世界史

台湾意識と台湾文化―台湾におけるアイデンティティーの歴史的変遷

本書は中国語による「台湾意識与台湾文化(台湾大学出版中心、2007年)」より1・3・4・6・7章を抜粋して日本語に翻訳したものである。台湾の意識というのは時代とともに大きく変わった。戦前には日本の植民地として日本人意識を学び、蒋介石率いる国...
国際政治

ロシアはどこに行くのか─タンデム型デモクラシーの限界

昨年の5月にロシアの大統領がネドベージェフとなり、8年間大統領の椅子に座っていたプーチンは首相の座に座った。しかしロシアの政府では「首相」こそ最高権力者である。しかも大統領と決定的に違うのが、人気がない、つまり何年でもその椅子に座れるという...
仕事術

小飼弾の 「仕組み」進化論

「404 Blog Not Found」でおなじみの小飼弾氏の1冊。今年は「仕組み」の年なだけにまさに狙っていたかのような1冊である。 では小飼氏の言う「仕組み」とは一体何なのかということについて紐解いてみよう。 Part0「仕組みづくりが...
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哲学

老いの身辺をさわやかに生きるための言葉

日本は高齢社会となり、やがて「超高齢社会」となる。 高齢人口は日本の人口の4割を占めることになる。 健康的な高齢者がいる中で、明日の人生も分からない人もいる。 高齢になるのを怖れている人もいる。 ではどのようにして老いたらいいのか。 「老い...
書評

会社に人生を預けるな リスク・リテラシーを磨く

勝間氏の新刊を見るとこう思えてならない。 「中谷彰宏ばりになってきたなぁ」と。 中谷彰宏と言えば当然自己啓発本など800冊以上を世に出している。年齢がもうすぐ50歳なので、著者としていつデビューしたのかはわからないが、一応85年と概算する。...
書評

21世紀の国富論

アダム・スミスの「国富論」を21世紀版にして書いたのが本書である。「国富論」のことについてちょっと簡単に説明しておく。 「国富論」は略称であり、正式には「諸国民の富の性質と原因の研究」という。これはアダム・スミスが1776年に出版された著作...
国内

本質を見抜く「考え方」

京都大学の教授であり、国際政治学者である中西輝政氏が政治学としての「考え方」を伝授した一冊である。本書のまえがきで、 「私たち学者は、常にこの(他人のゆがんだ視点などの支配)危険に身をさらしていると言えます。」 つまり他人の考えを鵜呑みにし...
エッセイ

常識崩壊

「食品偽装問題」「サブプライム」「ねじれ国会」など、日本の常識が崩壊していると元検事(通称、モト検、ヤメ検)の国際弁護士牛島信氏が、弁護士からの目線で今の事件や事柄について常識の欠如・崩壊を危惧しているエッセイ集であるが、本書自体は「Lex...
セミナー&パーティー出席記録

08年度卒 社会人1年目限定同窓会 感想

最近セミナーに行って思うことが、 「同期がほとんどいない」 ということ。 そこでMasterさんがJOBWEB主催の同窓会に参加したということをupしたことに一念発起して、私は社会人1年目ということなので 「08年度卒 社会人1年目限定同窓...
書評

想い出のブックカフェ 巽孝之書評集成

今日は日曜日。 特段の例外がなければこの日の主要新聞は必ず「書評」の欄、読書案内の欄がある。書評をやっている私にとって勉強にもなり、参考にしているほどである。 著者は慶応義塾大学文学部の教授であるが、朝日新聞や読売新聞などで書評を担当したば...
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