CATEGORY

医学

スマホが起こす「自分病」って何?

スマホ(スマートフォン)はもはや国民1台以上持つほど当たり前のものとなっていた。10年ほど前までは今も残っているのだが、二つ折りの携帯電話であることが一般的だったのだが、時代の流れとともに変わっていっていることが確かにある。 しかしそのスマホが広がりを見せたことによる「弊害」も発生している。どのような弊害かというと、スマホに依存するあまりに、思考力が落ちるといった論者もあれば、本書のように人間関係 […]

がんになった私がした30の実験

サンライズパブリッシング様より献本御礼。 もともと「がん」は病気の中でも「生活習慣病」と呼ばれることもあれば、遺伝的な病として呼ばれる事もある。発生源に関する研究は進んでおり、多くは前者にある「生活習慣」に起因しているケースが多くある。 いざがんにかかってしまうと、心当たりのある部分もあれば、絶望的な感情に陥ると言うようなケースも少なくない。そこで本書である。本書は自らがんになってしまった時の状況 […]

認知症の人の心の中はどうなっているのか?

認知症に関しての考え方は刻々と変わっていく。もっとも認知症はどのような嗜好を持っているのか、実際に認知症の患者を治療している医者の方々の話もあれば、認知症を研究しているのだが、実際に本当に認知症にかかってしまった時の心境を綴る本、さらには認知症でありながらも楽しく働いている店の姿など、ありとあらゆる視点の変化がある。 そこで本書である。認知症はどのような苦しみがあり、コミュニケーションがあり、見て […]

健康・医療情報の見極め方・向き合い方—健康・医療に関わる賢い選択のために知っておきたいコツ教えます

今年猛威を振るい、来年も同様に振るうだろうと予想される新型コロナウイルス。その情報については常に錯綜し、医療を始め、物販面でも大きな影響を及ぼした1年だった。特に医療については逼迫の状況であるなかで、働いている方々には感謝の念は絶えない。 コロナに限らず、健康や医療にまつわる情報は数多くあり、私自身も触れることが数多くある。本書では健康や医療にまつわる氾濫している情報の見極め方について伝授している […]

65歳医師がなぜ開業できるのか? 埼玉県は日本一の医療過疎地

「挑戦するのに年齢はいらない」と言う言葉があるのだが、挑戦するものによっては年齢制限のあるものもあるかもしれない。もしくは年齢制限こそはないものの、体力・精神面で若い内に行わなければならないようなものもあるため、実質的に「制限」があるのかもしれない。しかし本書は「開業医」であり、元々自治医科大学で勤務していたこともあり、その経験などもあるため「ゼロからのスタート」とは言えない。とはいえなぜ開業医を […]

日本人の大腸は「劣化」している! 大腸活のすすめ

ここ最近では「腸活」が一大ブームとなっている。腸内環境をよくして、内面から健康的な生活を送ると言った狙いがある。実際に私もここ最近では内臓疲れが目立つようになり、それを抑えるために、腸活や菌活を行うようになった。実際に行っていくと、自分でも驚くほどアクティブになることができるほどにまでなった。まだまだ実施途上であるため、これからもドンドンと進めていきたい所存である。 私事はさておき、腸活ブームにあ […]

安楽死・尊厳死の現在-最終段階の医療と自己決定

本書は「安楽死」と「尊厳死」について取り上げているが、実は2つとも同じように見えて、意味合いが全く異なる。「安楽死」は、 助かる見込みのない病人を、本人の希望に従って、苦痛の少ない方法で人為的に死なせること。「広辞苑 第七版」より とあり、一方の「尊厳死」は、 一個の人格としての尊厳を保って死を迎える、あるいは迎えさせること。近代医学の延命技術などが、死に臨む人の人間性を無視しがちであることへの反 […]

人は、人を浴びて人になる

本書のタイトルが魅力的であり、なおかつ私も「その通り」と答えたくなる。その理由としては私自身が「書評家」となったのも、書評家としてこれからも続けていくきっかけも「人」との出会いによってであり、近年は離れているものの、人との縁が続いている所があり、今もなお続けられているのも「人」の縁のおかげもある。 人脈術でもいくつか書いたのだが、人は「ダイヤモンド」のようであると行ったことがある。これはダイアモン […]

いますぐ彼を解きなさい―イタリアにおける非拘束社会への試み

「拘束」と言うと自由を奪うというものであり、特に犯罪に関しては「身柄を拘束」するという言葉を用いることが多い。しかし本書で言うところの「拘束」は犯罪における拘束ではなく、精神医療における「拘束」の廃止に向けた動きを取り上げている。 なぜ精神利用において「拘束」が行われているのか、もともとの精神科での医療に関わっており、2018年という過去の記事になるのだが、精神科病院では身体拘束が急増しているとい […]

ぼくらの中の「トラウマ」

人生生きていると、必ずといってもいいほど「トラウマ」と呼ばれるような出来事に出くわすことがある。それは事故や事件に遭遇するばかりではなく、ショッキングな映像を視聴してしまい、それがずっと記憶に残り続け、恐怖として残り続けるというような状況もありうる。本書はそのトラウマの傾向と対策について取り上げている。 第1章「トラウマ反応で起きること」 ある記憶を想起するような場面に出くわす、あるいは言葉を聞く […]