マッキンゼーで学んだ速い仕事術

仕事を行っていく上で「スピード」は欠かせないものである。しかしどのようにスピードを持って行う必要があるのか、環境にしても、書類の書くことについても、様々な面でどのような「速さ」を身につけたらよいのかわからない人も多い。 そこで本書は世界的なコンサルティング会社であるマッキンゼー・アンド・カンパニーなどで学んだ仕事のやり方を伝授している。 第1章「仕事環境・ツール」 仕事を行う中で環境・ツール・書類 […]

滅びの園

いつもある日常が突然の出来事で一瞬にして変わる。そのようなことは過去にも起こったことがあり、これからも起こることがある。しかし本書で出てくる「突然」は「未知」のものである。いわゆる「宇宙人」か「未確認生物」なのかは不明だが、有害で、無尽蔵に増殖し、地球を飲み込もうとする勢いで、「滅び」を迎える。 その危機的状況にある中で、登場人物たちはどのように相対するのか、そしてそれぞれの思いがどのように「交錯 […]

日本のコメ問題-5つの転換点と迫りくる最大の危機

日本人の多くはコメを主食としており、日本でも多くのコメを生産しているのだが、そもそもコメの生産自体が時代の「変化」にさらされ続け、問題視され続けている。しかしその「問題視」のあり方も時代共に変化し続けているのだが、その「変化」には何かしらの「転換点」が存在している。その「転換点」とこれからのコメの生産はどうあるべきなのか、本書にて取り上げている。 第一章「コメと田んぼに分けると見えてくるコメ問題と […]

株式会社タイムカプセル社 十年前からやってきた使者

人生は何が起こるかわからない。うまく行かない時もあれば、捨てたものではないと思う時もある。 本書は仕事も家庭も全て失った男性が一風変わった会社に働くようになる。しかもその会社名が本書のタイトルにある会社である。その会社は場所・時間を跨いで、手紙の配達を行う会社である。しかも男性が所属するのは配達不能になった人たちの手紙を直接届けるというものである。その先々で受取人たちと出会うことによって、男性の考 […]

ソーシャルX 企業と自治体でつくる「楽しい仕事」

松下電器産業(現:パナソニックホールディングス)の創業者である松下幸之助が「企業は社会の公器」という言葉を残している。企業は利益を追求することはもちろんのこと、社会に対して何かしらの貢献を行っていく必要があることを示している。 その「社会貢献」の一つとして行政との連携による、地域貢献なども挙げられるが、本書はそれとは異なる「官民共創」を挙げている。そもそも官民共創とは何か、そして官民共創を成功に導 […]

カナコと加奈子のやり直し

もしも人生の中に「やり直し」があるとしたら、あなたはどうするか。私の場合はやり直したい部分はあるのだが、実際にやり直すとなると、その後の人生がどのように変わり、なおかつどのような自分になるのかという「恐怖」がどうしても支配する。 とある女子高生が過去に自殺し、幽霊となった少女。その少女が高校教師と出会うことから物語は始まる。その幽霊は「人生のやり直し事業」に参加することを持ちかける。それに参加する […]

今さらだけど、ちゃんと知っておきたい「意思決定」

著者の佐藤様より献本御礼。 「意思決定」は経営をはじめとしたビジネスの世界でも、普段の生活の中でも存在する。この「意思決定」は経済の世界でも、経営の世界において、様々な「法則」や「定義」がある。ではどのような種類があり、私たちのビジネス・生活に直結しているのかを本書にて取り上げている。 第1章「ようこそ「意思決定」の世界へ「知覚」のしくみを体感する」 「意思決定」を行うのは自分自身、あるいは所属し […]

雨の日は、一回休み

「おじさんだってつらい」 この言葉がどうしても頭から離れられない一冊である。「男女雇用機会均等法」が施行される前はおじさんたちは頑張れば活躍できる土壌があった。しかし先述の法律が施行され、また社会的な風潮が変わってからは、実力などが伴わなければ、淘汰される。それは「おじさん」とて例外ではない。 本書はそのおじさんの悲哀を5編描いている。方やセクハラ疑惑をかけられ四苦八苦し、方や女性後輩と昇進争いに […]

差別は思いやりでは解決しない ジェンダーやLGBTQから考える

そもそも「差別」は人間や動物などには多かれ少なかれ「差」があることから、その上での「差別」はどうしても起こりうる。その部分は致し方ないのだが、中には解消できる「差別」も存在する。しかしその「差別」の解消はどのように行っていけば良いか、国・自治体・個人とそれぞれに分かれてくるのだが、個人における「解決」の一つの解として「思いやり」がある。 しかし著者に言わせるとそれは単なる気休めでしかなく、そもそも […]

レーテーの大河

舞台は大東亜戦争終結後から1964年の東京オリンピックにかけての期間を描いている。特に終戦直後の混乱の中で日本・満洲における激動の中で「戦災孤児」として生きてきた3人、そして関東軍として満洲に赴いていた日本兵2人が本書の主軸になる。 戦後の激動の最中で行われたとある「任務」を巡り、様々な出来事に巻き込まれる。それが東京オリンピック開催までの約20年にも及ぶ長い闘いだった。しかもその「任務」は「戦争 […]