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書評

お父さんから愛するキミに贈る本

株式会社オトバンク 上田様より献本御礼。 もしも自分に子供ができたならあなたはどのような言葉を贈るのだろうか。自分であれば、自分の人生と挑戦することの尊さにまつわる言葉を贈るのかもしれない、というより咄嗟にそれを言えるほど自分自身もまとまっていないのが現状である。 ともあれ本書は父である著者が愛する息子に宛てたエッセイであるが、本当の意味で「ありのまま」を描いているだけに説得力ははかり知れないほど […]

「月曜日がゆううつ」になったら読む本 ―仕事で疲れたこころを元気にするリセットプラン39

よく「サザエさん現象」と言われるような精神現象が起こるといわれている。「サザエさん」のエンディングを見て、もう「月曜日か」と言うような「ゆううつ」感覚に陥ることを総称して表している。 その「ゆううつ」からリセットするためにどうしたら良いのか。本書ではそのリセットプランを39個取り上げている。 1章「とりとめのない不安から自由になるための10の習慣」 月曜日がやってくる「不安」はやってくる。とりわけ […]

闘電―電気に挑んだ男たち

昨年の3月の東日本大震災により福島第一原発事故とスリーマイルやチェルノブイリ以来の大事故が起こった。そのことにより原発に対する嫌悪が一気に高まり「脱原発」があちこちと叫ばれている。その弊害もあってか電力会社に対する「差別」も起こっている現実もある。 その電力の供給を受けている私たちはその恩恵に感謝どころか、むしろ蔑視している風潮に思えてならない。確かに電力会社による罪は大きいが、それよりもそもそも […]

大学生のための「学ぶ」技術

大学を卒業してまもなく5年を迎えるが、今年母校ではいろいろなことが起こっているのだという。母校であるだけにそのことを思わずにいられない。 それはさておき、自分自身大学4年間は勉強もさることながら、サークル・アルバイトなど色々とやったので充実した4年間であった。しかし大学の成績はというと、決して良くなく、むしろ留年の危険性の方が高く、ストレートで卒業できたのも「奇跡」といえるものだった。 本書は「就 […]

あなたの夢実現を加速させる「人脈塾」

「人脈」とはいったいどのような存在なのだろうか。方やビジネスで営業対象としている人を指すのだろうか、方や交流会やイベントで名刺交換をし、仲良くなった方々のことを指すのだろうか。答えは第一章にあるのだが、前述のものはいずれもつながった「きっかけ」に過ぎない。むしろ本当の意味で「人脈」になるのはその先である。 本書は「人脈」の作りかた、というよりも「人脈のありかた」、そして「人脈」で人生を豊かにする方 […]

人生を好転させるたった2つのこと 「自分には何もない」と思った時に読む本

「自分には何もない」「自分はだめな人間だ」 そう思うことは自分自身何度もある。それに悩み続け、ついには自分の才能を見つけられず、ジリ貧の毎日を送る。著者は昔、そのような人生を歩み続けてきた。しかし2つの「あること」を実践することによって人生を好転し、今や経営コンサルタントとして日夜多忙な毎日を送っているという。 本書はその「2つのこと」を解き明かすとともに、実践する重要性を説いている。 第1章「「 […]

クスクスの謎―人と人をつなげる粒パスタの魅力

「クスクス」を知らない人は、「笑い方」のことを連想するのかもしれない。しかし「クスクス」はタイトルにもあるとおり「粒パスタ」と呼ばれており、巷で売られているパスタの一種である。 「クスクス」はフランスより様々な国で広がっている。しかし日本では同様に広がっていた「タジン鍋」に比べてあまり語られておらず、むしろ「アラブ系の料理」の一括りに終わってしまっているのだという。 自分自身も「クスクス」を食べた […]

カブーム!――100万人が熱狂したコミュニティ再生プロジェクト

「子どもが安心して遊べる場所がない世の中なんて、おかしいじゃないか」(本書カバーより) 本書は米国の子どもたちを憂いから記しているのだが、これは日本でも通じる物がある。銃社会であるアメリカとは違い、安全な印象をもたれるが、物騒になりつつある日本では不審者が子どもたちに危害を加えることも少なくない。ましてや最近ではビデオゲームをする子どもが多く、むしろ外での「遊び」を求めない子どもが多いのかもしれな […]

カラオケ化する世界

日本でも憩いの場として、あるいは練習の場として「カラオケ」を利用する人が多い。最近では「一人カラオケ」も人気がでてきており、専用のカラオケボックスも出てきた。 日本に限らず世界中でカラオケは広がりを見せ、かつ愛されているのだが、本書はそれらを社会的見地から追っている。 1.「誰がカラオケを発明したのか?」 そもそも「カラオケ」は「いつ」「誰が」誕生させたのか。それ自体諸説あり、しかも「特許権」を巡 […]

古典で読み解く哲学的恋愛論

自分自身「恋愛」はあまり経験していないのでよくわからないが、一度恋愛をすることによって「様々な」ことを学ぶ、学ばせられるのだという。これは男女の関係から本書の考察対象となる「哲学」までに至る。 ではこの「様々」はいったいどのようなものなのか。本書は「哲学」を古典から読み解いている。 第Ⅰ章「性差としての世界」 人間には「男」と「女」と分かれる(ニューハーフなど例外はあるが、ここでは便宜上二極化して […]