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国内

フリーライダー あなたの隣のただのり社員

「フリーライダー」と言う言葉をいくつかのメディアで聞いたことがある。調べてみると、 公共財を、対価を支払わずに使用する者「広辞苑 第六版」より とある。今に始まったことではなく、電車で言うところの「キセル(乗車)」などがあり、さらに言うと店の無線のWi-Fiをただ乗りするような人もそうなのかもしれない。 ちなみに本書はあくまで「職場」における「フリーライダー」である。なぜ職場にフリーライダーが存在 […]

フェイクニュースを科学する 拡散するデマ、陰謀論、プロパガンダのしくみ

ドナルド・トランプが大統領となった大統領選の中で取り上げられることがあった。最も根幹としては2016年12月に起こった「ピザゲート発砲事件」であり、その間もない時に大統領選でも盛んに使われた。トランプが大統領就任した時には特定のメディアに対して「君たちはフェイクニュースだ」と主張したことも記憶に新しい。 インターネットの中で流れる情報も玉石混淆と呼ばれる中でフェイクニュースは科学的な観点でどのよう […]

ルポ 税金地獄

先日、金融庁が「老後の資金は2000万円必要」というニュースがあった。本書で取り上げる税金とは関係がないのだが、年金とも絡むため、税金にも通ずる部分がある。労働人口自体右肩下がりが続き、なおかつ高齢者の増加もあり、医療費や介護費もかさんでいくため、国の年金ではまかなえなくなり、なおかつ医療福祉を充実していくために国としても税金の財源を増やす必要があるという思惑がある。 そのヨリがサラリーマンなどの […]

スマホ廃人

それは私を意味しているのかと思ってしまうようなタイトルである。もっとも私は「スマホ」どころか「パソコン」、そしてなによりも「読書廃人」になっていると自負している。 私事はさておき、本書はスマートフォンによって身体の影響を及ぼすという危惧をしている一冊である。本書を読んでいくとかつては「ゲーム脳」や「ソシャゲ廃人」と「ケータイ依存症」といった言葉がだが、それに似ているような気がしてならない。 第1章 […]

人口減少と鉄道

日本の人口は2008年をピークに減少傾向にある。推計によると今から30年後の2048年には1億人を切り、2060年には8674万人にまで減少するとみられている(「国土交通白書 2013」より)。右肩下がりとなっている現在の日本の人口であるのだが、地域によっては過密化、逆に過疎化しているなど格差が生じているのも事実としてある。 そのような中でインフラの一つである「鉄道」はどのようなポジションにいるの […]

底辺への競争 格差放置社会ニッポンの末路

景気は踊り場になっているような感じであるのだが、その一方で「下流」や「格差」といった風潮が止まらない。その止まらない中で最近ではパラサイト・シングルなどが中年化になり、なおかつ格差が子ども・大人関わらずに起こっている現実もある。その現実はいったいどのようなものなのか、そしてそれに関する解決策はあるのか、本書はそのことについて論じている。 第1章「下流化する中年パラサイト・シングル」 実家にパラサイ […]

業界だけが知っている「家・土地」バブル崩壊

ここ最近本屋を見ると「不動産投資」に関する話が多く、なおかつインターネットを除くとそれに関する記事が多く見られる。もっともここ最近は景気は傾き始めているのだが、それまではほぼずっと右肩上がりの状態であることから好景気の様相を見ている部分もある。中でも不動産は格好の「投資材料」としてそれに関する話が良く集まることから「不動産バブル」と言われてもおかしくないほどにあるとも言える。 本書の話に移る。その […]

2049 日本がEUに加盟する日 HUMAN3.0の誕生

株式会社オトバンク 上田様より献本御礼。 タイトルからして素っ頓狂のような印象を持ってしまうのだが、今から30年後の日本を予測している一冊である。今から30年前、私たちの生活の30年後、つまり2019年にはどのような形になっているのかという予想があったかもしれないのだが、おそらく完全にあたった人はいない、もしくはいても何人かくらいであろう。 本書もその類いなのかもしれないのだが、もっともEUは「欧 […]

なぜ働き続けられない?―社会と自分の力学

「働く女性」がだんだんと増えてきている。また活躍をする事もまた然りであるのだが、実際には「非正規雇用」が男女にかかわらず、増えてきているという。しかしながら未だに女性が活躍できない、また正社員でいることが難しいと呼ばれる時代に働き続けられない要因があるという。本書は女性が働き続けられない理由にフォーカスを当てているのだが、それをもとに男女問わず働き続けられない要因を探っている。 Ⅰ.「いま、起きて […]

ハッキリ言わせていただきます! 黙って見過ごすわけにはいかない日本の問題

株式会社オトバンク 上田様より献本御礼。 正直言うと、私自身はテレビのコメンテーターの「多く」は嫌いである。「多く」と書いたのには理由があり、実際にある出来事の当事者になる、あるいは現場で活躍をして、その中の体験で持って、提言をする、あるいは批判をするといったことであれば良いのだが、多くのコメンテーターは様々な所の傘に隠れて言いたい放題言って、誤った発言をしても謝罪しない(ひどい人は開き直るような […]