CATEGORY

数学

「偶然」の統計学

確率論でも「偶然」や「奇跡」と呼ばれるような概念はないわけではない。宝くじで連続大当たりをしたり、大会で連続ホールインワンを達成したりするなどもはや「奇跡」「偶然」と市か言えないような出来事は現実に起こっている。しかしそのようなことは統計学者・確率論者からするとこういったことは起こり得ることであるという。ではなぜそのように考えているのか、実例とともに取り上げているのが本書である。 1章「不可思議な […]

数の発明

普段の生活の中でごく当たり前にある「数」。その数がどのようにして生まれたのかというと、正直言って良く分からない。しかも「数」とひとえに言っても「素数」「基数」「数字」「分数」「小数」など多岐にわたる。もちろん「数字」についても本書で取り上げているのだが、そもそも「数」がどうやってできたのか、その歴史を紐解くことが本書の中心である。 1.「数概念の起源」 元々「数」の概念ができたのがいつ頃かというと […]

とんでもなく面白い 仕事に役立つ数学

数学や算数の苦手な人がいる。その理由としていくつかあるのだが、主だったものとして「学校の授業がつまらない」「社会の役に立たない」というような話がある。しかし後者は最近になってそういった考えが覆されている傾向にある。本書のようにビジネスと数学に直結する要因と数学の中で幾何や代数、解析、非線形など数学の中でも非常に専門的なものについて仕事においてどのような客割を担っているのかについても伝授している。 […]

大人もハマる算数

小学校の時は算数、中学・高校と数学を学ぶ機会がある。また大学によっては数学を学ぶ機会があるのだが、私自身は小中高大とそういう機会があり、私自身も得意としていた。 そこで本書である。本書は大人のために算数を学ぶための一冊であるが、「単なる子供の算数じゃないか」と思っていたら痛い目にあう。しかしその痛い目にあったことによって、悔しくなって解きたくなり、本書のタイトルのようにいつの間にかハマってしまうよ […]

江戸を割る―和算とトリック・占いの不思議なつながり

本書のタイトルは「江戸を割る」と書いてあったが、「何を割るんだろう」と疑問に思ったのだが、サブタイトルを見ると「割り算」であるという。 本書は江戸時代における「割り算」をピックアップしながらトリックや占い、日常生活についてどのように受け入れられたのかについて取り上げている。「割り算」というと割った後の答えになる「商」と余った数の「余り」と言うのがある。それを算出する方法について、かつては棒を並べた […]

やり直し教養講座 高校数学、居酒屋で教えるとこうなります

「高校数学」は高校だけで学び、結局の所社会の役に立たない、と思っている方も多いことだろう。実際に私も分野によって異なるが役に立たない事だと思っていた。しかし最近では統計学が見直され、さらに確率なども認知されるようになり、高校数学が社会に役立てられるという認知もされ始めてきた。本書は数学者がわかりやすく高校数学を教えるという一冊であるが、「居酒屋で教える」と言うところがミソである。ちなみに本書は新書 […]

ヤバい統計学

昨今では「統計学」を究めることは、ビジネスにとっても大いに役立つのだという。その理由の一つには「ビッグデータ」と言うようなのがあるためである。「ビッグデータ」とは、 「インターネット上に存在する膨大なデータ(特に非構造化データ)を迅速に収集・分析することで,ビジネスや学術などに有用な知見を得ようとする考え方。また,その分析対象となる膨大なデータ。」(「大辞林」より) とあり、膨大な量のデータを解析 […]

直観で解く算数

皆様は小学校の頃、「算数」の授業は好きだったか。 私自身は算数の授業は好きだった。しかし小学校の時の担任は専ら国語の先生だったので、国語の授業がほとんどであったので算数の授業の記憶はほとんどない。あってもやったらやった分だけ評価してくれる「家庭学習」で学んだことくらいである。 私事はさておき、その算数の授業を大人になった自分でもやってみてはと提示している本書であるが、「何を今更」という一冊であるが […]

BASIC NUMBERS

本書は日本・世界・宇宙など様々な所で取り上げられる「数字」をもとに森羅万象を見て行く一冊である。単純に数字を羅列しているのではなく、むしろその数字は何を意味しているのかも解説している。そのため、本書の著者にある「使える数字」を表していると言っても過言ではない。 1.「この国のかたち」 本書は目次を見てからじっくり中身を読むとなかなかおもしろいようにできている。というのは現在の人口や国土、さらには政 […]

食える数学

かつて学校で習った「数学」、それが会社員として仕事を始めた今でも活きることもあれば、単なる机上の空論として終わったものもある。 もっというと、学校の授業の「数学」そのものを苦手としたり嫌ったりとする人が多い。 しかし最近ではビジネスの場でも「数学」が重要視されてきており、ビジネス書でも「数学」をテーマにしたものが乱舞している。本書は「学術の為の数学」ではなく、「社会人としての数学」、すなわち「食べ […]