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音楽

すばらしきオーケストラの世界へ

私自身オーケストラの経験があるのだが、オーケストラにはオーケストラならではの醍醐味がある。もっとも私自身もそれに魅せられた一人であるのだが、そもそもオーケストラはどのような世界なのか、そしてオーケストラならではの醍醐味とはいったい何なのか、そのことを取り上げている。 第1章「オーケストラって何?―ようこそ!すばらしきオーケストラの世界へ」 オーケストラはヴァイオリン・ヴィオラ・コントラバスといった […]

ボブ・ディラン――ロックの精霊

昨年秋にノーベル賞が発表され、本書で取り上げるボブ・ディランが文学賞を受賞したことで話題となった。その授賞式に出席・欠席でも話題となったのだが、ディランの歌詞がいかに文学的に評価されたのかを表している。しかしながらボブ・ディランはロックの大家としても有名なのだが、そのディランの歌に、歌詞になぜ人は魅了されるのか、その要素を取り上げている。 第1章「ソング・トゥ・ウディ」 ディランが生まれたのは19 […]

「音大卒」は武器になる

私は中学・高校と吹奏楽部として活動してきた。吹奏楽部の同輩はもちろん、先輩・後輩の中には高校から音大に進学し、プロとして活躍している方も少なくない。しかし音大生の中には音楽教室を経営、あるいは従業員となって働くという人も少なくない。そのことを考えると音大生は武器にならないかと思いきや、それを逆手に就活の武器にできるのだと著者は言う。その理由と武器の作り方・使い方を本書にて示している。 第1部「音大 […]

フィーチャリング力 あなたの価値を最大化する奇跡の仕事術

今から11~12年ほど前に日本のJ-POP界では「m-flo loves ~」が一世を風靡した。元々m-floは3人組のユニットとして活動したのだが、その時からフィーチャリングバンドを次々と作っていった。その中にはYOSHIKA、加藤ミリヤ、倖田來未、さらには和田アキ子までいる。その仕掛け人の一人が本書の著者であり、このm-floの一人であるVERBAL(バーバル)氏である。そのVERBAL氏がフ […]

ハーバード大学は「音楽」で人を育てる──21世紀の教養を創るアメリカのリベラル・アーツ教育

ハーバード大学というと世界の大学でも最高峰の大学の一つであり、教養にしてもビジネスにしても最高峰のことを学ぶことができる場として知られているのだが、そこでは以外にも音楽教育が行われているのだという。音楽を通じて教養を身につけることをハーバード大学は狙いとしているのだが、なぜ音楽を学ぶことになったのか、そしてその教育はこれからの教養、及び教育にどのような影響をもたらすのか、本書はそのことについて取り […]

ロック・フェスティバル

今となっては富士やひたちなか、さらには石狩など全国ありとあらゆるところで行われているロック・フェスティバルなのだが、それがどのようにして日本で行われるようになり、広がりを見せていったのか、本書はフジ・ロック・フェスティバルを皮切りに、様々なロック・フェスが行われるようになった要因について、ステージやバックステージ、さらにはミュージシャンや関係者の証言をもとに取り上げている。 第1章「奈良の大仏とボ […]

音楽を仕事にして -日本の聴衆に、この感動を伝えたい-

音楽を仕事にしている方は私の周りにも少なからずいる。そういった方々は音楽に情熱を燃やし、人々に感動をもたらしめている。「音楽」を仕事にしている人と言うと、プロの演奏者であったり、指揮者であったりというイメージを持たれるのだが、本書はそうではなく「音楽マネジメント」と呼ばれる仕事に従事している方の自伝である。 第一章「音楽マネジメントの世界へ―手探りの出発」 著者が音楽マネジメント業の世界に入ったの […]

瞽女うた

瞽女(ごぜ)とは、 「盲目の門付(かどづけ)女芸人。鼓・琵琶などを用いて語り物を語ったが,江戸時代以降,三味線の弾き語りをするようになった」(「大辞林 第三版」より) とある。最近では全くと言ってもいいほど存在しなくなったのだが、かつては新潟県をはじめとした越後地方を中心に全国的に存在したという。そもそも瞽女はいつごろから誕生し、生活の中で浸透していき、衰退していったのか。また瞽女の存在は文化に対 […]

僕らが作ったギターの名器

ギターというといろいろな種類があり、作り方も異なる。しかしギターの中には「名器」と呼ばれるものがあり、その名器と呼ばれているものの中には世界的に有名な設計家がデザインされたものがあり、本書ではそれについて紹介している。ではどう言ったギターの名器が存在するのか、そしてそのギターが作られた経緯とともに紹介している。 第一章「サウンドデザイナーの仕事—音を描くプロフェッショナル」 サウンドデザイナーは簡 […]

日本人の耳をひらく―聴覚がもっている不思議な力

本書の帯に「繊細で鈍感な日本人の耳」とあった。確かに日本人は繊細な音を愛する部分もあれば、大音量の場所もある。その二面性を持っているのだが、その日本人の「音」に対する文化や思想とはどのような道を辿っていったのか、正直言って知りたいと思い、本書を手に取った。 第1章「日本人の耳問題」 「音」は耳の「振動」が見えない形となって表われたものである「音」とひとえに言っても様々なものがあり、ピアノなどの楽器 […]