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国内経済

「公益」資本主義 英米型資本主義の終焉

資本主義の概念自体は古代から存在していたのだが、実際に提唱され始めたのは18世紀半ばにアダム・スミスやデイヴィッド・ヒュームらによって「見えざる手」が提示された時からといわれている。そこから先進国を中心に「資本主義」の概念が広がりを見せた。もちろん時代と共にその在り方は変わっていっているのだが、本書で取り上げる「資本主義」の変化については、英米式の「株主」を中心とした資本主義から「会社は社会の公器 […]

炎上とクチコミの経済学

よくネットでは投稿によって「炎上」する事がある。「炎上」という言葉を知らない方だと、物理的に火事になるのかと思ってしまう方もいるのだが、コメントが肯定・批判・中傷問わずに噴出して荒れてしまうような状況のことを指している。その影響により、起業や有名人の中には陳謝をしたり、アカウントを閉鎖したりするようなこともあり、さらに悪質に行うことをした場合はそのメディアから排除の的になることさえもある。 しかし […]

損する結婚 儲かる離婚

私も先日33歳を迎えた。もう「中年」という言葉に片足を突っ込み始めている(というかもう突っ込んでいるかもしれない)年頃であるのだが、結婚も考えなくてはいけないと思ってしまう年頃でもある。しかし結婚というと伴侶となる女性が必要であるのだが、その女性を探すのもまた一苦労なのかも知れない。もっとも彼女いない歴が年齢に限りなく近いくらいであるのだから。 私事は置いといて、結婚にしても離婚にしても、様々な面 […]

農業と人間――食と農の未来を考える

食の問題は人間の生活の中で深く関わり、政治的な問題の一つであり、なおかつ環境問題にも影響をする部分としても挙げられる。そのために農業や食に関わることについては根深い中でありながらも重要なものとしても挙げられる。しかしその未来はどのように市べきなのか、そして議論はどのようにして発展していくべきなのかも含めて議論しているのが本書である。 第1章「フード・セキュリティ―途上国と先進国」 フード・セキュリ […]

百貨店とは

子どものころ当たり前にあった百貨店であるのだが、年に1回、故郷に帰省するといつの間にやら少なくなり、昨年末には1つもなくなってしまった百貨店。子どもの頃にいくつかの百貨店に通ったこともあり、思い出もけっこうある。 しかし私の故郷に限らずとも多くの百貨店は閉店や撤退が相次ぎ、その反面複合のスーパーやショッピングモールができてきている。そもそも百貨店はどのような存在なのか、どのような栄枯盛衰があったの […]

GREAT JAPAN 偉大なる国へ 黒船はもう来ない!

黒船と言うと今から164年前に浦賀沖に来航した船を表すのだが、海外勢力のことを表している。その表している中で、日本は巻き込まれたり、影響を受けたりするようなことがあり、なんとも受動的な部分があるのだが、実際に日本は大国と言うほどの先進国にまでなった。その先進国にまでなった中で黒船来襲のようなことは起こらないとしている。それは何故なのか、そしてアメリカの情勢とはどうなっているのかを取り上げているのが […]

大災害の経済学

災害は経済に少なからず影響を与えている。災害ではないのだが、気候の変化も市場に変化が訪れ良し悪し問わず、経済的な変化を遂げる。もっとも災害によって経済や農業など商売に関わるところにも「騒動」の呼び水になる。 そもそも大災害は経済にどのような影響を受けるのか、あるいは災害対策は政府としてどのようなことを行っていたのか、そのことを取り上げている。 第1章「災害大国日本」 今の日本は「環太平洋造山帯」や […]

バターが買えない不都合な真実

料理をする人にとってバターは重要なものなのだが、そのバターが数年前から買いづらくなっている。その理由としてバターを1ケース買うだけでも400円もしており、なおかつ1人1ケース限定といった制限まで設けられている。しかしなぜバターが買いにくくなっているのか、そこには農業の衰退というよりも輸出入の事情があるという。それは農業に限らず、外交にも大きくかかわってくるのだが、そのかかわってくる要素について取り […]

ここからはじめる観光学―楽しさから知的好奇心へ

観光は観光客にとっては普段ではありえないような体験を得ることができる。もっともその「観光」における影響について取り上げた学問が「観光学」であり、長年にわたって研究を積み重ねてきた。しかしながらその「観光学」はどのようにして研究を重ねていったのかは私たちにはよくわからない。その学問とは何か、経営・社会・文化などを中心に紹介している。 第Ⅰ部「観光と観光学」 そもそも観光とは何かというと、 「他の土地 […]

まちのゲストハウス考

「ゲストハウス」と言うと簡単に言えば「訪問者のための宿泊施設」と表すのだが、様々なコミュニティを通してそこにコミュニケーションを求める、あるいは憩いを求めるためにあると言っても過言ではない。しかし海外でいう「B&B(ベッド&ブレックファースト)」のような様相ではなく、ある意味「シェアハウス」に似た形のものを指している。そういった「ゲストハウス」は今、どのようにして役立てられているのか、様々 […]