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スポーツ

逆転のメソッド―箱根駅伝もビジネスも一緒です

第92回箱根駅伝まであと1か月を切った。すでに出場校は出そろい、これからどのようなドラマが生まれるのか、私自身も箱根駅伝のドラマが好きなので心待ちにしているところである。その箱根駅伝のディフェンディング・チャンピオンとして迎えるのが青山学院大学、その大学の陸上部の監督が、本書の著者である原晋氏である。その原晋氏がどのように箱根駅伝を制していったのか、その人生について綴ったのが本書である。 第1章「 […]

ああ栄冠は君に輝く~加賀大介物語~ 知られざる「全国高校野球大会歌」誕生秘話

この歌は「全日本高等学校野球選手権大会(通称:夏の甲子園)の歌」である。しかしその歌の誕生はあまり知られていない。この歌の誕生には本書のタイトルである「加賀大介」という人間が存在する。本書はその歌の誕生と加賀大介の人生について取り上げている。 第一章「雲はわき光あふれて」 加賀大介が生まれたのは1914年、第1回の夏の甲子園(当時の「全国中等学校優勝野球大会」)が行われる1年前の話である。当時の名 […]

昭和十七年の夏 幻の甲子園―戦時下の球児たち

今年で高校野球が始まって100年経つ。現在も夏の甲子園が開催されており、毎日白熱した試合となっている。この100年目の節目に高校野球でも監督の勇退など様々な出来事が起こっており、私自身も目が離せない。 その100年の歴史の中で大東亜戦争をはじめとした戦争など様々な出来事にさらされながら、高校(大東亜戦争前までは中等)球児たちの夢舞台だった。しかし途中日中戦争・大東亜戦争・大正米騒動が起因となり、中 […]

サハラを走る。~7日間245キロ!サバイバルマラソンへの挑戦。

「世界で最も過酷なマラソン」 そう呼ばれているマラソンが存在する。アフリカ大陸北部にある世界最大の砂漠を舞台にして走る「サハラマラソン」である。距離にして245キロ、距離だけで言えば、ギリシャの「鉄人マラソン」と呼ばれ、246キロ走る「スパルタスロン」と、距離は変わらないように見えるのだが、その「過酷」の本質は距離よりも、「砂漠」という環境にある。245キロを7日間走り続けること、その間、灼熱と砂 […]

大相撲大変

いよいよ明日、大相撲初場所が始まる。白鵬が新記録となる33回目の優勝を飾るのか、はたまた他の横綱勢・大関勢が奮起をするのか、そして日本人力士の活躍はどうなるのか、話題はてんこ盛りであるのだが、そもそも大相撲の世界はここ20年あたりで大きな変化を遂げてきた。初めて外国人横綱・曙が誕生したのは1993年3月、今から22年も前のことである。その後日本人横綱が2人誕生して以降、武蔵丸からはずっと外国人の横 […]

サッカーと人種差別

本書のタイトルからして日本は他人事のように思ってしまったのだが、今年の3月に起こった「ある事件」を機に、他人事ではなくなった。それは今年3月8日に行われた、浦和レッズ対サガン鳥栖とのJ1戦において、「JAPANESE ONLY」という横断幕が大問題となり、無観客処分になった事例がある。他にも最近では中指をたてるような行動が問題視された。人種差別はサッカー競技に限ったことではないのだが、本書ではサッ […]

戦場に散った野球人たち

お盆のシーズンを迎えると同時に、高校野球甲子園のシーズンを迎えている。私自身サッカーや野球はあまりやったことがないのだが、高校野球は元プロ野球監督である三原脩の述べる「筋書きのないドラマ」を楽しめる戦いといえる。実際にこの高校野球で興奮したといえば1995年の2回戦「旭川実業 対 鹿児島商業」の試合、2004年の決勝「駒大苫小牧 対 済美」、そして引き分け再試合となった2006年決勝の「早稲田実業 […]

赤き哲学

「赤き」と書いてあるが、本書の裏を見ると広島東洋カープのユニフォームを着ている選手がいる。表紙・裏表紙に映っている男性こそが著者の高橋氏であるが、1975年から14年間にわたり、広島東洋カープに在籍し、全盛期は世界の盗塁王・福本豊の後継者とまで目された人物である。スイッチヒッターの先駆者としても有名で、知名度も全国区になり、村上龍の小説「走れ!タカハシ」のモデルにもなった。 その彼が14年間在籍し […]

スポーツ・インテリジェンス―オリンピックの勝敗は情報戦で決まる

「インテリジェンス」と言うと、辞書的な意味では、 「(1)知能。知性。理知。 (2)情報。」(「広辞苑 第六版」より) とある。しかし巷で見かけるインテリジェンスはむしろ、軍事的な意味での「情報戦」という役割を担っていると言っても過言ではない。この「インテリジェンス」の言葉をオリンピックなどのスポーツに当てはめられるかと言うと、スポーツの舞台でも相手の特性や戦術などの情報をつかみ、対策を取ることは […]

トップ1%のサッカー選手に学ぶ成功哲学

すばる舎上江洲様より献本御礼。 トップ1%の選手はビジネスの世界にもサッカーの世界にも共通しているのだという。本書の帯にも書いてあるのだが、その中でも一流・二流と言われる選手の差は「技術」と言われることが多いのだが、その実は差がほとんどない。むしろ「マインド」の差が顕著であるのだという。 本書はビジネス書作家でありながら、かねてからサッカーファンであり、毎週フットサルで汗を流す著者がサッカーのトッ […]