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物理・化学

カカオとチョコレートのサイエンス・ロマン―神の食べ物の不思議

今日2月14日はバレンタインデーである。女性は本命の男性には「本命チョコ」を、そうでない男性に対しては「義理チョコ」を送る習慣となっているが、最近では女性同士、男性同士、もしくは男性から女性にチョコを送ることも珍しくなくなっている。 そもそも「バレンタインデー」はどのような日なのか、というと「269年にローマ皇帝の迫害下で殉教した聖ウァレンティヌス(テルニのバレンタイン)に由来する記念日」のことを […]

科学技術は日本を救うのか

日本は「科学技術立国」と呼ばれているという。ノーベル化学賞・物理学賞も多く輩出している。しかし昨今の民主党政権下で「事業仕分け」が話題となり、科学技術の分野でも多くの事業が廃止に追いやられる事態となった。現在特命大臣を務める蓮紡氏が「2位じゃだめですか?」と発言したことも有名であり、書籍にまでなってしまった。 世界でも有数の「科学技術立国」であるが、その裏では「事業仕分け」だけではなく数多くの課題 […]

科学との正しい付き合い方

最近のニュースでは「理科離れ」が深刻化しているというニュースを良く聞く。中学や高校において、ほとんど理論を教えてばかりで、実験や体験を行うなど、理科を身近なものとして捉えられる機会が少ないからかもしれない。しかしその一方で日本における技術は世界最先端と言われている。 本書は科学の現状について述べるのではなく、その現状も取り上げるが基本的には科学でよく使われる「思考術」について書かれている。 初級編 […]

図解 次世代エネルギーの基本からカラクリまでわかる本

洋泉社依田様より献本御礼。 日本で賄われている発電エネルギーは主に「火力」と「原子力」である。しかし、「火力」では原油資源の減少にみまわれ、「原子力」は安全性・環境面の観点から廃止すべきだという声が後を絶たない。その中で注目されるのが、太陽光などの「新エネルギー」であるが、課題が山積していることは言うまでもない。しかしそれらは実現化に向けて動き題していることは確かであり、今後の発電などのエネルギー […]

環境を知るとはどういうことか

神奈川県三浦半島に存在する「小網代」。本書の著者(2人+α)は小網代の自然の中で何を得てきたのだろうか、両者は小網代を通じて何を考えさせられたのだろうかということについて虫取りを行いながら、対談を行った一冊である。 第1章「五月の小網代を歩く」 五月はちょうど梅雨に入る少し前、夏日になる日もあり、寝苦しくなりだす時でもある。 本章はこの「小網代の森」を探検しながら、様々な生物と出会うという所である […]

環境ビジネス革命

環境問題が深刻化して久しいことだが、国単位での政策も推し進められており、与党はCO2を90年に比べて25%削減すると、昨日国連において表明をした。日本が温暖化対策のイニシアチブをとるのはいいが、CO2が温暖化の根源であるとは断定できない時期に…と考えてしまう。所詮環境問題も、政治的駆け引きの道具にすぎないと言うつもりなのだろうか。 それはさておき、温暖化論議も白熱していることだが、環境に優しいこと […]

なぜ僕は理科を好きになったのだろう?

最近「理科離れ」と呼ばれて久しいが、そうさせてしまっている要因の一つとして、科学の楽しさを学べる一方で理論や計算式、定義といったものばかりが教えられるという学校特有の現状がある。小学校のころまでは科学をする楽しさというのがあったのだが、だんだんそれが気難しいものになり、高校に入るともはや何語だかわからないという人も出てきたことである。 物理や化学、生物に地学は用語や方程式といったものは欠かすことは […]

水の神秘 科学を超えた不思議な世界

「水」は生物が生きていくに当たり最も必要なもののひとつである。「哲学の祖」として知られるタレスも「万物の根源は「水」である」と唱えたほどである。 しかし、「水」はどこからできたのだろうか、何をもって水と考えられたのであろうかというのはあまり分からず、たとえ知っていたとしても自らの生活の上で何の役に立つのかというのはわからないだろう。 しかし今日は「地球温暖化」と言われて久しく、その影響により食糧危 […]

ゲームと犯罪と子どもたち ――ハーバード大学医学部の大規模調査より

「ゲーム脳」や「脳内汚染」といったゲームに関する批判本が蔓延っている。私は昔ゲームの海につかっていた時があったので、そういったゲーム批判については真っ向から反論をする考えでいる。パズルゲームや脳トレといったものが続々登場してきており、脳や生活にとって直結するようなゲームも出てきており、批判論者も幾分減ってきているようだが、相変わらずゲームに関して否定的な論者もいることは事実である。 本書はそのゲー […]

地震予知の科学

2006年に緊急地震速報というのが公式にスタートしてからもう3年経とうとしている。私は今でも地震予知というのに関しては信じておらず、実際にこれが役に立ったというケースを聞いたことがない。政府主導で動いているため税金の無駄遣いだという声も少なくない。 本書はこの地震予知について、日本地震学会の中でも、前述の予知についての検討委員会の観点から、地震予知の必要性を主張している。 1「地震の発生をあらかじ […]