TAG

ちくま新書

駅をデザインする

駅で移動するときに様々な駅に行きつくのだが、主要な駅の中にはデザインが施されているところも存在している。そのデザインは何を意味しており、なおかつどのように役立てられているのか、本書はそのことについて取り上げている。 第1章「駅デザインとは何か」 そもそも「駅デザイン」とはいったいどのようなものなのか、駅の案内などをわかりやすく表示する、あるいは駅の乗り換えや途中での買い物がしやすいような駅にするこ […]

使える行動分析学―じぶん実験のすすめ

世の中には様々な「分析」がある。その分析の中でも「行動分析学」というとフィールドワークなどの研究が必要になってくるのだが、その実験を自分自身で行うことができるのだという。その実験を通じて、自己分析を行うことができ、なおかつ変化できるきっかけをつくることができる。本書はそのことと、実験方法について取り上げている。 第一章「じぶん実験と自己理解―自分の行動の理由を知る」 「行動分析学」は簡単には「心理 […]

年金は本当にもらえるのか?

年金は現時点で国民誰もが加入する義務であり、なおかつ働き盛りの世代は毎月のように支払わされるものである。そしてある程度の年齢を過ぎたら、国民・厚生・共済と金額は異なるものの、毎月のように年金を受け取ることができる制度である。 しかし高齢化社会に伴い、高齢者の増加と働き盛り世代の人口が減少するなど、働き盛り世代の負担が増え、逆に高齢者はもらえる年金が減少している。極端に言うともらえないのではないかと […]

チームの力―構造構成主義による“新”組織論

ビジネスにしても一人で行えるようなものもあるのだが、多くのビジネスはだいたい2人以上のチームを組んでないと立ち行かなくなるものが多い。そこでチームをどうやって作るかである。もちろんチーム作りは千差万別とあり、形も異なってくるのだが、チーム作りの基本的なプロセスはどこも一緒である。そのチームを作るにはどうしたら良いのか、そしてチームを作ることでどのような力が生まれるのか、そのことについて取り上げてい […]

害虫の誕生―虫からみた日本史

季節は春になり、暖かくなり始めた。この季節になると虫が冬眠から目を覚まし、活動を始める時期になる。私自身虫が大の苦手であるので、それを知るだけでも憂鬱な気分となってしまう。 私に限らずとも虫の苦手な方であれば、本書に挙げられる害虫は名前を聞く、実際に見たるだけでも嫌な気分になってしまう。しかしその害虫こそ、日本の歴史を彩った存在として挙げられるという。ではどのようにして歴史を彩ってきたのか、そのこ […]

貧困化するホワイトカラー

ホワイトカラーとは簡単に言うと、サービス業に従事している方々すべてのことを表す。しかしそのホワイトカラーは年々激務にさらされ、中には過労死・過労自殺に追い込まれる方もいるのだという。政府はもちろんのこと、企業によってはそれにまつわる対策を行い、解決に向けて動き出してはいるものの、なかなか解決には結びついていない。しかも金銭面でもなかなか恵まれず、いわゆる「ワーキングプア」と呼ばれるような貧困化に結 […]

記憶力の正体―人はなぜ忘れるのか?

自分自身30を迎えたのだが、年を取ったという印象もある。元々物忘れが激しいのだが、最近それが顕著になってきた。あるとき出かける際、靴を履き間違えて戻ったのはいいが、再出発する際に傘を忘れてしまったということがある。 私事はここまでにしておいて、そもそも記憶力とはどのようなものなのか、なぜ「忘れる」のか、そして記憶力を向上するためにはどうしたらよいのか、本書はそのことについて取り上げている。 第一章 […]

町の忘れもの

「町」には様々な風景を持っており、その風景は時代とともに変化をする。もちろん印象的な町並みも変化とともに、風化してしまい、ないがしろにされていってしまう。本書はその忘れ去られようとしている町並みについて本という媒体を使って残している。 第1章「失われたものたち」 一昔前、ごく当たり前に存在した「貸本屋」や「おみくじ機」「リヤカー」と言ったものがある。その一昔前の姿の写真と、それが失われた「今」の写 […]

割り箸はもったいない?―食卓からみた森林問題

私自身、自炊するのだが、時々スーパーやコンビニで総菜を購入する。その際に「割り箸はいりますか?」と聞かれるのだが、ほとんどの場合「いらない」という。その理由は環境問題というよりも、ゴミが増えてしまい、処理が面倒という理由からなのだが、実際に割り箸がもったいないというのも理由としてある。 本書はその割り箸からどのような環境問題が存在するのか、本書は割り箸づくりの現場をはじめ、世界中の割り箸を取り上げ […]

実践!交渉学~いかに合意形成を図るか

ビジネス書のコーナーに行くと色々な「交渉術」が並んでいる。私自身交渉事がけっこう苦手であるため、ビジネス書でも交渉術を読んだり、取り上げたりする。 しかしよく考えてみると「交渉」はビジネス特有のものではない。そもそも交渉とは、 「1.ある事を実現するために,当事者と話し合うこと。かけあうこと。  2.人と人との結びつき。かかわりあい。関係」(「大辞林 第三版」より) とある。ビジネスの要素は強いも […]