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国内

パワハラに負けない!――労働安全衛生法指南

一昨年から「ブラック企業大賞」が行われたり、新聞をはじめとしたメディアでも「ブラック企業」という言葉が使われたりし始めた。「ブラック企業」という言葉は私が就職活動を行っていた2007年頃には既にあったのだが、実際にいつ頃から使い始めたのかは不明である。 私は5年間の社会人生活の中で、「パワハラ(パワー・ハラスメント)」のようなことは存在しなかった。ただ、連日終電になるほど、忙しいことはあったものの […]

介護入門―親の老後にいくらかかるか?

超高齢社会であると共に、介護の需要と重要性が高まってきている。しかし介護の現場は「老老介護」「介護殺人」「介護自殺」と呼ばれる程、物騒な事件が後を絶たない。介護保険についても1997年に成立・施行され、2005年に一度改正されてからはほとんど改善できていない状況にある。 本書は「介護」の事について語る入門書、と言うよりも「介護問題」とはいったいどのようなものかを解説する「入門書」と呼ばれる一冊であ […]

商店街再生の罠~売りたいモノから、顧客がしたいコトへ

「商店街は衰退している」という声をよく聞く。その原因には「ショッピングセンター」や「ショッピングモール」などの大型店が乱立し、商店街は衰退した、と言う声が後を絶たない。 しかし、本当にそうだろうか。 というのは、確かに衰退した商店街は存在するのだが、人口の流出もあれば、商店の多くは店主が老齢に伴うことによる閉店もある。また、「変化を嫌う」こともまた衰退の一途を辿らせている原因としてあり、現に、新し […]

実は悲惨な公務員

「公務員」は現在、志望者も非常に多く大企業並み、いやそれ以上の人気だという。実際に私の周囲にも公務員として働いている人も少なくない。その理由として「安定的」であること、さらには「解雇のリスクがない」といった理由がある。 その一方で「税金ドロボー」や「甘い汁を吸っている」「サービスがなっていない」というようなバッシングも少なくない。 しかし本当に「税金ドロボー」で「サービスがなっていない」のだろうか […]

エネルギー論争の盲点―天然ガスと分散化が日本を救う

東日本大震災以降、原発に対するバッシング、さらに脱原発の声が高まっている。政府も長期的に「脱原発」を行うことを明言したのだが、原発に代わるエネルギーをどうするのか、という論争が続いている。方や火力発電を、方や太陽光をはじめとした自然エネルギーの推進なのかというのが焦点であるのが、そもそもその議論には「盲点」があり、不毛なものになっていると著者は主張する。 エネルギー問題をいかにして解決していくか、 […]

毒男の婚活

7月~9月に放送された「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」という番組で「喪女」について描かれたのだが、それの男性版といえるのが「毒男」なのかもしれない。これは自分自身の推測であるが、本当はいったいどのような定義なのか、そして毒男たちはこれからモテるため、というよりも結婚するためにどうしたら良いのだろうか。本書はその状況を憂い、自ら経産省を辞め、婚活のためのNPOを立ち上げた男がすべて語る […]

性犯罪報道

性犯罪の事件が後を絶たない。しかしその性犯罪の事件はメディアではあまり報道されることがない。しかし、性犯罪の被害を受けた女性達は今もなお、性犯罪の苦しみにもがき続けている。 性犯罪がメディアで取り上げられない理由、それは「人権」にまつわるものもあれば、ある種の「タブー視」があるのかもしれない。 本書は読売新聞が性犯罪の現状について、被害者の取材をもとに明かしている。なお、本書は読売新聞で2010年 […]

浮気がバレる男、バレない女

日本の非婚・晩婚・少子化が進む一方で浮気に関するトラブルが急増している。最近では某人気アイドルグループにいたタレントが浮気を行い、謝罪会見せず、引きこもっている状態にあるという。それに限らず「浮気」にまつわる例はオピニオン誌に毎週・毎月のように報じられている。芸能人をはじめとした有名人に限った話であるが。 本書は絶えることのない浮気を16年の間、毎年1000件相談を受け、調査を行った探偵の立場から […]

殺処分ゼロの理由―熊本方式と呼ばれて

動物の殺処分は自分自身、本書に出会うまで全く知らなかった。現に家畜伝染病予防法や動物愛護法などで、特別な理由によりできるとされている(伝染病の危険、あるいは実験動物の役目終了などによるもの)。しかし、熊本県は殺処分に関する対策を行い、限りなくゼロに近づけたのだという。これが世界中に「熊本方式」として注目された。 本書は「熊本方式」がどのようにして成り立ったのか、本書では方式ができるまでのプロセスを […]

柔道事故

日本の国技の一つである柔道は、学校の体育の授業でも扱われることがある。武器を使わず、手や足腰を使って相手を倒すという武道の一つとして挙げられる。 しかし、柔道はケガと隣り合わせであり、重傷を負ったり、最悪の場合命を落としたりするような重大事故になることさえある。 2012年4月に中学校で武道が必修化したことにより、柔道の授業が多くなった中、本書ではこれまで起こった柔道事故の実態を明らかにし、これか […]