CATEGORY

地学・天文学

オーロラ!

ヨーロッパや北極などで見られるオーロラ。今年の3月・6月には北海道でも観測された。オーロラは非常に神秘的であるが、科学的な見地において様々な葉㏍年が繰り返してきた。本書はそのオーロラがなぜ光るのか、そしてオーロラと発明との関係を解明するとともに、オーロラが紡ぐ未来について取り上げている。 1.「オーロラはなぜ光るのか?」 オーロラの光は非常に不思議であり、形も色も一定せず、様々な色や顔を見せてくれ […]

新・天文学入門

7月7日といえば言わずもがな「七夕」である。しかし所によっては8月7日としているのもあるが、ここでは一般的に定義されている7月7日で統一する。 この日は曇天・雨天になるケースが多いのだが、晴れるケースもあり、その際には天の川など幻想的な星々を眺めることができる。そういった星々を眺めるためにちょっと頭に入れておきたいものがある。それが「天文学」というものである。しかし「天文学」といっても堅苦しいよう […]

スリランカの赤い雨 生命は宇宙から飛来するか

「赤い雨」と言うとスリランカで深刻な公害があるのかと思ってしまうのだが、実は宇宙に関係しているという。これについては第1部の第3章にて詳しく取り上げるとするのだが、インドにて隕石が降り、そのことによって未知の細胞のような微粒子によって赤くなったのだという。その「微粒子」とはいったい何なのか、そしてその「微粒子」がもたらす生命のあり方とは何か、そしてそれは生物学、及び宇宙工学にどのような影響をもたら […]

宇宙太陽光発電所

太陽光発電は2011年に起こった東日本大震災に伴う福島第一原発事故にともない、太陽光発電が注目を浴びている。その一つとして「メガソーラー」がある。他にも太陽光に関する技術として本書で取り上げる「宇宙太陽光発電」も挙げられている。著者は30年以上にわたって宇宙にソーラーパネルを設置する研究を続けてきたという。かつては空想科学の如く扱われたものだったのだが、現実のものとなりつつある。その宇宙太陽光とは […]

不思議の国の「みなみ」 宇宙へつながる秘密基地

私たちが住む地球には、目に見える「物質」と目に見えない「非物質」が存在する。その中でも「被物質」なものには「時間」や「神話」「現実」「空想」「幻想」などが挙げられる。「物質」にも私たちがあまり触れられないものとして「宇宙」が挙げられる。 私たちが生活している中で全く触れられないものは物質・非物質をつなげるもので「数」にフォーカスを当てている。その「数」も1,2,3といった「実数」や「虚数(iの2乗 […]

自然災害からいのちを守る科学

自然災害はいつ、どこで起こるかわからない。その自然災害にも「地震」「雷」「火山噴火」などが挙げられる。本書はそのメカニズムを知り、自分の住んでいる地域を鑑みた防災・減災のあり方について示している。 第1章「日本の地理的条件と自然災害」 日本には「環太平洋造山帯」によるところにあり、地震や台風などの自然災害が起こりやすい。そのため、自然災害に対する対策も行われているが、想定を遥かに越えることも度々起 […]

地震と火山の日本を生きのびる知恵

日本は「環太平洋造山帯」の中にある国と言われている。「環太平洋造山帯」は、 「太平洋をとりかこむ山地帯。中・新生代の造山運動で形成され、日本列島をふくむ西側では弧状列島」(「広辞苑 第六版」より) と定義されている。つまり、縄文時代といったかなり古い時代から山々がつくられた国であり、今でもその山々の中には「火山」と呼ばれる山が存在しており、地震や火山噴火といった災害に巻き込まれやすい国のことを表し […]

海の色が語る地球環境

自分自身、旭川という内陸部の出身であるため、生で海を観る機会は旅行の時以外なかった。大学進学と同時に小樽に住み、そこで海を観る機会が多くなり、やがて川崎に引っ越してからも海を観る機会は少ないながらもある。 海を見続けると、毎日違った海の光景が存在する。波の高さも去ることながら、海辺を飛んだりとまったりするカモメ、さらにはサーファーなどが居るときもある。 その海は「地球環境」において色や風景をもとに […]

湖水爆発の謎を解く カメルーン・ニオス湖に挑んだ20年

1986年8月21日 アフリカのカメルーン共和国で全く新しい自然災害が起こった。ニオス湖と呼ばれる湖で、「湖水爆発」が起こった。「ニオス湖」はカメルーン西部にある湖であり、元々「火口湖」と呼ばれる湖であるのだが、「湖水爆発」そのものも知られていなかったため、その周辺にいた住民1,746人、さらには多くの家畜が死亡する大惨事となった。本書はその原因と引き金など、「湖水爆発」の謎とともに、災害のメカニ […]

森林飽和―国土の変貌を考える

森林破壊が著しく、それが環境破壊の象徴といわれている。その対策の一つとして「植林」をする事によってもとの緑の森に戻そうとする働きかけも多い。 しかしその「植林」が森林破壊とはまた違った「環境破壊」を被るのだという。本書ではその緑化に対する「副産物」と呼びタイトルのような「森林飽和」と定義しているが、その「森林飽和」の悪影響について取り上げつつ、その対策も提示している。 第一章「海辺の林は何を語るか […]