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国内

非モテの品格 男にとって「弱さ」とは何か

私自身女性にモテることはあまり意識していない。その意識していない理由として他のことで頭がいっぱいになってしまうためである。もちろん非モテなのかというとそうかも知れないのだが、最も非モテであることの劣等感があるわけでは無い。 しかし非モテは様々な「悩み」や「弱さ」によって成り立っているのだという。そもそもなぜ「非モテ」が生まれ、そして存在する定義について取り上げているのが本書である。 第一章「男にと […]

暴力団の行方―消滅、マフィア化、それとも…

暴力団に対する取り締まりはいつものように行われているのだが、最近では暴力団は縮小化もあれば、日本最大の暴力団である山口組も「神戸山口組」や「任侠団体山口組」といった形で分裂することとなった。私たちの生活に実害を被っているのかというと、少なからず存在する。暴力団によってはカタギと呼ばれる人たちにも平気で攻撃をするような所。人もいる。しかし暴力団はいったいどうなっていくのか、そもそも私たちの生活の中で […]

助けあう豊かさ

本書のタイトル・中身を見てふと3年B組金八先生の言葉を思い出す。 「「人間」っていうのは、人と人の間で生きているから、「人間」っていうんじゃないかな」(ドラマ「3年B組金八先生」第1シリーズより) 人と人の間にあるのだから、人は一人では生きていけない。むしろ支えあい、助けあうことによって人は生きながらえ、なおかつ成長していくものである。 その大きなきっかけとなったのが今から6年前に起こった「東日本 […]

お寺さん崩壊

寺院を行くことは観光として行くことはあるのだが、先祖を供養しに行くことは最近無くなった。もっとも私自身が出身地から遠いところに住んでいることにより、なかなか帰る機会が少なくなっている部分がある。 私事はさておき、寺院というと安定的にお布施があり、稼げるようなイメージがあるのだが、近年では葬式などの様式が多様化、さらには地方の過疎化なども相まって檀家が少なくなり、寺院自体を閉ざしてしまうところも出て […]

働く女子の運命

女性の社会進出が目覚ましい。そのこともあってか女性が要職に就くといったこともあるのだが、今でもなお世界的に見ても後進的であると主張する論者も少なくない。そういった女子がどのような身分の変化をし、なおかつ男女平等の社会への発展に伴って、いかに労働状況などが変化したのか、歴史とともに考察を行っている。 第1章「女子という身分」 元々女性は家庭で働く存在かと言うと戦前のことを見ると必ずしもそうではない。 […]

テロリストは日本の「何」を見ているのか 無限テロリズムと日本人

今日ではアメリカをはじめ、中東諸国・ヨーロッパなど様々な国々でテロが発生している、過激派団体によるものが多くあるのだが、政治に対する不満を持った人が単独で行うケースもある。もっとも日本にテロはないと認識されがちであるのだが、22年前に世界を震撼させたあるテロ事件が起こった。そう「地下鉄サリン事件」である。オウム真理教によるものだが、この後日本がテロに襲われる可能性も捨てきれない。そもそもテロリスト […]

ルポ 老人地獄

数年前の話になるのだが映画「老獄-OLD PRISON-」で話題となったのだが、その作品の主演がプロレスラーのアジャ・コングだったこともあるが、それ以上に老人介護の現実をありのままに映し出すことで話題となった。その「老獄」のリアルをルポルタージュで描いているのが本書なのかもしれない。 第1章「下層化する老人たち」 下層化していることでよく話題となるのは、どちらかと言うと若者であるのだが、その若者だ […]

徹底調査 子供の貧困が日本を滅ぼす 社会的損失40兆円の衝撃

昨年の秋だったか忘れたのだが、NHKのドキュメンタリー番組にて貧困にあえぐ女子高生の姿が話題となった。その話題となった理由として貧困ではないのではと言う意見と証拠が出てきて「偽装貧困」とまで言われたことが挙げられる。そうではなくとも「子どもの貧困」の話は数多くあり、書籍・雑誌などでも指摘しているほどである。本書の話に移るのだが、その現実とリスクとは何か、その本質と現場を追っている。 第一章「子ども […]

お祈りメール来た、日本死ね 「日本型新卒一括採用」を考える

就活と言うと今から10年前に行ったことがあるため、記憶はそれほど濃いわけではないのだが、必死になって、なおかつ何度も電車・飛行機などで移動したことは今でもハッキリと覚えている。そのような中で就活を必死にしていたのだが、本書のタイトルにある「お祈りメール」は何度ももらったことがある。 私事はさておき、本書のタイトルを見ると昨年の「保育園落ちた」の記事が話題となったのだが、それを捩っているようでいてな […]

産廃Gメンが見た 食品廃棄の裏側

先月の節分では売れ残った恵方巻が大量に廃棄されるニュースを見たことがある。最もそれに限らず、過剰に生産した野菜を廃棄するといったことは私が北海道にいたときにほぼ毎年のようにニュースにて見たことがある。 もっとも私自身もスーパーの食品売り場のアルバイトをしていた時に食べ物を大量に廃棄するといったことがあった。そういったことを体験したとき、子どもの頃父親から「食べ物を粗末にするな!」と怒られたことを思 […]