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社会

「一人で生きる」が当たり前になる社会

人は一人では生きられないと言ったことを聞いたことがあるが、それがだんだんと死語になりつつある。父と母の間で生まれ、様々な人に支えられるのだが、その後結婚することなく、生涯独身で人生を終えるといったケースも出てきており、最近では老後身寄りがなくなるケースもある。 「一人で生きる」は、「結婚」することなく、独身で生きることを指している。なぜ独身が進むのか、そして独身が増えていく中でどのように生きたら良 […]

Numbers Don’t Lie―世界のリアルは「数字」でつかめ!

世の中には色々な「数字」がある。もちろん人によっては数字が得意な人もいれば、苦手な人もいる。しかしその数字をいかに読み解くかによって、世の中の見え方も変わってくる。その見え方をいかにしてつかんでいくか、本書は森羅万象の「数字」を読み解きながら、世界の現実とこれからについて追っている。 第1章「世界の人々――暮らしはどう変化して、どこに向かうのか」 世界的な数字を取り上げているが、本章では主に「人」 […]

仲人の近代 見合い結婚の歴史社会学

「コロナ禍」は様々な所で起こっている。飲食業界や旅行業界などがメディアにて注目されるのだが、冠婚葬祭の業界もまたコロナ禍のあおりを受けてキャンセルが続出し、キャンセル料を巡る裁判まで起こっているという。 もちろんコロナ禍により結婚が少なくなったというのは短絡過ぎである。結婚はするのだが、結婚式は挙げず、結婚報告だけにとどめる所も出てきている。その一方でコロナ対策を十分に行って結婚式を挙げる所もあり […]

サクッとわかる ビジネス教養 行動経済学

「行動経済学」とは、 実験などで観察される人間行動を基に構想された経済学。ホモ‐エコノミクスを前提とする経済学の非現実性を克服する意図をもつ「広辞苑 第七版」より とある。経済学の中でも特に実践的かつ、ビジネスの要素でも扱われやすい分野とも言える。その一方で「経済学」であるため実践的でありながらもとっつきにくい分野とも言われている。本書はこの「行動経済学」を基礎から学び、ビジネスの場においてどのよ […]

パンツを脱いじゃう子どもたち―発達と放課後の性

恥ずかしながら本書のタイトルを見て、つい「クレヨンしんちゃん」の野原しんのすけを連想してしまった。今はほとんどマンガ・アニメでクレヨンしんちゃんは観ないのだが、小さい頃はよく見ており、ことあるごとにパンツを脱いでいたシーンがあったことをつい思い出してしまった(現在ではそういったシーンは放送されていないと聞く)。 私事はさておき、本書は小中学生、そのなかにハンディを抱える子どもたちから発生する「性」 […]

最強の食材 コオロギフードが地球を救う

日用品や食品をスーパーに限らず、色々な所で購入するのだが、ここ最近「コオロギチップス」や「コオロギせんべい」なるものが売られているのを目にする。実際に購入したことはないのだが、機会があれば購入しようかと考えている。 未来の健康スナック コオロギチップス ほんのり塩味 30g posted with カエレバ 楽天市場 Amazon Yahooショッピング 7net 関係ないように見えるが本書はその […]

日本企業の復活力 コロナショックを超えて

コロナ第6波が猛威を振るっている。現在ではまん延防止等重点措置を行っており、いつ再び緊急事態宣言が出るのかということ、さらにはワクチンや飲み薬がどうなっていくかと言う動きもあるのだが、今日でも満員電車に揺られながら通勤・通学するサラリーマンや学生もいる。 日本はテレワークやデジタル化といった動きは見せていたものの、コロナ以前の動きはかなり鈍かった。それがコロナの影響かどうかは不明だが、日本はデジタ […]

クラウドファンディングで社会をつくる―人はなぜ寄付するのか?

「クラウドファンディング」はもはや色々な所で使われている。概念自体は2000年代に生まれてきたのだが、2010年代になってから拡大し、もはや当たり前の存在にまでなっている。なぜクラウドファンディングが盛り上がっているのか、またそこから創られる社会とは何かについて取り上げているのが本書である。 第1章「1億円達成!――タッグを組んだ「抱樸」と「READYFOR」」 本章では「認定NPO法人抱樸-ほう […]

コロナ後を生きる逆転戦略 縮小ニッポンで勝つための30カ条

新型コロナウイルスの収束が見え始めたかと思った矢先の第6波である。しかも先の状況とは異なり、急速に感染を広げている。オミクロン株の感染力が強い影響と見られており、日本に限らず、世界的に急速的なペースで感染を広げている。国によってはピークアウトとなり、減少傾向にあるのだが、まだまだ油断できない現状にある。 このコロナの影響により、旧来の生活様式、さらには仕事のあり方を続けることが難しく、在宅を含めた […]

アルバイトの誕生―学生と労働の社会史

本書は労働にまつわる歴史のなかでも「アルバイト」にフォーカスを行っている。元々この「アルバイト」の語源はドイツ語における「労働」や「仕事」を「Arbeit」と綴られていたことから来ている。いわゆる年や月単位における期間限定の雇用形態を表している。 本来であれば非正規雇用の一種であるが、中には期限を設けない正規雇用と同じような定義を持つアルバイトも存在しており、なおかつ派遣社員や契約社員、パートタイ […]