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書評

スマート革命―自動車・家電・情報通信・住宅・流通にまで波及する500兆円市場

日本政府や経済産業省が掲げる「新成長戦略」の一つとして「環境・エネルギー分野」の成長がある。その中で注目を集めているのが、本書で紹介する「スマート革命」と言うのがある。エネルギーインフラ、そこから派生して自動車や家電、情報通信と言った所まで「スマート化」を行おうというものである。「ものつくり」の分野では世界でもトップクラスと言われている日本であるが、最近では韓国やアメリカなどに後れを取っている現実 […]

だれでも1日200回はウソをつく! ウソのつき方・つかれ方 知らなきゃ損する「ウソ大全」

思わず「嘘!!?」と想ってしまうようなタイトルである。 しかし1日に1回とまでは言わずとも生きている中で回数は問わずして嘘をついた事はある。それが無意識、もしくは意識的に行ったとしても、である。子どもの頃「嘘をついてはいけない」と教わった人も多いと思うが、悲しきかな大人になっていくうちに「嘘」という言葉で塗り固められた世界にはまることとなる。 ただ「嘘」を一括りにしても、人を騙す・陥れる・滅ぼすよ […]

人に好かれる笑いの技術

「言葉」や「笑い」というのはメカニズムがわかりにくく、奥が深い。でも私たちの考えている以上に面白い物がある。いくら論理的に、かつ明快に話しても相手に伝わらない物もあれば、支離滅裂なトークでもものすごく面白いものまである。 その差はいったい何なのだろうか。本書は欽ちゃんこと萩本欽一に師事し、「欽ドン」や「欽ちゃん&香取慎吾の全日本仮装大賞」「SMAP×SMAP」などの番組を手がけた敏腕放送作 […]

昭和史を動かしたアメリカ情報機関

本書のタイトルにある「アメリカ情報機関」はご存じの方も多いが「CIA」のことである。CIAができたのは1947年の時であり、それまではOSS(戦略事務局)やCIG(中央情報グループ)を経て、国家安全保障法により誕生している。本書で紹介するのはCIAになる前後の諜報活動の考察であるが、便宜上「CIA」に統一している。 第一章「「ルーズヴェルトの陰謀」はあったのか」 ここでは1941年12月8日に起こ […]

災害防衛論

地震や台風、火山噴火など日本は毎年のように何らかの災害が起ると言われている。自然災害である以上、食い止めるというのは至難の業であるが、災害から身を守るという事は少なくともできる。 「災害大国」と呼ばれる日本の中では「災害防衛」は無くてはならない物であるが、その重要性について知らない所も多い。本書は想像を絶する災害から自らの身を守るために、「災害防衛」についてどのような考え方が必要か解き明かしている […]

北の後継者 キム・ジョンウン

(株)オトバンク 上田様より献本御礼。 すでにメディアでは金正日の後継者は金正恩と報道されている。しかしこの後継者問題も5年(所によって10年)も報道され続けた。憶測も多かったようだが、正恩体制となった所で拉致問題や核問題、さらには人権と言った所まで日本が北朝鮮に対して強い姿勢で臨まなければならないことは変わらない。 さて、本書はメディアでは「金正日の料理人」としてテレビに、雑誌にと引っ張りだこで […]

サポートさん

本書は「マゼンダ100」や「ヘヴンリー」といった作品で有名な日向蓮氏の短編集である。その中でもサポートや後輩など華麗に輝く主人公の裏方、つまり影にあたる人物についてスポットを当てた作品である。 確か「裏方には裏方の美学がある」という言葉を聞いたことがあるのだが、まさにその美学について伝えようとしているように思えた。 かくいう私も吹奏楽ではチューバ、オーケストラではコントラバスと「音楽の面」で裏方を […]

速読しないで1冊読める! 10分間リーディング

書評仲間である鹿田氏であるが、昨年の11月に「大事なことは すべて記録しなさい」という本が上梓された。その本はとにかくブログなどから得た「記録」について、が中心であったが、本書はもう一つのホームグラウンドといえる「読書」について紹介している。 よほど速読の力を身につけないと10分読めない、10分だと読んだことにならないのでは、と考える人も多いことだろう。しかし「読書」に対する考え方をシフトすると、 […]

やさしい精神医学入門

精神医学が認知されだしたのはごく最近のことである。この言葉が使われ始めたのは19世紀になってからであるが、実際に精神分析が行われるようになった時は1850年頃、それ以降、ブロイラーやフロイトなど精神分析の権威も生まれてきた。 日本では精神科という医療のカテゴリーができた1950年あたりに形作られたが、東京裁判において思想家の大川周明が精神的疾患(後に梅毒と判明)により免罪となった所を考えると戦前・ […]

100円ショップの会計学

普段よく足を運ぶ「100円ショップ」があるが、いろいろな品物がそろっていることで有名である。しかも値段もほとんどが「100円」でとてもお得である。しかし「会計」から見て「100円ショップ」はどのような特徴があるのかについてはこれまで紹介されていなかった。本書は「会計学」という立場から「100円ショップ」について分析を行っている。 第1章「「100円ショップ」は”数”で勝負す […]