政治書評
国際政治 世界最強組織のつくり方──感染症と闘うグローバルファンドの挑戦 おそらく本書ほど現在の状況にクリティカルな一冊はないのかもしれない。本書の舞台は1990年代におけるHIV(エイズ)・結核・マラリアの感染症対策に向けて動いた「国際基金グローバルファンド」を表しているのだが、実は現在蔓延している「新型コロナ... 2020.07.06 国際政治書評
国際政治 ルポ 人は科学が苦手 アメリカ「科学不信」の現場から ルポルタージュとしてはけっこう異色のようなタイトルである。というのは「科学」の現場について、むしろ科学における現場と言うよりも、時事的な統計や政治的な背景も絡めての「科学」であること、そしてアメリカでは「科学不信」には科学の授業が苦手という... 2020.02.11 国際政治書評
国際政治 ミャンマー権力闘争 アウンサンスーチー、新政権の攻防 今でこそ国家顧問・外相として政権を担っているのだが(※ミャンマーの憲法上大統領に就任することができないため)、そもそもアウンサンスーチーはどのようにして政権を担うようになったのか、その攻防を追ったのが本書である。第一章「闘争の幕開け」元々ミ... 2019.09.09 国際政治書評
国際政治 ライシテから読む現代フランス――政治と宗教のいま 本書にて取り上げている「ライシテ」とは、「フランスにおける教会と国家の分離における原則(政教分離原則)、すなわち、国家の宗教的中立性・無宗教性および(個人の)信教の自由の保障を表わす」(Wikipediaより)という。政教分離の思想はフラン... 2019.01.27 国際政治書評