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民俗・風評

お伊勢参り – 江戸庶民の旅と信心

天照大御神らが祀られている伊勢神宮。その神宮を参ることを「お伊勢参り」と言うのだが、これは江戸時代の時から始まり、広まっていったものである。「東海道中膝栗毛」をはじめとする古典作品にも数多く取り入れられており、明治天皇以降も歴代天皇もまた伊勢神宮へ詣られるようになった。 そもそも「お伊勢参り」はなぜできたのか、そしてそれが現在にも通ずるようにもなった要因とは何か、そのことについて取り上げている。 […]

パン屋の仕事

日本人の主食は長らくご飯だったのだが、近年はパンを主食とする人も多い。もっともパンにも色々な種類があり、食パンからフランスパン、菓子パンから惣菜パンに至るまで様々である。実際にパン屋の方々はパン一つ一つにこだわりを持って、愛されるパンを作っていくようになる。本書は東京・世田谷にある「ベッカライ ブロードハイム」でのパンを中心に取り上げている。 第1章「味わい深いパンを作る」 パンは小麦粉や酵母から […]

なぜ日本のフランスパンは世界一になったのか

私自身パンは好きでも嫌いでもないのだが、毎日とまでは行かないまでも頻繁に食べることが多い。ではフランスパンはと言うと、よくあるパンよりもさらに頻度は少ないが食べることがある。食べ応えがあり、少し食べただけでも満足してしまう感覚になる。もっともフランスパンは言うまでもなくフランスが本場であるのだが、その本場を抜いて世界一となったのが日本であるという。もっともフランスパンを世界一に昇華させた要因とはい […]

茶と琉球人

琉球王国時代には内地と呼ばれた本州ではないような文化・名産品がある。その中の一つとして琉球王国独特の「茶」がある。その茶はいったいどのような物なのか、そして琉球王国の中でどのように栄えていったのか、そのことを取り上げている。 第一章「琉球人の自然への営みと茶」 琉球王国は現在の沖縄と同じく、気候の面では亜熱帯であり、なおかつ台風の直撃もある。その中で茶の生産は難しいように見えて田畑はある。もっとも […]

箸はすごい

あけましておめでとうございます。本年も「蔵前トラックⅢ」をどうぞよろしくお願いいたします。新年一冊目の本は少し正月というかそれに近いような内容の本をお送りいたします。 年始に食べるものとして雑煮やお節がある。最も年末にはそれをつくるためにひたすら料理し、三が日はそれをゆっくりと食べながら過ごすこととなる。最もその料理を嗜むものとして箸がある。それに限らず日本料理などでおおく「箸」を使うことがあるの […]

夜食の文化誌

夜食というと今も昔もあるのだが、もっとも夜食というとどのようなイメージを持たれるのか。その一つとしてラーメンが挙げられるのだが、そのラーメンはなぜ「夜食」の代表格として取り上げられたのか、他にもラーメンが表れる前にはどのような夜食があったのか、さらにラーメンに取って代わった夜食とは何かも併せて取り上げている。 第1章「「夜食」と階層―落語から考える」 江戸時代にも夜食は存在していた。もっとも落語の […]

ハーブの歴史

ハーブには料理に使われたり、お茶に使われたりすることがあり、様々な良い効果をもたらす側面がある一方で、「危険ドラッグ」と呼ばれるほどにまでなったハーブもある。その中でハーブはどのような歴史・定義を辿りながら、文化を彩っていたのか、そのことを取り上げている。 第1章「ハーブとは何か?」 ハーブと似ているものとして「スパイス」があるのだが、では「ハーブ」と「スパイス」の違いとはいったい何なのか、定義の […]

怨霊とは何か – 菅原道真・平将門・崇徳院

怨霊というとなんともおどろおどろしいようであるのだが、怨霊の中には歴史的にも有名な人物も存在しているという。その存在している人物の中にはどのような人物がいたのだろうか、そして人びとにどのような悪影響を及ぼしたのか、そのことを取り上げている。 第一章「霊魂とは何か」 「霊魂」と言うと様々なものがあるのだが、もっとも根本的なものとして魂と霊のありか、さらには霊魂は日本社会・文化において何を成してきたの […]

春夏秋冬 江戸っ子の知恵

江戸時代には様々な風情や知恵があったという。もっともしつけにしても、知恵にしても日本ならではのものがあり、現代の日本にも参考になる要素がある。もちろん江戸文化に対する批判は数多くあるのだが、参考になる箇所も少なくない。本書は四季折々の江戸時代における知恵の数々を伝授している。 第一章「世界最大の都市」 今でこそ東京は世界最大の都市の一つとしてあげられているのだが、江戸時代もまた世界最大の都市の一つ […]

絵本とジャーナリズム

本にしても新聞にしてもニュースを伝える媒体の一つでもある。もっとも絵本でも「挿絵」や「風刺画」といったものまで存在する。その存在する絵本にもジャーナリズムが存在しており、子どもたちなどの読み手にどのような影響を与えるのか、ジャーナリストである著者が講演の中で述べているものを書籍化している。 第一章「「幼子(おさなご)」は人生にとってどんな時期か」 「幼子」と言ってもどのような時代か、簡単に言うと幼 […]