キャラクターとは何か

キャラクターというと、マンガやアニメに出てくるものを連想してしまう。そもそも「キャラクター」を辞書で調べてみると、 1 性格。人格。その人の持ち味。「特異な―の持ち主」 2 小説・劇・映画などの登場人物。goo辞書より一部抜粋 とある。 本書でもその考えに漏れずアニメやマンガにおけるキャラクター像の歴史とビジネス展開についての考察を行っている。 第1章「キャラクタービジネスの近代史」 キャラクター […]

ゾウを倒すアリ

経済界のみならず、政治的な世界、もっと大きくは「国家」の世界でも「ゾウ」と呼ばれる存在と「アリ」と呼ばれる存在がある。その「アリ」が「ゾウ」を倒す事象もごくまれにであるが存在するのも事実である。本書はその事象がなぜおこるのか、そしてその事業を興すビジネスモデルにはなにがあるのかについて紹介している。 第1章「「人間力を磨くビジネスモデル」で勝つアリ」 会社を運営するのも、そのもとで働くのも「人」で […]

シマウマの逃げ方 ライオンの追い方

株式会社ワダエンジニアリング 島津様より献本御礼。 最近では「草食系」「肉食系」という言葉がよく出くわす。主に私たち、もしくはその周りの人たちを揶揄しているのだが、ビジネスの場でもそのような言葉を使うところもあり、ビジネス書にも存在するほどである。しかしどちらが良い・悪いかはそれぞれの良し悪しがあるため、区別することは難しい。 本書の話に移るが、本書はその草食系を代表する「シマウマ」と肉食系を代表 […]

トコトンわかる株式会社のつくり方

著者の一人である原様より献本御礼。 「株式会社」というと、多くは今ある企業のほとんどを連想し、それを設立するためには多大な資金が必要と思ってしまう。 確かにその通りである。平成18年の会社法改正が施行されるまでは。 改正されてからは「資本金0円」でも株式会社は設立できる時代に入ったと言われており、かつ「スモールビジネス」の時代と呼ばれているだけあり、小規模な「株式会社」が数多く設立されているのだと […]

プロカウンセラーの聞く技術・話す技術

マルコ社様より献本御礼。 人に対して「話すこと」「聞くこと」は紛れもなく「日常茶飯事」である。ごく当たり前のように行うからでこそ上手になることも重要である。 しかしその「上手になる」にもビジネスマン向け、あるいは日常会話向け、カウンセラー向けと様々とあり、アプローチも様々である。 本書はその中でも「カウンセラー」の角度からのコミュニケーションの技術を伝授している。 Lesson01「聞くのが下手な […]

坊主失格

著者は僧侶の立場としてビジネスや人生において大切なことを仏教としてどうあればよいのかを示した本を多数上梓している方である。 その著者が僧侶になる以前の時代は、現在から見ても「とても」考えられないほど「渇望」「煩悩」「暴走」「狂気」といったネガティブな感情に苛まれた過去があった。 様々な方面で活躍している有名な僧侶、その方の過去を映し出した本は他にない。 今となっては日本で有名な僧侶の一人となった著 […]

エジプト革命―アラブ世界変動の行方

アフリカ北部にあるエジプトにて大規模なデモが起こり、長きにわたり独裁政治を続けてきたムバラク政権が崩壊した。それがエジプトを越え、リビア、バーレーンなどのアフリカ、中東諸国に波及し、世界的にも話題となった。私の趣味の話になってしまうが、その影響により2011年シーズンの第1戦になるはずだったバーレーンGPも中止となった。 俗に「アラブの春」と呼ばれる現象だが、本書はその中東を中心に大規模な革命の起 […]

ワークソング

「労働者のための歌」なのか、それとも「労働のことを歌う歌」なのか。辞書によってはまばらであるが、多くは「作業歌」や「労働歌」という意味である。酒造りや工場、あるいは「蒲田行進曲」のように映画撮影所(松竹蒲田撮影所のこと)のことを歌う、いわゆる「社歌」もそれにあたるのかもしれない。 しかし、本書はそのことを投影した作品ではない。ボルト会社が倒産寸前の危機に直面しながらも倒産しない、しかも「倒産寸前」 […]

反情報論

今となっては「情報社会」と呼ばれるがごとく、インターネットや雑誌などが多く、様々な情報があふれている。そのことにより情報の「価値」そのものは玉石混淆の度合いが強く、かつ正確であり、かつそれを速く得るためにはどうしたらよいかと言うの本もでてきている。 しかし本書では情報そのもの流れの歴史とともに、そのような情報社会について反旗を翻している。 1.「致命的な誤解」 ニュースやインテリジェンス(諜報)、 […]

「いつまでもクヨクヨしたくない」とき読む本

あさ出版 吉田様より献本御礼。 みなさんはどのようなときに「クヨクヨ」するのだろうか。仕事に失敗したときか、信頼している人に罵倒されたときか、大失恋をしたときか・・・。人それぞれであるが、だれしも「クヨクヨ」するとネガティブな感情に苛まれてしまう。その度合いによって「うつ」に悩まされることもあれば、最悪の場合、自殺に追い込まれることさえある。 しかしその「クヨクヨ」こそ成長の中でもっとも重要なこと […]