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民俗・風評

文化が織りなす世界の装い

元々人類には「装い」と言ったものがなく、「文化」という概念ができはじめたあたりから身を守るものとして「装い」、いわゆる「衣装」ができあがった。だんだんと時代が立つにつれ、その国、地域における象徴として現れ、集団として、さらには「美意識」としての「装い」ができはじめた。「装い」の歴史と世界を考察していくとどのような物が見えるのか、本書はその「装い」を様々な観点から論考すると共に、座談会も行った一冊で […]

日本のすごい食材

日本の食材はすごいものがあり、なおかつ海外でも人気の食材もある。中には高級食材として輸出されているものも少なくない。 日本の食材は海外でも人気であることもすごいのだが、その日本の食材の中には技術的に伝統的に「すごい」と思わず叫んでしまうほどのものもあるのだという。本書はその日本におけるすごい食材を余すところなく取り上げている。 第1章「最新技術がすごい!」 まずは高級魚はもちろんのこと、さらには日 […]

雑品屋セイゴオ

「千夜千冊」というもので有名な松岡正剛氏は、そのサイトを閲覧したり、あるいは書籍化した際の著書を読んだりして、刺激を覚えたことは私自身が書評をし始めたことであり、懐かしいものである。松岡氏のルールとまでは行かないものの、4,000冊近くも書評してきた中での大きな「原点」の一つとして松岡正剛氏の「千夜千冊」があったと言っても過言ではない。 私事はここまでにしておき「編集工学」として名を馳せ、「千夜千 […]

子どもの遊び 黄金時代 70年代の外遊び・家遊び・教室遊び

子どもの遊びは変化をしているのだが、今となってはゲームが充実しているため、あまり友達と遊ぶといったことが無くなっているのかと思ったのだが、実際にはあたりを散歩してみるとちらほら見かけることがある。もっとも「子どもは外で遊ぶ」といったことは減ったものの、今もなお残っている印象である。 しかし子どもにおける「遊び」は外に限らず、学校内などでもあり、それは今も昔もアルのだという。その「遊び」について70 […]

歴史の中のワイン

ワインにおける最高峰の言葉として「神の雫」と言うものがある。その名の漫画も出版されており、ドラマ化もされたほどである。 話を戻すが、ワインは様々な種類があり、産地も様々である。ここ最近では日本産のワインもあり、人気を集めているほどである。ワインには長きにわたる歴史の中に、どのような革命があり、なおかつどんなワインとルーツがあるのか、ワイン協会会長を務め、ソムリエコンクールの審査員を経験している著者 […]

12月25日の怪物―謎に満ちた「サンタクロース」の実像を追いかけて

巷では既にクリスマスに向けた商戦が行われている。ケーキにしても、チキンにしても予約販売が周囲を見ても行われており、盛んに行われている。クリスマスまではこれが続くのだが、どのような商戦になるのかは見てみたいものである。 その12月25日のクリスマスというと連想するのはサンタクロースであるのだが、本書のタイトルは「怪物」と形容している。かつて1980年にアメリカにて公開されたホラー映画である「サンタが […]

ケルト 再生の思想――ハロウィンからの生命循環

「ケルト」とは 「紀元前5~前1世紀、ヨーロッパの中部・西部に広く居住した民族。やがてローマの支配下に入り、また、ゲルマンの圧迫により次第に衰退。現在はアイルランド・スコットランド・ウェールズ・ブルターニュなどに散在する。妖精伝説や多くの民話・神話で知られる」(「広辞苑 第七版」より) とある。ヨーロッパやアジアをはじめ、広く活躍をしていたのだが、衰退をしていった。しかしながら歴史と文化、宗教にお […]

童謡の百年

童謡というと、幼稚園から小学生にかけて多くの人が歌われる。もっとも自分自身もその時代に多く歌ったことを記憶に残っている。童謡を歌っていくと、日本の春夏秋冬をはじめとした風情を歌で知ることができる要素が多々ある。もっとも童謡自体100年の歴史があるのだが、そもそもなぜ童謡が誕生して、子供たちに広く歌われるようになったのか、そのことを取り上げている。 第一章「童謡の“誕生”」 童謡は簡単に言うと「わら […]

ライトノベル史入門  『ドラゴンマガジン』創刊物語―狼煙を上げた先駆者たち

今となっては当たり前のようにあるライトノベルだが、その走りをつくったのはドラゴンマガジンと言ってもいいほど過言ではない。それ以前にもライトノベルが存在したのだが、現在のようになったのは1988年に「ドラゴンマガジン」が創刊されたことにある。「ロードス島戦記」から「スレイヤーズ」など多くのライトノベルを生み出し、今日のライトノベルをつくり出した。そもそもなぜ「ドラゴンマガジン」がつくられ、ライトノベ […]

食べ物がからだを変える! 人生を変える!!

「医食同源」という四字熟語が存在する。それは 「病気をなおすのも食事をするのも、生命を養い健康を保つためで、その本質は同じだということ」(「広辞苑 第七版」より) という。もっとも食に気をつかうことによって、難病を治したという話をテレビや本などで見聞きしたことがある。本書もその一つであるのだが、先人たちから学んだ「食」の知識やノウハウを伝えているのが本書と言える。 第1章「米・味噌・醤油・梅干しか […]