書評

国際政治

英連邦 ~ 王冠への忠誠と自由な連合

「英連邦」と一括りにいっても「イギリス(グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国)」のことだけを言っているのではない。イギリスの君主が国家元首としている国々を総称して「英連邦」と言われている。その「英連邦」と呼ばれる国は、 ・カナダ ・...
書評

アイスクリームの歴史物語

アイスクリームといえば「夏の風物詩」の一つとして取り上げられるが、残暑の厳しい今日この頃でも通用する。冷たさとクリーミーな味が、暑い夏を涼ませ、至高のひとときを得ることができる、身近なお菓子の一つと言える。 しかしそのアイスクリームはかつて...
書評

銀河に口笛

自分自身が振れたことのない雰囲気を醸している。自分自身も昭和の生まれではあるが、物心がついた頃は平成に入っていたため、その「昭和の雰囲気」がいったい何だったのだろうかわからない。今の30代~40代が子供の時、何をして遊んでいたのか、漫画や本...
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書評

宅配便130年戦争

宅配便は明治時代の「飛脚」以来130年以上に及ぶ歴史があるのだが、その中でも「ヤマト(運輸)」「佐川(急便)」「日通(日本通運)」「郵便局(日本郵政)」の主要企業がしのぎを削っているような状況にある。 さらにいうと現在では「佐川男子」と呼ば...
書評

ラーメンと愛国

もはや「国民食」として愛されているラーメン。そのラーメンも時代とともに変化をしている。名店と呼ばれる所では日本各地に支店を出し、カップラーメンのプロデュースまで行い、かつカップラーメンもカレーやトマトなど味も多岐に広がっていった。 そもそも...
哲学

悪の哲学~ 中国哲学の想像力

「悪」とは何か。 「罪」を犯してからなのだろうか。それとも人間としてはずれたことをやってからなのだろうか。それは定かではない。 自らの「道徳」の中にある「善」と「悪」その二項対立の狭間は、何があるのか不明であるが、本書はその中で「悪」そのも...
日本史

武具の日本史~正倉院遺品から洋式火器まで

日本人と武具の歴史は、広義で言えば旧石器時代のころからあるのだが、際だって日本として「武具」を有名にしたのは武士が誕生した平安時代後期にまで遡る。ちょうど時代としては「中世」という立ち位置にあるのだが、その時代から武具はどのように進化を遂げ...
書評

哲学者クロサキの哲学する骨董

私たちの世代だと「骨董」というとピンとこない人が多いかもしれない。何せ美術品などの「物欲」そのものが薄れてしまっている。 しかし「骨董」にかぎらず美術・芸術のものには、言葉にできないほどの「美しさ」がある。その「美しさ」に魅入り、さらに骨董...
書評

タイガーズ・ワイフ

一言で言えば「虎の嫁」と言える作品。「嫁」とはいっても年端のいかない少女のことであり、虎と心が通じるからそう呼ばれたのだという。 本書は紛争の戦禍により被害を受けた動物園も舞台の一つとなっている。その紛争の描写はあまりにも生々しいのだが、事...
技術

鉄道と国家─「我田引鉄」の近現代史

鉄道は明治5年に新橋~横浜間に初めて敷設されて以来ずっと交通インフラとして欠かせないものとなった。しかし私は大学に入学する前までは全くと言っても縁遠い者であった。大学時代も小樽・札幌間くらいしか行かなかった。電車が重要な交通手段として認識で...
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