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スポーツ

サッカーのある風景―場と開発、人と移動の社会学―

昨今のコロナウイルスにより、サッカーでも野球でも延期や中止を余儀なくされている。サッカーは最初の試合が行われた後、3月中の試合は全て延期にあり、4月に再開するかどうかはまだ不明である。 もっともサッカーにしても、野球にしても、プロリーグなどでは地域やチームなどの雰囲気によって成り立つことも少なくない。本書はその中でもサッカーと地域性、さらには風景についてアルビレックス新潟をもとにして取り上げている […]

オリンピックマネジメントー世界最大のスポーツイベントを読み解く

2020年に東京オリンピック・パラリンピックが行われる。あと1年を切り、来年はいよいよオリンピックムード本番と行ったところである。しかしながらそれに向けての波乱が続々と出てきているのも事実としてある。 本書は世界最大のスポーツイベントであるオリンピックはどのような体制で行われ、どのような歴史を教訓にして変化していったのかについて紐解いている。 第1章「進化するオリンピックの大会」 オリンピックは常 […]

二軍監督の仕事 育てるためなら負けてもいい

2020年シーズンからヤクルトの一軍監督として本書の著者が就任することとなった。現役時代はクローザー投手として名を馳せ、幾度のヤクルト優勝・日本一に貢献した。その後メジャーから韓国、台湾と日本人として初めて渡り歩いた2012年に現役引退。その後は解説者として勤めた後に、2014年には古巣・ヤクルトの一軍コーチに、そして2017年には二軍監督に就任した。 本書はその二軍監督時代においてのエピソードを […]

羽生結弦は捧げていく

ソチ・平昌と2つのオリンピックで金メダルを獲得し、2018年には史上最年少で国民栄誉賞を受賞した人物としてよく知られている。しかし2018~19年シーズンは怪我の影響もあり、振るわなかったものの、現在の男子フィギュアスケート界の絶対王者として来期は捲土重来の活躍に期待したい。 本書はその羽生結弦に対し、どのような活躍を期待しているのかを綴った一冊であると同時に、今のフィギュアスケート選手たちはどの […]

誰も語らなかった 知って感じるフィギュアスケート観戦術

今ホットなシーズンかどうかはわからないのだが、フィギュアスケートの熱は今も冷めていない状況にある。しかしフィギュアスケートといっても、単純に高度な回転技だけが評価されるわけではない。演技にしても技術にしても高いものが要求されるのだが、そもそも審査基準はどこにあるのか、そして観戦をする立場としてはどのようなところをみた方がよいのか、トリノオリンピックの金メダリストである著者が解説している。 第1章「 […]

勝てる野球の統計学――セイバーメトリクス

つい先日夏の甲子園が終わりを告げた。大阪桐蔭が史上初2度目となる春夏連覇を達成し、準優勝であったのだが、秋田の金足農業の大活躍が連日報道されたほどである。さらにはプロ野球でもペナントレースが佳境を迎えている。このシーズンはまさに「野球一色」とも言えるのだが、そもそも野球について「勝つ」ためにどうしたら良いのか、相手や環境などの要素があるのだが、本書はあくまで「統計」の観点からどのようにしたら勝てる […]

深い呼吸で骨盤矯正 やせて、毎日が笑顔になる ピルビスエクサ

ここ最近ではエクササイズに関する本や動画が色々とある。私自身も30代に入ってから体型が気になりだし、ダイエットも興味を持ち始めるのだが、実際にはダイエットもさることながら、体を動かす、運動不足を解消する観点からエクササイズに興味を持っている。実際にいくつか実践しているのだが、なかなかうまく行かずに挫折の繰り返しになっている現状にある。そこで本書である。本書の帯に「寝て伸ばすだけ」とあり、非常にラク […]

ボウリングの社会学

私自身ボウリングは数えるほどしかやったことがない。初めてやったのは高校に入ってからのことであり、高校の時に2~3回、大学の時も2~3回くらい、そして社会人になってからは4ヶ月ほど前に行ったのが初めてである。元々ボウリング自体は大の苦手でベストスコア自体も2桁であり、なおかつガーターを出すことも多々あった。 私事はここまでにしておき、本書はかつてボウリングが誕生し、社会現象となるほどブームとなり、そ […]

プロ野球審判 ジャッジの舞台裏

プロ野球に限らず審判の世界もまた、プロ選手と同じく厳しい。その世界は正確な判定をすることが主であるのだが、もっとも微妙な判定に対しても正確に行わないと、乱闘になったり、選手・監督の抗議を受けたりするようになる。そう言う意味で厳しい世界であるのだが、審判は選手の最も間近な所にいるため、選手の凄さを直に知ることができる側面もある。本書はパ・リーグの審判員として長らく活躍してきた著者が審判から見た選手の […]

箱根駅伝 ナイン・ストーリーズ

毎年1月2~3日に箱根駅伝が行われる。その1年1年に様々なドラマが映し出される。私自身もあまりTVは見ないのだが、このときばかりはTVを見るようになる。様々な物語を紡いできた箱根駅伝はここ最近どのような物語があったのか、スポーツライターとして選んだ物語を9つ取り上げている。 <今井、柏原、神野が、山の神になったとき> 今となっては山の神はもはや神話の類いなのかともいってしまうのかもしれないのだが、 […]