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国内経済

「スーパー新幹線」が日本を救う

新幹線の進化は止まらないのだが、最近では北陸新幹線や北海道新幹線ができ始め、利便性が高まっていくようになった。今後も延伸や新しい新幹線の構想が出てき始めており、様々な交通インフラの充実が期待できるのだが、著者は一極集中から地方創生への一手段として「スーパー新幹線」があるという。そもそもスーパー新幹線とは何か、日本を救うきっかけとなる新幹線はどのようになったらよいのか、そのことを取り上げている。 1 […]

ショッピングモールから考える ユートピア・バックヤード・未来都市

私自身ショッピングモールに行くことは年に数回くらいしかない。その数回は年末年始に故郷の旭川に帰った時にしかない。しかしショッピングモールに行くといろいろな店があり、好みの商品を時間かけて選び、決めるといったプロセスがたまらなく好きである。買い物巡りをしたい人にとってはある意味オアシスなのかもしれないのだが、そもそもショッピングモールには未来都市の姿が映し出されているという。その姿とは何かを取り上げ […]

8000万人社会の衝撃 地方消滅から日本消滅へ

人口の右肩下がりが止まらない。下手すると1億人割れを起こしてしまい、8000万人台にまで陥ってしまうという。その8000万人になった時の日本はどのような変化が起こるのか、そして著者は「日本消滅」になるのではないかと指摘しているのだが、その要因と対策を提言している。 第1章「8000万人社会の到来」 日本は1億2000万人強の人口をピークに少子高齢化に伴い右肩下がりの一途をたどっている。その右肩下が […]

21世紀の日本最強論

日本が最強である理由は色々とある。もちろん様々な角度が存在するのだが、同じように最強の部分もあれば、最弱と呼ばれるような弱点も存在する。本書はその最強である理由と、よりよくするための弱点のあぶりだしと克服の方法などを多岐にわたる学問から取り上げている。 第一章「誰も知らない「世界一の日本」」 日本が「世界一」である部分は豊かさもあるが、ガラパゴス化している技術を持っていること、そのことも含めノーベ […]

地方消滅 創生戦略篇

地方は東京に比べても衰退の一途をたどっており、消滅の危機にある。それは著者の一人である増田氏が2014年に「地方消滅―東京一極集中が招く人口急減」を中公新書にて出版されたときに口火を切った。それから地方は本当に消滅するのかどうか、様々な論者が議論をするようになった。 しかし増田氏はその地方消滅を食い止める手立てはないわけではなく、イノベーションを行うことによって都会以上に発展するきっかけを築くこと […]

日本が世界一「貧しい」国である件について

本書のタイトルを見るに、経済的には「貧しい」かと言うとそうじゃないのかもしれないが、心的な「貧しい」のであれば、その通りの部分もあるのかもしれない。本書もその中でも後者のことを表しているのかもしれない。ではなぜ心的に世界で一番貧しくなってしまったのか、その要因と対策を取り上げている。 1章「ニッポンはなぜ貧しくなったのか」 「日本は「豊か」だけど「貧しい」国」(p.23より) とあるが、まさにその […]

銀行の罪と罰―ガバナンスと規制のバランスを求めて

「銀行」と言うと、生活の中ではお金を預けたり、引き出したりするようなイメージがあるのだが、他にも存在する。会社を経営している方であれば、融資を受けると言ったこともあるなど、まだまだ知られていないような業務も存在する。 しかしその銀行は日本の経済を動かすような存在であり、倒産の危機になってくると、公的資金を投入するような事例まで存在する(もちろんそういったことが受けられず倒産した例もある)。本書は銀 […]

年金は本当にもらえるのか?

年金は現時点で国民誰もが加入する義務であり、なおかつ働き盛りの世代は毎月のように支払わされるものである。そしてある程度の年齢を過ぎたら、国民・厚生・共済と金額は異なるものの、毎月のように年金を受け取ることができる制度である。 しかし高齢化社会に伴い、高齢者の増加と働き盛り世代の人口が減少するなど、働き盛り世代の負担が増え、逆に高齢者はもらえる年金が減少している。極端に言うともらえないのではないかと […]

老後の生活破綻 – 身近に潜むリスクと解決策

人生の中には様々なリスクが存在する。そのリスクの中には「生活破綻」なるものも存在する。その中でも老後と呼ばれる世代では「病気」「詐欺」「子供の失業」と言ったものがあるという。そのようなリスクが降りかかり、生活が破綻してしまう高齢者は少なくない。その生活破綻の現状とこれからの対策をどうしたら良いか、そのことについて取り上げたのが本書である。 第1章「高齢社会の現実」 現在日本では4~5人に1人が65 […]

経団連―落日の財界総本山

経団連(日本経済団体連合会)の会長は俗に「財界総理」と呼ばれた。その要因として財界と政界とのパイプだけではなく、財界にも政界にも大きな影響力を与えること、さらには財界の立場から政治的に関与するという意味合いを持っている。その政財界双方に大きな影響力を持つ経団連は現在、人材の枯渇が起こっており、力も衰えているのだという。そもそもなぜ経団連は衰退するのか、そして財界は現在どのような変化が起こっているの […]