書評

宗教

最後の審判-終末思想で読み解くキリスト教

ミケランジェロ・ブオナローティの代表的な絵画に「最後の審判」がある。現在はバチカン市国にあるバチカン宮殿のシスティーナ礼拝堂の祭壇に描かれている。この「最後の審判」はキリスト教における「終末論」の考えにあり、「怒りの日」と同義に扱われている...
書評

叙述トリック短編集

本書の冒頭に この短編種は『叙述トリック短編集』です。収録されている短編には全てトリックが使われておりますので、騙されぬよう慎重にお読みくださいませ。p.8より と記載されている。しかも冒頭は「読者への挑戦状」と銘打っており、著者と読者との...
日本史

神々の復讐 人喰いヒグマたちの北海道開拓史

すでに時期は冬に入っており、熊を始め一部の動物は「冬眠」の時期に入り、ある意味落ち着いたシーズンと言える。それ以前までは特に出身地である北海道を中心にクマの出没情報が後を絶たなかった。襲われたといった話はほとんどなかったものの、先日、熊を飼...
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ミステリー

あの日の交換日記

「交換日記」自体、現在あるかどうかはわからないのだが、私が学生だった当時はごくわずかだったとはいえやっている人たちがいた。どんなことを書くのかというと、何も日常的な事を書いただけとのこと。今となってはメール、さらにはLINEなどのチャットな...
日本人

幕末の先覚者 赤松小三郎―議会政治を提唱した兵学者

今こそ衆議院・参議院といった議会政治は行われている。もっともこの「議会政治」をなし得たのは帝国議会を樹立し「国会を創った男」として知られる板垣退助に他ならないが、板垣以前に「議会政治」を提唱した人物がいた。本書はそのうちの一人である赤松小三...
書評

インタビューズ

実際に私自身インタビューを行った事が何回かある。仕事と言うよりも、プライベートの場のインタビューしかないのだが、実際に質問をしながらその人の本質を明かしていくのがどうしても面白い。 本書は「平成」と呼ばれる時代について、100の人びととのイ...
世界史

世界の神話 躍動する女神たち

世界にはそれぞれの場所における「神話」があり、その中でも「神」は存在する。日本でも八百万の神と数多あるが、海外における神話でも八百万とまでは行かなくとも、多くの神々が活躍していた。 その中でも本書は「女神」にフォーカスを当てている。「女神」...
書評

ふりかえる日、日―めいのレッスン

物語は、突然の出来事などから起こることもあれば、何気ない日常からも生まれる。特に何気ない日常の中にも多少なりの「変化」があるのだが、その「変化」のあり方が、日々の物語を紡いで行く。 本書は主人公の姪が日々触れるあらゆるものに耳を澄ませて成長...
書評

大都市はどうやってできるのか

ここ最近コロナ禍により、首都圏を離脱して、地方に本社を移転するという動きが見え、なおかつ人口の流れも同じような動きを見せている。ただ年代や場所によっては転入が多く、人口も増加している所もあるため一概には言えない。 そもそも企業や人が続々と入...
ミステリー

新説 東洲斎写楽 浮世絵師の遊戯

「浮世絵」の絵師の中では特に有名な東洲斎写楽(とうしゅうさい しゃらく)。しかし彼が浮世絵師として活躍したのは1794年~1795年のうちわずか10ヶ月ほどである。たった10ヶ月の中で何十枚と残し、忽然と姿を消した。もっとも写楽の生没年も不...
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