CATEGORY

社会

電子書籍の基本からカラクリまでわかる本

洋泉社 依田様より献本御礼。 昨月28日に日本でiPadが発売された。今年の秋冬頃には、kindleやsonyリーダーが発売される。「電子書籍」の隆盛が現実味を帯びてきた。本書はこれから到来する「電子書籍」の時代についてどのように変わっていくのか、そしてすでに「電子書籍」の時代が始まっているアメリカではどのようなことが起こっているのかについて迫った一冊である。 PART1「出版に変革をもたらすiP […]

南アフリカの衝撃

いよいよ来月から南アフリカでFIFAワールドカップが開催される。しかし前回のドイツ大会、前々回の日韓大会と違い、日本では盛り上がりに欠けている。それ以上に悲観的な見方が多く、失望感さえあるという意見もある。しかし4年に1度の大会に参加できる以上、並みいる強豪を相手に最高の試合をし、悲観的な見方を吹き飛ばしてほしい思いである。 さて今回開催される南アフリカであるがアフリカ大陸の国々の中では最も経済的 […]

給与明細は謎だらけ

企業人であれば毎月当たり前にもらっている「給与明細」であるが、基本給や各手当から所得税や住民税など引かれて手元に入ってくる。しかしその税はどのようにして計算されているのかは、税に関する本を読んでもさっぱりわからない、というより知る必要がないといわれるほど関心事にもならない。しかし日本国憲法上、労働や勤勉に並び「納税の義務」がある以上、税金を納めなくてはならない。そうである以上「税」については頭の片 […]

天皇霊と皇位継承儀礼

皇室典範問題は秋篠宮親王から悠人親王がご誕生したことにより、TVや新聞などのメディアでは取り上げられる機会が少なくなったのだが、近年では愛子様の問題もあり皇室問題が再燃化している。また漫画家の小林よしのり氏が「ゴーマニズム宣言 天皇論」を刊行したことにより皇室典範にまつわる議論が活発化した。民主党主権内では普天間基地問題、さらには予算などにより皇室典範が二の次におかれているような状況に陥っている。 […]

となりの「愛犬バカ」

犬に限らず「動物を飼う」人は多い。私は自宅では動物を飼っていないが(そもそもペットを飼うことは禁止されている)、実家ではオカメインコを飼っている。毎年実家に帰るとそのインコの面倒を見ることになるのだが、数年飼っているせいか、インコは変な意味で人間臭く見える(白飯が好きだったり、ピーナツをよく食べたり・・・)。 犬も例外なく様々な家で飼われているが、野生の犬を拾うよりも、実際にペットショップへ行って […]

日本霊異記の世界 説話の森を歩く

日本文学の代表する「霊」にまつわる説話集と言えば「日本霊異記」である。その中から一寸法師など童話として取り上げられた作品もある為、「日本霊異記」という名前は知らなくても、この説話は聞いたことがあると言う人もいるだろう。 本書は「日本霊異記」の中身はどのような物であるのかというのを案内した一冊である。いわば「日本霊異記」の入門書という位置づけと言える。 第一講「小さ子とトリック・スター」 最初に紹介 […]

ネパール王制解体―国王と民衆の確執が生んだマオイスト

先進国では「民主主義」の国家が当たり前の如くある。とはいえ中国の様に共産党独裁政治を張っている国もあれば、一党、もしくは個人のみの独裁国家というのは世界でおよそ100ヶ国も存在する。それらは発展途上の小さな国家であり、独裁政治の中で苦しめられ続けている国民も少なくない。ネパールも王室独裁が続いた国家であるが、2006年春に起こった「4月革命」によって民主化に向けて動き始めた。そして2008年に初め […]

すし屋の常識・非常識

本書を読んでいると最近寿司屋に行ったことないなとしみじみ思ってしまう。寿司や刺身が好きなのだが、最近ではそういったものを食べようと思うと億劫になってしまう(吝嗇の性なのだろうか)。 実際にすし屋に行ったことは数回しかなく、いずれも回転寿司店であり、本格的なすし屋に行ったことは一度もない。 したがって本書は自分のイメージと照らし合わせて見てみようと思う。 第一章「すし屋がたどって来た道」 日本の食文 […]

福沢諭吉 背広のすすめ

日本で始めて「スーツ」という概念が生まれたのは幕末のころ、長きにわたる「鎖国」が黒船の来襲により終焉を告げたことからである。 日本では「スーツ」のことを「背広」という言葉に置き換えることができる。おそらく「背広」を着たサラリーマンが「父親の背中」のように広く見せるためと勝手に推測してしまう。 ではなぜ日本では「背広」と呼ばれるようになったのか、「背広」とは何かと問われると著者同様私も考え込んでしま […]

電子書籍の衝撃

今月の8日にアップルからiPadが発売された。もうすでにキンドルが出回り始め、いよいよ電子書籍時代の到来かと言われ始めてきたように思える。その中で紙媒体、出版業界では総売り上げが右肩下がりといわれ、いわゆる「活字離れ」「本離れ」というのが進んでいると叫ばれている。 本書は電子書籍が広がることによって、読書や出版、そして出版業界がどのように変わるかについて考察を行っている。 第1章「iPadとキンド […]