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時事

不寛容社会 – 「腹立つ日本人」の研究 –

ここ最近では社会そのものが「不寛容」になっているように思えてならない。一つの意見があると言っても「賛否両論」があるのは必然としてあるのだが、そもそも賛否両論の中には「不寛容」な要素があり、その不寛容さが社会そのものをギスギスしたものにしている。もっともなぜ「不寛容」な社会が生まれたのか、そのことを分析している。 第1章「他人を叩かずにいられない日本人」 今色々なメディアでは、どこもかしこもどこか、 […]

分断した世界 逆転するグローバリズムの行方

株式会社オトバンク 上田様より献本御礼。 「分断」というと今話題となっている南北朝鮮を表しているのかもしれない。2000年以来となる、南北首脳会談が行われ、1950年の勃発から70年近くの時を経て、朝鮮戦争が終結を向かえるのかという声もあり、なおかつ分断した南北朝鮮が統一するという期待感の声もある。 しかし本書における「分断」はもっと大きいもので、「冷戦」の時代が再度到来するといったものである。な […]

津波災害 増補版――減災社会を築く

「天災は忘れた頃にやってくる」 と言う諺がある。その諺は今から7年前の東日本大震災にて如実に表しており、自身や津波により多くの命が失われた。かつて日本でも津波災害は起こっており、そのことで命を失った人は少なくない。災害は待ってくれず、なおかついつ起こるのかすら分からない状況にある(たとえ予測ができたとしてもである)ために、あらかじめその災害の傾向と対策を考えておく必要がある。そのきっかけが本書であ […]

日報隠蔽 南スーダンで自衛隊は何を見たのか

株式会社オトバンク 上田様より献本御礼。 昨年の7月29日にある防衛大臣が辞任をした。その名は稲田朋美。なぜ辞任となった理由として「南スーダンPKO日報隠蔽問題」がある。そもそもなぜ隠蔽問題が起こったのか、そして南スーダンではどのような事が起こったのか、方や隠蔽問題を追及し、方や南スーダンのPKO活動の現状を明かしている。 Ⅰ.東京×アフリカ 第1章「請求」 元々南スーダン派遣は民主党政権時代の時 […]

告発 児童相談所が子供を殺す

子供のセーフティーネットとしてある児童相談所、しかしその児童相談所が子供を殺す助けとなっている現実を本書でもって暴露している。衝撃的であるのだが、実際に児童相談所はなぜ虐待のセーフティネットとなり得ないのか、そこには児童相談所の「内情」があった。 第1章「なぜ虐待死は防げなかったのか」 本章で取り上げる虐待事件は神奈川県相模原市で起こった事件を取り上げている。その事件は児童相談所にも何度も相談が行 […]

家族という病

薬と毒は表裏一体であり、もの・時としては薬にもなり、時としては毒になる。 家族もまた然りであり、人間として成長する、安定するための薬にもなれば、時として毒や病の源にもなる。本書はなぜ「毒」や「病」の元となり得るのか、その本質を追っている。 第一章「家族は、むずかしい」 「家族」はある意味「複雑」である。その複雑である中で子供や家族全体がマイナスの要因になる。それが子離れ・親離れができなかったり、期 […]

産業医が見る過労自殺企業の内側

過労自殺や過労死と言った労働的な事故・事件は数多くある。もっともメディアでああ使われるのはその一部だけであるのだが、他にもメディアで扱われないだけあり、様々な労働事故・事件が起こっている。 本書はその中から2015年末に話題となった「電通自殺事件」を筆頭になぜ起こるのか、そしてそれを防止・予防するための産業医の役割とうつ対策を会社・個人単位でどうすべきかを取り上げている。 第1章「産業医とは何をす […]

シングルマザーの貧困

非婚・晩婚化の一途を辿る中でシングルマザーと呼ばれる世帯も出てきている。その出てきている中でシングルマザーが貧困にあえいでいるようなことがあったという。しかしながらシングルマザーの貧困はメディアではあまり取り上げられていない。その知られざることを深掘りしながら列挙している。 第1章「シングルマザーの貧困問題」 シングルマザーの貧困は子育て・教育だけでなく、生活費を得る必要があるため、どうしても働く […]

妄信 相模原障害者殺傷事件

一昨年の7月26日未明に戦後最悪の殺傷事件が起こった。神奈川県相模原市で起こった「相模原障害者施設殺傷事件」である。その事件における殺害者数は戦後最悪の19人にも上った。その犯人は既に逮捕されており、裁判が始まるとあるのだが、具体的な日程については目処が立っていない。 そもそも殺害となった動機となったのは本書のタイトルにある「妄信」があったという。どのような妄信があったのか、そしてその妄信に対して […]

いびつな絆 関東連合の真実

日本には「アウトロー」と呼ばれるような集団はある。方や暴力団、方やマフィア、そして本書にて語られる暴走族である。本書はかつて存在した日本最大の暴走族集団として名を馳せ、衰えた時もOBらが様々な関わりを持つことができたという。その関東連合はなぜ日本最大となり、OBらが様々な出来事に影響を及ぼすようになったのか、そのことを取り上げている。 第1章「六本木クラブ襲撃事件」 この事件は今から5年前の9月2 […]