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進化

あさ出版 吉田様より献本御礼。 かつて野球界で鉄人と呼ばれていた人は何人か存在する。衣笠祥雄(広島)や金本知憲(広島→阪神)がその例である。現役歴は20年そこそこだったが、連続試合出場、もしくは連続フルイニング出場という意味合いから取り上げられている。 「鉄人」とは呼ばれていなくとも、本書の著者である中日の山本昌と山崎武司はともに「現役最年長」の記録を更新し続けている。とりわけ山本昌は1983年の […]

僕らはつよくなりたい

今年の甲子園は選抜・夏を通して大阪桐蔭の年だったと言えるほど、強さが際立っていた。とはいえ他の高校も「勝ちたい」「強くなりたい」という一心で戦っていたのが印象的であった。 中でも東日本大震災の災厄にもめげず、野球に青春をかけた東北勢のひたむきさには多くの観客・視聴者に感動を呼び起こしたと言っても過言ではない。 本書は震災から間もない時期に開催された春のセンバツにおいて、強豪・東北高校について追って […]

角界モラル考―戦前の大相撲は「おおらか」だった

近年は「モラル」や「八百長」などで騒がれている角界であり、かつ横綱白鵬が一強時代を築いたが、それが崩れ始めいよいよ戦国時代と呼ばれるようになり、だんだん面白くなってきたとも言える。 そもそも角界は「神聖」なものなのかと思ってしまうが、本書を読むと「高潔」かつ「神聖」な存在の相撲のイメージが崩れる。しかしなぜ「神聖」で「高潔」なものになっていったのかがよくわかる。 戦前、戦後間もない時、そして現在の […]

「ドーハ以後」ふたたび 世界から見た日本サッカー20年史

今年日本サッカーの幕開けとして知られる「Jリーグ」が初めて開幕して20周年を迎える。 昨今では関塚ジャパンが44年ぶりにベスト4に進出したものの、その44年前の因縁を持つメキシコと対戦したが、惜しくも敗れ、さらに次の3位決定戦には宿命の韓国戦となったが完敗し、44年ぶりのメダル獲得とまではいかなかった。 本書は20年もの歴史を日本代表監督毎の時代を振り返りつつ、これからの日本サッカーについてを見出 […]

オリンピックはなぜ、世界最大のイベントに成長したのか

先週からロンドンオリンピックが開幕した。昨日ようやく金メダル第一号が出てきはじめ、サッカーや体操、アーチェリーの分野でも活躍を見せた。 話は変わり、近代におけるオリンピックは1896年、ギリシャのアテネで開催されてから約120年にも及ぶ歴史がある。 そのオリンピックは「スポーツの祭典」として扱われる一方で政治利用の象徴として扱われることがある。昨今ではシリアなどの停戦協定での「五輪外交」と呼ばれる […]

魂のゆくえ アースマラソン766Days

吉本興業の芸人として有名である間寛平氏が2008年12月から2011年1月にかけて地球一周をマラソンとヨットでまわる、「アースマラソン」を立ち上げた。本人曰く「目立ちたいから」という理由であるが、フルマラソンどころか245.3Kmもの距離を走るスパルタスロンを3度完走するほどの実力を持っていることから、「アースマラソン」を考案し、実行したのかもしれない。 本書は766日続いたアースマラソンの記録を […]

メジャーリーグのWBC世界戦略

再来年の3月に第3回WBC(World Baseball Classic)が開催される。しかし前回・前々回覇者の日本代表は参加するかどうかのところで主催者側と揉めている状態で、参加するかどうかですら微妙なところである。 本書の最初の部分でも述べられているようにこのWBCの収益システムはMLBにかなり有利に働いているようであるが、そのメカニズムをどのように構築し、さらにMLBはWBCを通じてどのよう […]

主審告白

2010年6月、日本はワールドカップ一色であった。開催されるまでは批判の対象になっていたのだが、いざワールドカップとなるとまるで掌を返したように、絶賛一色となってしまった。それだけ日本代表の活躍はめざましかったと言うべきであろう。最近ではなでしこジャパンがW杯に優勝していることからサッカーはこれまで以上に、盛り上がりを見せるだろう。 そして今回のワールドカップでは日本代表以外にスポットライトを浴び […]

山の遭難―あなたの山登りは大丈夫か

そろそろ山開きのシーズンである。登山家をはじめ登山を趣味にしている方々、最近では「山ガール」と呼ばれる方々もおり、登山は一大レジャーとなっている。 しかし山には様々な危険やリスクを背負うことを忘れてはならない。本書では「山の遭難」と題して、山にまつわる遭難の歴史、さらには登山のリスクを事細かに紹介している。 ちなみに私は登山はあまり経験してない。友人とのハイキングで北海道の黒岳を登山したことだけで […]

20代の自分を取り戻す 理想のカラダのつくり方

知人である阿部氏の一冊である。著者は現在パーソナルトレーナーや健康スポーツ講師として活躍している。肩書きにあるとおり健康やスポーツにまつわる仕事をしていることから本書は健康にまつわる一冊となっている。 多忙や不規則なことが多い時代だからでこそ、「健康」に関して向き合う必要のあるこの時代、理想とかけ離れている現状をみると「もう二度と戻れない」という絶望感をもってしまう人もいる。ましてやがんばろうと思 […]