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スポーツ

「育て」の流儀 -個性を磨き、大きく伸ばすコーチング-

人を育てるのは、ビジネスでもスポーツでも同じである。本書は福岡大学サッカー部の監督として多くの代表選手を輩出してきた名将が人を育てることの重要性について説いている。 第一章「オリンピックの歓喜に隠された真実」 ロンドンオリンピックにおけるサッカー日本代表(U-22)は1968年のメキシコオリンピック以来久しぶりとなる大会ベスト4に進出した。しかしその裏にはある「屈辱」があった。それは毎回のように出 […]

1964年の東京オリンピック~「世紀の祭典」はいかに書かれ、語られたか

今まさにオリンピックシーズンといえる。ロシア・ソチにて冬季オリンピックが行われており、スキージャンプやフィギュアスケート、カーリングなど様々な協議でメダルの期待がかかっており、選手たちも金メダル獲得に向けてしのぎを削っている。 本書は今からちょうど50年前の10月に行われた東京オリンピックだが、当時活躍した著名な作家たちはどのような印象を持っていたのだろうか。本書では「開会式」「観戦記」「閉会式」 […]

性と柔~女子柔道史から問う

柔道は日本の国技であるが、女子の柔道も同様であるのだが、実は男女格差があるのだと著者は指摘している。というのは柔道で段位になると「黒帯」をつけるのだが、男子は真っ黒な黒帯に対し、女子は表紙の写真にあるように、帯に白い線が入っている。これは柔道社会と言う名の「ムラ社会」が生まれた産物であるという。 本書は柔道の歴史の中から女子柔道の歴史を、それも柔道における男女格差について指摘している。あくまで柔道 […]

すべてのマラソンランナーに伝えたいこと

今年も残り1ヶ月を切った。「来年が言うと鬼が笑う」という言葉もあるのだが、来年の3が日は駅伝の3日間というのが風物詩としてある。元日には実業団の「ニューイヤー駅伝」があり、2・3日には今年で90回の節目を迎える「箱根駅伝」がある。3日とも「駅伝」が目を離せないのだが、その「駅伝」を走る選手の中にはフルマラソンなどに挑戦する「マラソンランナー」も少なくない。男女とも、有名なマラソンランナーを輩出して […]

TOKYOオリンピック物語

2020年のオリンピックが東京に決まった。投票結果は1回目・3回目ともに圧勝した形である。元々有利に働いていたのは事実であるが、汚染水や竜巻報道により、若干不利に動いたと言われていたが、フタを開けてみれば、致命的になることはなかった。これから7年間、オリンピック開催に向けていろいろと動くことになるのだが、官・民共々開催、そして成功に向けて動いていくことだろう。 本書は今から49年前になる「東京オリ […]

ベースボール労働移民 —メジャーリーグから「野球不毛の地」まで

今年におけるプロ野球ペナントレースは後半戦に差し掛かっており、再来週の19日・20日にはオールスターゲームがやってくる。それが終わるといよいよクライマックスシリーズに向けた戦いが激しくなるため、どんどん楽しくなる、と行っても良い。 日本の野球のみならず、野球界はメジャーリーグや韓国リーグなど世界中で様々な野球リーグが存在する。そのリーグには「助っ人外国人」といった外国人の選手が存在する。その助っ人 […]

スポーツのマネジメント~ユベントス・フェラーリ その交渉と契約

スポーツの国際化が止まらない中で、海外で活躍をするための「マネジメント」を行う人もいる。いわゆる「マネジャー業」を行う人のことを指すのだが、スポーツ選手はスポーツをする以外にも、「契約」などの雑務も数多くこなさなければいけないため、一人で行おうにも、とてもではなないがスポーツまで手が回らないような状況に陥ってしまう。 本書は身の回りの雑務を受け持ちつつ、選手を管理する役割をもつマネジャーについて、 […]

女子プロレスラーの身体とジェンダー -規範的「女らしさ」を超えて-

プロレスの歴史は、紀元前からある「レスリング」とは異なって浅く、19世紀の初め頃からイギリスのランカシャー地方で始められたと言われている。その1世紀後にアメリカで女性プロレスラーが誕生した。日本に渡ったのは戦後間もない時にアメリカ進駐軍相手の興業が東京・三鷹でスタートしたのが始まりとされており、力道山よりも古い歴史を持つ。長い歴史の中で「クラッシュギャルズ」や「ビューティ・ペア」「極悪同盟」などで […]

グローバル化と日本のスポーツ

昨日ワールドカップ最終予選で、日本代表はオーストラリアと戦いはドローに終わった。結果として5大会連続出場が決まったが、PKで同点になったとはいえ、このままの状態ではグループリーグ全敗敗退となってしまう。これからの1年間でどこまで強化できるのかが注目となりそうである。 サッカーもそうであるが、スポーツの国際化が止まらない。バスケットボール、ラグビー、さらに日本の武術の一つである柔道も国際化が進んでい […]

高校野球って何だろう

今年の選抜高校野球は浦和学院が初優勝した。埼玉の高校がセンバツで初優勝したのは45年ぶりの快挙となったという。決勝は9年前に初出場初優勝を遂げた済美高校は惜しくも準優勝となってしまった。これから約4ヵ月後には「夏の甲子園」と呼ばれる「全国高等学校野球選手権大会」が開催される。そのなかでどのようなドラマが生まれるのかわからないのだが、わからないからでこそ楽しみと言える。 しかし、高校野球は甲子園だけ […]