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アスキー新書

適当な日本語

「適当」の意味合いは2つある。第一章の冒頭にも取り上げられているが、一つは「いいかげんであること」、もう一つは「適切であること」と、2つの意味であるが意味合いが大きく異なる。日本語は絶えず変化しており、使われ方からして一つ目の「いいかげん」に使われることもある。しかしTPOをわきまえ、文法的に正しい二つ目の使われ方もある。特に「日本語の乱れ」として槍玉に挙げられるのが「いいかげん」と呼ばれるもので […]

使ってもらえる広告 「見てもらえない時代」の効くコミュニケーション

「広告」そのものが変化しているといっても過言ではない。かつてはテレビのCMや雑誌、さらには建物の看板といった広告が主流となってきたのだが、現在はネットの広告も増えてきている。その弊害か、都市部では「白い街」と揶揄されている。 実際に「広告」というと宣伝なのだが、本当に見てもらえているのかどうかは不明である、というより「見てもらえない」といっても過言ではない。 本書はそんな時代に使ってもらえる広告は […]

教えて! カンヌ国際広告祭~広告というカタチを辞めた広告たち

「カンヌ」と言えば有名どころで言うと「カンヌ国際映画祭」があるのだが、もう一つ有名なものがある。それが本書で紹介する「カンヌ国際広告祭(現:カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル)」がある。広告業界では有名なお祭りなのだが、具体的にどのようなお祭りなのか、そしてそこで取り上げられる広告はどのようなものなのか、本書は広告祭で審査員をつとめている日本人が紹介している。 第1章「「1日 […]

あなたイズム

「あなたイズム」と言う言葉にインパクトを感じてしまうが、直訳すると「自分らしさ」とか「あなたらしさ」というような使われ方で「あなたイズム」と使われているのだろう。それはさておき会社の中では「自分らしくできない」もしくは「自分の考えに沿った仕事をする事ができない」、または「自分と組織とで考え方に齟齬があって十分にパフォーマンスが発揮されない」と言うような声を聞く。そのような方々はたいがい、仕事は「つ […]

日本の農業は“風評被害”に負けない

東日本大震災を始め、農業・漁業などに関して災害が起こると、「風評被害」と言うのが起こる。風評被害について簡単に言うと、災害における無根拠な説を流布して、農業・漁業の生産や販売を直接、および間接的に妨害するといったことを表している。とりわけこの東日本大震災では数多くの風評被害が起こっており、現在進行形にて流布されているものも少なくない。 しかしそんな風評被害に対し、立ち向かっている農家の方々も存在す […]

ロシア 語られない戦争 チェチェンゲリラ従軍記

ロシアというと今年の2月にソチでオリンピックが行われた事が記憶に新しい一方で、3月辺りからクリミア独立について欧米諸国と対立していると言う印象も捨てきれない。現在のロシアは資源による経済発展は目覚ましい一方で、踊り場にさしかかっており、資源の輸出や技術協力を求めて日本をはじめとした国々との外交を行っているのだが、先述の出来事により、なかなか上手く行っていない側面がある。 その一方でロシアは前からチ […]

パソコン疲れは首で治せる!

ここ最近パソコンとにらめっこすることが多くなったが、かねてから疲れやすい体質のせいか、けだるく感じてしまうことも少なくない。もちろん眼の負担も多いので、疲れ目になる事も度々ある。疲れやすいのもそうだが、他にも頭痛はないものの、肩こりが酷くなることもあるのだが、これらは目薬だけではどうにもならないのだという。 本書のタイトルにもあるとおり、首を治すだけでパソコン疲れを解消することができるのだが、具体 […]

iPhone vs. アンドロイド 日本の最後の勝機を見逃すな!

本書が発売されたのは今から3年前の3月である。ちょうどその時は東日本大震災が起こった時期でもあるが、それは置いといて、この時期にはスマートフォン(以下:スマホ)の需要が伸び始め、ガラケー(ガラパゴス携帯、フィーチャーフォンのこと)の需要が低下してしまい、もう滅びるだろうという声があった。その当時から3年経過したとき、スマホは未だに活況を呈しているが、同時に陰りも見え始め、逆にガラケーが復活の兆しを […]

ビジネスは「非言語」で動く 合理主義思考が見落としたもの

ビジネスは「言葉のやりとり」なのかもしれないのだが、言葉では言い表せない「非言語」の部分もあるのだという。著者である博報堂ブランドデザインでは、ビジネスにおける「非言語」とは何か、そしてどのように役立つのかを分析し、解き明かしている。 第1章「「たとえ」は、なにを伝えているのか」 「たとえ」はある事象のことを引き合いに出して説明することを表している。喩えの方法によって相手が伝わりやすくなるのか、伝 […]

生き残るメディア 死ぬメディア 出版・映像ビジネスのゆくえ

メディアは変化しつつある。その変化はインターネット、とりわけSNSや動画共有サイトが出てきてから顕著になり始めた。最近では新聞やTVが滅びると主張する本まで出てきているほどである。 しかし新聞も、TVも、雑誌も、紙の書籍も無くなることは無いと思う。しかしそれらは様々な形で「変化」を起こさなければ、生き残ることは非常に難しいのも事実としてある。 さらに言うとメディアをつくる人でも新しい「価値」を提供 […]