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自然科学

コンビニ食と脳科学-「おいしい」と感じる秘密

「偏食の的」として挙げられる「コンビニ食」。最近では栄養バランスも考えられるような品も増え、即席性だけではなく、おいしくもなった。 その「コンビニ食」は「脳」にどのような影響を及ぼすのだろうか、そしておいしさはどのように表現されていくのか、本書はコンビニ食の作られ方とともに紐解いている。 第1章「おいしさも見た目が9割」 「人は見た目が9割」と同じように「コンビニ食も見た目が9割」だという。視覚か […]

湖水爆発の謎を解く カメルーン・ニオス湖に挑んだ20年

1986年8月21日 アフリカのカメルーン共和国で全く新しい自然災害が起こった。ニオス湖と呼ばれる湖で、「湖水爆発」が起こった。「ニオス湖」はカメルーン西部にある湖であり、元々「火口湖」と呼ばれる湖であるのだが、「湖水爆発」そのものも知られていなかったため、その周辺にいた住民1,746人、さらには多くの家畜が死亡する大惨事となった。本書はその原因と引き金など、「湖水爆発」の謎とともに、災害のメカニ […]

1日1分で変わる! 老いない体のつくり方

近年ではパソコンとかでスマートフォン疲れ等肩や背中に痛みを伴うことが増えている。自分自身のパソコンやスマートフォンを持っているため、肩や背中に痛み伴うことがある。しかしよくよく考えてみると、それは猫背によるものであった。 もっというと日本人は、姿勢が悪いと著者は喝破している。本書は猫背等の姿勢の悪いところからどのように矯正し、老いない体を作るのかを紹介している。 Part1「現代人に多い、3つの悪 […]

「認められたい」の正体 ― 承認不安の時代

今は「生きづらい」時代と言われている。その背景に「他者の排除」があり、「価値のある人間」として認められている「承認」の欠乏があるのだという。 その「承認」を得ようとして、また他者を排除するという悪循環が、人間関係をギクシャクさせ、「生きづらさ」に拍車をかける悪循環となる。 しかしなぜ「認められたい」という「承認」の感情を要求するのだろうか、そして際限ない「承認」への欲求から脱するにはどうしたら良い […]

直観で解く算数

皆様は小学校の頃、「算数」の授業は好きだったか。 私自身は算数の授業は好きだった。しかし小学校の時の担任は専ら国語の先生だったので、国語の授業がほとんどであったので算数の授業の記憶はほとんどない。あってもやったらやった分だけ評価してくれる「家庭学習」で学んだことくらいである。 私事はさておき、その算数の授業を大人になった自分でもやってみてはと提示している本書であるが、「何を今更」という一冊であるが […]

BASIC NUMBERS

本書は日本・世界・宇宙など様々な所で取り上げられる「数字」をもとに森羅万象を見て行く一冊である。単純に数字を羅列しているのではなく、むしろその数字は何を意味しているのかも解説している。そのため、本書の著者にある「使える数字」を表していると言っても過言ではない。 1.「この国のかたち」 本書は目次を見てからじっくり中身を読むとなかなかおもしろいようにできている。というのは現在の人口や国土、さらには政 […]

こころを看取る~訪問看護師が出会った1000人の最期

医療や看護、介護も時代とともに変わってくる。医療だけではない、終末の迎え方もまた然りである。最近の経済週刊誌では「エンディングノート」のすすめまで取り上げられており、「医療」と「死」双方の考え方について改める必要がでてきた。 本書は訪問看護・介護の観点から医療・終末について、1000人を越える患者とその家族を出会い、体験した物語である。 第一章「生き方の選択」 生前戒名や尊厳死、延命拒否など医療の […]

医師が本当に実践しているツッコミ健康法

近年ではエクササイズやストレッチなどのダイエット法が流行の的となっている。そうでなくても健康法やダイエット術は女性を中心に人気があり、書店でも平積みにされているケースがある。 しかし巷にある健康法の中には胡散臭いものもあるのは確かであり、方法によっては実践すると病気になったり、体をこわしたりすることもある。 本書はその健康法や健康本に対する「ツッコミ」を行いつつ、正しい健康法とは何かを示している。 […]

森林飽和―国土の変貌を考える

森林破壊が著しく、それが環境破壊の象徴といわれている。その対策の一つとして「植林」をする事によってもとの緑の森に戻そうとする働きかけも多い。 しかしその「植林」が森林破壊とはまた違った「環境破壊」を被るのだという。本書ではその緑化に対する「副産物」と呼びタイトルのような「森林飽和」と定義しているが、その「森林飽和」の悪影響について取り上げつつ、その対策も提示している。 第一章「海辺の林は何を語るか […]

食える数学

かつて学校で習った「数学」、それが会社員として仕事を始めた今でも活きることもあれば、単なる机上の空論として終わったものもある。 もっというと、学校の授業の「数学」そのものを苦手としたり嫌ったりとする人が多い。 しかし最近ではビジネスの場でも「数学」が重要視されてきており、ビジネス書でも「数学」をテーマにしたものが乱舞している。本書は「学術の為の数学」ではなく、「社会人としての数学」、すなわち「食べ […]