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経済

金融の基礎知識100

金融と言うと、その道のプロの専売特許かとお思いがちであるが、実際にお金を貯めている方々に対して、お金をどのように蓄えていくのか考える必要がある。そのためにも記入の基礎知識を身につけ、実際に様々な金融に手を出すことも必要になってくる。タンス貯金や普通預金ばかりにため込んでいては、お金は水槽の中に入り続け、やがては窒息してしまうからである。 だから金融商品を購入するなど、様々な形の資産にして、あなたが […]

経団連―落日の財界総本山

経団連(日本経済団体連合会)の会長は俗に「財界総理」と呼ばれた。その要因として財界と政界とのパイプだけではなく、財界にも政界にも大きな影響力を与えること、さらには財界の立場から政治的に関与するという意味合いを持っている。その政財界双方に大きな影響力を持つ経団連は現在、人材の枯渇が起こっており、力も衰えているのだという。そもそもなぜ経団連は衰退するのか、そして財界は現在どのような変化が起こっているの […]

タックス・イーター――消えていく税金

先日、税における経済の思想史について取り上げた。今回は税にまつわるところで、ちょっと良からぬ話について取り上げた一冊を紹介する。本書はどのようなものなのかというと、「タックス・イーター」と呼ばれる税を食い物にするような人々の実態とその対策についてである。 第1章「タックス・イーターの起源」 日本の三大義務である「納税の義務」において日本人は国・地方などに税金を納める。その税金は国・地方行政の財源と […]

私たちはなぜ税金を納めるのか―租税の経済思想史

2016年が始まり、個人事業主とかはそろそろ確定申告に向けて準備を進める方もいることだろう。確定申告の提出期限まではまだ2カ月半あるのだが、様々な準備が必要であることから、今からでも準備をする必要がある。 日本国憲法にも三大義務として「納税の義務」があるのだが、その「税」はどのような歴史をたどっていったのか、本書は「経済思想史」として市民革命期のイギリスから現在までどのような税体系だったのかその歴 […]

戦後日本の経済と社会――平和共生のアジアへ

今となっては世界第三位の経済大国だったのだが、数年前まではアメリカに次ぐ世界第二位だった。その世界第二位に上り詰めた最大の要因の一つとして高度経済成長による世界的にも類を見ない、目覚ましい経済成長を遂げたことにある。その戦後経済の中で大きな成長を見せたのと同時に、ひずみもまた存在したという。 本書は戦後日本がどのような経済成長をたどり、経済体系を作っていったか、そしてこれから日本の経済のみならず、 […]

イエレンのFRB―世界同時緩和の次を読む

ベン・バーナンキの後任として連邦準備制度理事会(FRB)議長に就任したのはジャネット・イエレンであり、2014年の1月に就任した。就任当初はFRB史上初の女性議長として話題となったが、就任して約2年経ち、どのような手腕を振るい、アメリカ経済を動かしてきたのか、その足跡を追っている。 第1章「議長交代―Your Team Is Up」 イエレンがFRB議長になる前、アメリカの経済は大混乱の状態だった […]

影の銀行―もう一つの戦後日本金融史

日本経済の裏で支える銀行だが、その銀行の中には金融当局の規制や監視を受けない銀行が存在するという。その銀行は表向きの銀行と手を組み利益を拡大し、そして世界経済を揺るがすような存在にまで変貌していったという。その「影の銀行」の存在について本書では迫っている。 第一章「資本不足の時代」 著者は、大学卒業と同時に銀行に入行し、長年勤め、その後投資会社を経て、現在は年金コンサルタントとして活躍している。そ […]

くまモンの秘密―地方公務員集団が起こしたサプライズ

今でこそくまモンは熊本県のゆるキャラとして全国的に有名なものになったが、その全国的な人気を誇ったのは、熊本県にて、くまモンを広げるための「戦略」を構築し、実行してきたのだという。 本書では熊本県庁の中で「チームくまモン」というプロジェクトチームを結成し、くまモンを全国的に知らしめた仕組みについて明かしている。 第一部「くまモン関西攻略の秘密―熊本県庁チームくまモン関西部隊」 第一章「熊本をPRしな […]

大転換―脱成長社会へ

本書は2008年に起こった「リーマンショック」を契機に急速に景気が後退したのを機に経済的な「大転換」が求められたことから出たのかもしれない。そう考えるとあれから6年以上経ち、経済的にもリーマンショック以前の好景気にあるのだが、もしかしたらまた本書のような「大転換」のきっかけになるような景気の変化が出てくるのかもしれない。 本書はリーマンショックをきっかけにした「大転換」に関することを提言しているが […]

アフリカ―資本主義最後のフロンティア

アフリカと言えばいまだに「発展途上国」の印象が強いのだが、最近になってだんだんと成長の兆しが見えはじめて行った。その象徴として5年前の2010年に南アフリカにてサッカーワールドカップが開かれたのが印象的である。会場設営や治安など課題はあったのだが、ワールドカップが開催されたことにより経済成長を象徴づけたと良いといえるのだが、他にもアフリカ大陸の国々でも目覚ましき成長が存在するという。本書はその成長 […]