変わる世界で日本はこうなる!

2008年10月にアメリカ大手証券会社「リーマン・ブラザーズ」が破たんし、世界に経済は減速した。日本も例外なくその影響を受け、日経平均株価も一時7000円台を割り込むという事態になった。雇用状況も「派遣切り」や「内定取り消し」などが相次ぎ、世界的に経済は不安定に陥っている。政治もまた「定額給付金」や「解散」、あまり関心がないのだが「かんぽの宿」のことについて紛糾している、というよりも足踏み状態とい […]

ワクワークショップ Vol.01

昨日は「読書ノススメ~読書とは「読んだら書く」~」でおなじみの竹原さん主催の「ワクワークショップ Vol.01」に参加いたしました。講師の方は横田尚哉氏。 昨年の10月の出版記念講演会でファンクショナル・アプローチ(以下FA)についての実践編、自己投資についてのFAという内容のものでした。 内容に入る前にちょっと会場にたどり着くまでのいきさつについて恥ずかしい話を。 実は開始時間と会場を間違えてし […]

琢磨、シート争いに敗れる

ブルデーのトロロッソ残留が正式発表! 琢磨、シート争いに敗れる 6日、スクーデリア・トロロッソが、セバスチャン・ブルデーの残留を正式に発表した。来季同チームはブルデーとセバスチャン・ブエミのコンビで戦うことになる。(中略)これで、売却された場合のホンダF1のシートを除き、全チームのレースシートが埋まったことになる。 上記のようにトロロッソも決まりました。すでに決まったブエミに続いて、ブルデ―が残留 […]

戦う動物園―旭山動物園と到津の森公園の物語

旭川市にある「旭山動物園」、福岡県北九州市にある「到津の森公園」の共通点は絶望的な危機となった状態から見事に変貌を遂げたことにある。かたや試行錯誤の末「行動展示」を行うことによって「日本一の月間入園者数」を記録し、かたや地域の力でもって閉園から復活させた。本書はこの2つの動物園の復活へのエピソードと両園長の交流について書かれている。中公新書は学術的なものが多く読みにくいものが多いが、良い意味で「中 […]

食料自給率のなぜ

現在日本の食料自給率は40%である(カロリーベース)。先進国の中でも最低の数字である。残りの60%は当然輸入に頼っていることになる。今では円高により輸入品は安く手に入るようになったのだが、「戦後最長の好景気」と言われた時は原油高の高騰などにより食品などが軒並み値上がりした。さらに異常気象も頻発しており事あるごとに影響を受けやすい。さらに経済は「世界恐慌」という非常事態であり、オバマ政権が「スーパー […]

エリー(C)―茅ヶ崎の海が好き。

昨年の8月のライブを最後にサザンオールスターズは無期限の活動休止となった。ファンである私は再び「サザンオールスターズ」が復活し、ライブを行い、シングル・アルバムを出すことを切に願っている。 サザン関連と言ってしまうとかなり失礼だが、本書の著者はあの桑田佳祐の実姉であるが、この方は本書を完成して10日後に帰らぬ人となった。つまり本作は史上唯一の桑田佳祐、及び茅ヶ崎についての自分自身の話を一冊にしたも […]

コスメの時代―「私遊び」の現代文化論

本書を読んで、ずっと前に「電車の中で化粧する女たち」を書評したことを思い出す。確かこの時に書いたのは、「化粧とファッションについて」、「化粧はマナー違反であることの反駁を求める」ことであった。今思えばこのコスメと「遊び」、「オタク」の考察についてがほとんど書かれていなかったことに気づく。だが本書はこういったことをさらに深化して考察している1冊である。 序章「ファッションの八〇年代から化粧の現代へ」 […]

圓楽 芸談 しゃれ噺

2006年春に五代目三遊亭圓楽が笑点を引退、それと同時に落語界からも一線を退いた。私は圓楽の落語はCDでしか聞いたことがないが十八番の「浜野矩随(はまののりゆき)」や「中村仲蔵」であれば聞いたことがある。圓楽の話を一言で言うと芝居噺を聞いたことしかないせいか「迫真」と言うほかない。今度は圓楽の人情噺、とりわけ涙を誘うような噺を聞いてみたい。 それはさておき本書は三遊亭圓楽の生い立ちについてつづられ […]

上に立つ者の心得―『貞観政要』に学ぶ

「論語」や「孟子」なら中国の古典として聞いたことがあるだろう。 では「貞観政要(じょうがんせいよう)」は聞いたことがあるかというと、おそらく知らない人が多いだろう。ではこの「貞観政要」とは一体何なのかというと、簡単にいえば「帝王学」という類に入る。そう考えると「論語」と似ているのかというと、似ていない部分の方が多い。 というのはこの「貞観政要」はどのように統治したらいいのかというのを具体的に書いて […]

不安定社会の中の若者たち―大学生調査から見るこの20年

私は1985年生まれであるので「若者」に分類されるだろう。今言われている「若者」というと「就職氷河期」という名の就職難にさらされ、さらに格差社会にもさらされた「貧困」や「ロストジェネレーション世代」、さらに私たちの世代、通称「カーリング世代」を言っている。 毎度のことながら「最近の若い者は…」という俗流若者論が所々言われる。だが昔の「若者」は一体どうなのか、どのような経緯でこういった「若者」に変わ […]