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アニメ

メディア進化社会

本書はメディアの変遷と進化を5章に分けて考察を行っている。 第1章はメディア論について。ここでは電子書籍の不振や大手マスコミのネット取材の現状、そしてコンテンツ配信について書かれている。まず電子書籍についてであるが諸外国では進んでいるのに対し日本ではそれほど進んでいないことも現実である。 とはいえ日本でもニンテンドーDSにて電子書籍が出回っており唯一の救いといってもいいかもしれないが、文学作品しか […]

「ジャパニメーション」はなぜ敗れるか

わかっての通り「ジャパニメーション」というのは「ジャパン」と「アニメーション」を合わさった日本アニメの造語である。漫画原作者であり、サブカルチャー評論家の大塚英志氏は日本アニメは破れていると主張している。 本書に詳しく書かれているが、まずは「東京国際アニメフェア」などのアニメの国策化をはじめ、宮崎アニメでの海外でのヒットに関する批判やアニメ産業の構造改革や、ハリウッド化など様々な事柄について批判を […]

「おたく」の精神史 一九八〇年代論

本書は1980年代における「おたく」の精神を著者自身の自叙伝的に綴った評論本である。 1980年代は「風の谷のナウシカ」「天空の城 ラピュタ」をはじめとして様々な印象に残るアニメが世に送り出された年代である。しかし本書では「ロリコン漫画」の誕生をはじめとしてエロ本文化について多く書かれていた。 「おたく」というわけであるのでアニメについてものすごく書かれている印象が強かったものの本書ではそれほど多 […]