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書評

高校野球って何だろう

今年の選抜高校野球は浦和学院が初優勝した。埼玉の高校がセンバツで初優勝したのは45年ぶりの快挙となったという。決勝は9年前に初出場初優勝を遂げた済美高校は惜しくも準優勝となってしまった。これから約4ヵ月後には「夏の甲子園」と呼ばれる「全国高等学校野球選手権大会」が開催される。そのなかでどのようなドラマが生まれるのかわからないのだが、わからないからでこそ楽しみと言える。 しかし、高校野球は甲子園だけ […]

メタボで何が悪い!~男のための「ぐうたら」健康術

今日の健康事情では「肥満=悪」が一般的なものとして伝えられている。その「肥満」は「メタボリックシンドローム(以下:メタボ)」と呼ばれており、国単位でメタボ対策も打ち出しているほどである。 しかし著者にいわせればすべての肥満が「悪」ではないと喝破している。本書はその理由と著者なりの健康法について取り上げている。 1章「肥満がすべて悪いわけではない」 メタボの基準として日本肥満学会をはじめとした医学会 […]

「自己啓発」は私を啓発しない

「自己啓発」という本や教材、セミナーは今も昔も存在する。人間関係や仕事について悩む人が、藁もすがる思いでありつくものである。自分自身も「自己啓発」に関する本を読み、書評をしたことはあるのだが、あくまで「心構え」を知るだけで、それを実行して、実感を得たことはほとんどなかった。 著者は、「マグロ船」で有名な方であるが、「マグロ船」に乗る前後で人間関係に悩み600万円もの大金をつぎ込んだという。しかしつ […]

ビブリオバトル~本を知り人を知る書評ゲーム

最近では書店や学校などで「ビブリオバトル」というのが行われている。「ビブリオバトル」は簡単に言えば、本の感想を互いに行い、よいと思った本を選ぶというものである。 元々「ビブリオ」というのは古代ギリシャ語で「本」を表している。 私は参加したことはないが、「ビブリオバトル」の存在は知っていたが、具体的にどのようにして広がったのかわからない。その「ビブリオバトル」についてその発案者本人が織り成す「物語」 […]

会社が消えた日

いつもの通り出勤していた矢先、会社そのものがなくなってしまった、という物語である。 気がついたら自分の席がなくなっている、つまり突然解雇されたというエピソードもあれば、いつも通り出勤したら、いつの間にか倒産し、会社も閉鎖されたということは現実として起こりうることである。 しかし「会社」のある建物そのものがなくなることは、私の中では聞いたことがない。何せSF小説と呼ばれる作品だからである。 その不可 […]

グローバル時代の文章術 Q&A60

先進国を中心とした「グローバル化」の波は止まらない。それは日本とて例外ではない。その時代の中で企業によっては「英語公用語化」も進んでおり、英語教育にも力を入れている教育機関や企業も少なくない。 そのような時代の中で「文章」はどうあるべきか。本書では「論理」を中心とした文章のノウハウについて伝授している。 第1章「序章」 元々日本語は叙情的な表現や曖昧な表現を好む傾向にあった。その要因として多岐にわ […]

シリア~アサド政権の40年史

3月31日にも書いたのだが、シリア騒乱は終わる気配が見えていない。むしろ激化の一途をたどっており、国際問題にまで発展している状況にある。 本書はシリアの歴史・社会・現状について元シリア大使として4年間いた経験を駆使して、シリアの現状、そしてアサド政権の現在・過去・未来について分析している。 第一章「吹き荒れた春の嵐」 「春の嵐」というと4月2日夕方~3日あたりまで全国的に起こった嵐のことを指してい […]

記念日の創造

そろそろゴールデンウィークを迎える。毎日のように仕事をしている自分自身にとってはあまり関係のないことであるが、定期的に休みがとれる人であれば、これ以上の連休は年末年始をのぞいて存在しない。 その「ゴールデンウィーク」は祝日や祭日がいくつか組合わさったことによって「連休」となった。 「祭日」や「祝日」は「記念日」となるのだが、その記念日はたとえば、国として定まったもの、あるいは独立などが起こったとき […]

伝説の元アップル・ジャパン社長の40講義 「これからの世界」で働く君たちへ

ダイヤモンド社 市川様より献本御礼。 今、世界は「グローバル化」の波にさらされている。日本も当然例外でなく、日本から世界に向けて働く人が求められている。しかし、これからの旗手となる私たちの世代を中心に「内向き」の様相を呈しており、「グローバル」という波に乗り遅れてしまっている。企業も例外ではなく、家電業界を中心に苦戦を強いられている。最近では家電小売業の大手であるヤマダ電機が中国に進出したものの苦 […]

[図解] 電車通勤の作法

今となってはほとんど無くなったのだが、一昔前までは満員電車に揺られて通勤すること常だった。「窮屈」とも呼べる様な通勤時間を以下にして活かそうかと考えたのが、自分自身として「読書」があった。周りに迷惑をかけないように鞄の中からそっと本を取り出して読む、といったことをやり続けていたことはまるで昨日のことのように覚えている。 私事はさておき、路線によって異なるが電車通勤はまさに「戦場」と言える様な雰囲気 […]