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書評

GAFA部長が教える自分の強みを引き出す4分割ノート術 「最高の仕事領域」をみつけよう!

自分自身の「強み」はどこにあるのか。なかなか見つからないと考える人も多いことだろう。かくいう私も未だに見つけられず苦しんでいる状況にある。 そこで本書である。本書は「ノート術」であるが、仕事のノートと言うよりも、自分自身の「強み」を引き出し、その上で、何を行っていくべきかのビジョンを見いだすためのノート術である。 CHAPTER1「タイヤなくして、車は走らず―最強の武器は「自分の見える化」」 「自 […]

旅を栖とす

ここ最近エッセイを読むのだが、たいがいは「旅」にまつわる本が中心となっている。仕事柄、旅行に行く時間もなく、なおかついざ旅行をする時間があったとしても、どこに行こうか迷っている間に時間が無くなってしまう性分である。そのためか旅らしい旅は人生において数えるほどしかない。 私事はさておき、本書の著者はバックパックで10年もの間、国内外を渡り歩いていた。その10年の旅の記録を綴ったエッセイである。アジア […]

愛国の起源―パトリオティズムはなぜ保守思想となったのか

「愛国」と言う言葉が出てくると、「右翼」や「右派」「保守」といった言葉と直結する論者も少なくない。もっとも「愛国」は、「自分の国を愛する心」そのものであり、どのような思想であれ「国を愛する」ことを意味している。しかしどういうわけか、その愛国心が、政治主義の「パトリオティズム」となり、保守思想の一つとなっていった。 そもそも「愛国」はどのような歴史を辿り、保守思想へと行き着いたのか、その歴史を本書に […]

ないものねだりの君に光の花束を

人には何かしらの「個性」がある。しかしその「個性」を否定するか、あるいは気づかないといったこともあり、そのことによって「自分には『個性』がない」と否定的に見てしまう人も少なくない。そのような人となると、かくいう私も昔はそうだったのだが、相手に対して個性の「ないものねだり」をしてしまう傾向にある。 本書は個性が無いと思ってしまい「ないものねだり」をしてしまう女子高生。しかも自分はずっと「脇役」だと認 […]

無国籍と複数国籍 あなたは「ナニジン」ですか?

先にも述べたように、日本では「国籍法」により、1つの国しか国籍を持つことができない。もし日本国籍を得ようとするのであれば、他の国の国籍を放棄する必要がある。しかし国内外に目を向けてみると「無国籍」の人もいれば、実際に他国の国籍をいくつか持っている「複数国籍」の人も現にいる。そもそも無国籍・複数国籍がなぜ存在するのだろうか、またその「国籍」を巡ってどのような問題が存在するのか。本書ではそのことについ […]

情熱の砂を踏む女

スペインは「情熱の国」というイメージがあり、なおかつステレオタイプのイメージとして「闘牛」がある。現にスペインでは年数十回バルセロナの「ラ・モニュメンタル」という闘牛場で、行われている。 闘牛自体はスペインに限らずポルトガルやフランス、さらには形は違えど日本でも行われているが、「闘牛」というと「スペイン」というイメージがつよい。もっとも歴史的にも中世から行われた記録があり(諸説ある)、多いときには […]

噴火と寒冷化の災害史 「火山の冬」がやってくる

日本では火山をいくつも抱えている「火山大国」と呼ばれている。また日本に限らず世界各地にて火山があり、中には噴火をしている所もある。 今年もいくつかの山などで火山噴火があったのだが、特に強いものとしては1月15日にあったトンガの「フンガ・トンガ噴火」がある。トンガ国内では甚大な被害を及ぼしたほか、日本でも津波が発生するなどのことがあった。 本書はこの火山噴火は地球における「気候」に大きな影響を及ぼす […]

恋に焦がれたブルー

「一途」と言う言葉がある。調べてみると、 一つのことに向かい、他をかえりみないこと。ひたすらなこと。ひとすじ。「広辞苑 第七版」より とある。一つのことに対してひたむきに頑張る人・ことをさているのだが、本書は恋に、そして靴にと、ひたむきに向かう姿を描いている。その恋の相手は同じ学年の女子高生。ボロボロの靴を履き、友達もおらず、笑顔も無かった。しかし一途な男子高校生との出会いで変わっていった。 また […]

リモートワーク段取り仕事術

新型コロナウイルスが落ち着くかと思いきやもう第8波が来るのではないかといった状況にある。仕事を行っている中には、完全テレワークを行っている所もあれば、流行の度合いによって出社・テレワークと変える所、さらには完全に出社を行う所もある。 会社によってそれぞれの部分があるのだが、特にテレワークとなると主に自宅などで仕事を行うといったことがほとんどである。では自宅におけるリモートワークをいかにして行ってい […]

幾千年の声を聞く

不思議な一冊である。本書の冒頭を見るとオンラインゲームのスタートが出ているため、ファンタジーか何かのゲームを描いているのかと思ってしまう。もっともキャラクター・舞台背景・時代設定においてもどうもファンタジーのようでいてならなかった。 しかし本書を「不思議」たらしめる所なのか、各章の冒頭にて「定時観察報告」がある。ファンタジーのような展開を見せている一方で、「定時観察報告」の中に、登場人物ですら想像 […]